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鈴木健.txtブログ――プロレス、音楽、演劇、映画等の表現ジャンルについて伝えたいこと

BGM:Polysics『Monsoon』

 

九州プロレス15周年記念大会終了後、元木寛人アナウンサーがこれから深夜に放送される大会の模様の編集に立ち会うというのに、のうのうと博多ラーメンを食べにいきましたよ。考えてみればこの数年、同団体のコメンタリーで何度も福岡にいきながら、一度も地元のラーメンを食べたことがなく、これは画竜点睛に欠くと思い立ったのでした。

とはいえ博多ラーメンはそれこそゴマンとあるわけで、地元民ではない自分のような輩にはどれも大差はないという認識。ならばものすごくスタンダードに「元祖長浜屋」にしようと思ったのですが…ここはメニューに白飯がなく、それが「ラーメンはご飯のおかずであり、よき友」が座右の銘である私的にはネックでした。

そこでテレビ業界の酸いも甘いも噛み尽くした元木さんにオススメの店を問うたところ「ここは間違いない!」とザ・マスターばりに断言されたのが「Shin-Shin」という初耳のお店。こちらが素人だから初耳なだけで、地元ではチョー人気店とのこと。

かくして20時ぐらいにいくと、確かに15人ほどの行列が! 時間がある限り並ぶのは苦ではないし、回転も早くそう待たずに入れました。

 



チャーシュー麺をバリカタで頼むとほどなくして着丼。まるで博多ラーメンの教科書のような安定のヴィジュアルの横にライスがいる安心感よ。

味に関しては説明不要でしょう。ああ、俺は今、博多にいるんだな(天神だけど)という実感が薬味に。もちろんメシウマですわ。

 



毎度思うのですが、ラーメンのスープって言うまでもなく麺そのものをおいしくする使命を担い製作されておるのですが、裏任務としてはどう考えても対米ですよね。だからこそ、よりマッチングさせるべく「ラーメンのスープとものすごく合う米」というネーミングで品種開発すれば、世のラーメン店が殺到するのではと。

お店を出るさい、数時間前まで見ていた福岡国際センター大会のポスターが貼られていたことに気づく(入店した時点で気づけよと)。九州プロレスのどなたかが営業に来たようです。筑前理事長かな、ばってん×ぶらぶらかな、はたまたビル山口リングアナかななどと想像しつつ、4024人集めた頑張りの一端を思わぬところで目撃したのであった。