只見線とフラワー長井線がプロレスでつながる――全国に広げようプロレス鉄道の輪・前編 | KEN筆.txt

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鈴木健.txtブログ――プロレス、音楽、演劇、映画等の表現ジャンルについて伝えたいこと

BGM:前川清『雪列車』

 

この秋、プロレス界では2週間で3度、列車内におけるプロレスの試合がおこなわれるという未曽有の事態となった。今年に入り2月から5月にかけて豊橋鉄道、天竜浜名湖鉄道、埼玉高速鉄道浦和美園駅ホーム、ことでん琴平線と鉄道プロレスは4度開催されており、このようなことは野球やサッカー、相撲といったスポーツに限らず音楽ライブ、将棋、積み木など文化系エンターテインメントでも前例がなく、改めてそのフレシキブルなジャンル性がいかんなく発揮されたと言っていいだろう。

 

まず9月18日にDDTが開催した史上初の「新幹線プロレス」は、各大手メディアがこぞって飛びつき大々的に報道されプロレスの枠を超え世間にまで響いた画期的な試みだった。東京ドームで無観客の中(コロナ前)闘った高木三四郎と鈴木みのるならではのなせる業。これによるパブリシティー効果は絶大なるものがあったと思われる。

 

高木大社長は宇宙ステーションでのプロレスをぶち上げており(その前に、東京ドームで宣言した「無人島プロレス」も実現させなければ)、みちのくプロレス50ヵ年計画として月への進出を1993年の時点で宣言しているザ・グレート・サスケよりも先に宇宙空間でのプロレスを実現させるべく、鼻息も荒い。おそらく今回の新幹線プロレス同様、観戦チケットは瞬殺するだろうが、その場合のチケット代がいくらになるかも興味深い。フツーに特リン1万円、リングサイド7000円、指定席5000円、自由席3000円、立見1000円にしたらすごいと思う。

 



新幹線プロレスによって、プロレスと鉄道の親和性が世に知れ渡った12日後の9月30日、新潟の小出と福島の会津若松を結ぶJR只見線では3年ぶりとなる「只見線列車内プロレス」が開催された。こちらは2011年の豪雨により鉄橋が流されるなどの甚大な被害を受け、11年間に渡り一部区間が不通となり復旧を目指していた。

それを支援するべく「諦めずに立ち上がること」を体現するために、2017年より新潟プロレスの全面協力により始まったのが列車内プロレスだ。2021年と2022年はコロナの影響により開催を断念せざるを得なかったがこの間、不通となっていた只見駅-会津川口駅の復旧工事が完了。昨年10月1日に、只見線は宿願だった全線開通を果たす。その1周年を記念し、只見線プロレスも復活と相なった。

 

母方の実家が只見線新鶴駅前とゆかりがあることから私も2019年と2020年に列車内実況として参加させていただいており、3年ぶりに彼の地へいけることを楽しみに前日の夕方、出発地点となる越後須原へ入った。宿舎である「浦新」は2019年以来だったのだが、4年前に選手・関係者のハートをわしづかみにした名物猫のトラさんもお元気で、到着するなり外で迎えてくださった。相変わらずの清涼感あふれるミルクティー色で、前より大きくなったと思いきや「むしろ小さくなったんですよ」と浦新のお母さん。



もともと外猫だったのが宿に棲みついたため(宿泊代は猫割が効いて生涯無料・食事つき)旅館の中と外を自由に行き来する。でも、夜の食事後や朝起きた時のように宿泊客が集まる時は必ず応接間にいるのだから、ちゃんと看板猫としての任務を果たしている。列車内プロレスのポスターをバックに忍び寄るトラさんにツーショット撮影をお願いすると、気さくに応じてくれた。




新潟プロレスさんのお気遣いにより、一人部屋をあてがっていただいたおかげでGAINAの地鳴りのようなイビキを聞くことなく寝ることができたものの、こうなるとよけいに遠足前夜状態となりなかなか寝つけず。2時間ほどしか眠れぬまま朝を迎える。応接間にあった新潟日報には、全線開通から丸1年を迎える只見線の記事とともに、この日9月30日がジャイアント馬場&アントニオ猪木デビュー戦の日であることがちゃんと載っていた。さすがは馬場さんの地元・新潟である。




朝9時に越後須原駅へ到着すると、40人ほどの参加者の皆さんが只見線のゆるキャラ・キハちゃんともども集まっていた。常連のお客さんに聞くと、これまで見なかった顔が多いことからプロレスファンよりも今回は一般のお客さん、鉄道マニアが多いのではとのことだった。駅構内には全線開通を祝したポスターも。



確かに、復活の報を聞きつけて多くの観光客が訪れるようになったようで、経済効果も見られている。もともと只見線は撮り鉄の皆さんにとっては美しい風景が撮影できる恰好のスポットだけに、この日も車内から沿線のカメラを向ける方々が何人も目撃された。




列車内プロレスは、そうした只見線の価値を認識してもらう狙いもあって開催される。復旧作業に莫大なる費用がかかることからこれを機に廃線にしてはとの意見も出ながら、それでも全線開通を望む地元の皆様の声と、諦めずに残したい諦めなかった関係者の熱意がこのイベントにはこめられているのだ。
 


3年ぶりの復活に興奮が隠し切れぬあまり、乗車する前から首が座らないキハちゃんを誘導しつつ9:28、越後須原駅に滑り込んできた2両編成の只見線が出発。列車の中に立ち尽くし、無言のまま虚空を見つめるゆるキャラは遠巻きに眺めるとすこぶるシュールだ。



 

10:00頃には真横を破間川が流れる大白川駅へ着き、数分間停車する間に5人の選手たちが乗車してくる。ここではまったく別のツアーご一行が反対方向からやってくる便に乗るべくホームで待っていた。そこへ突じょゆるキャラが登場したものだから、キハちゃんは一躍ハリウッドスター並みの引っ張りダコ…いや、引っ張り列車に。やはりいつの世でもゆるキャラは人を狂わせる。



そのスキにというわけではないが、選手たちも控室用の車両へスムーズに乗り込み、大白川駅を出発。間もなくして走行中の列車内で「只見線ランブル」がスタートする。実況の方は、運転席に備えられた車内放送用のマイクを使用。毎度のことながら、JRに入社しなければ触れることさえできぬものでプロレス実況をするなど、死ぬまでに一度はマイクを握ってみたいとあこがれる鉄道ファンの皆様に対し申し訳なくなる。

そんな中、1人目に第2回の電車王(ランブル優勝者)である前田誠が姿を現し、続いては翌日の「ローカル線プロレス」にも出場するみちのく・のはしたろうが登場。実はのはしとGAINAは前日にも仙台でイベントプロレスに出場し、終了後に車を飛ばして夜の21時過ぎに越後須原までやってきた。そして今大会終了後、同じく自分たちで車を運転し(といってもハンドルを握るのはGAINAのみ)山形県長井市へと出るのだ。なんというタフガイっぷりよ。

 

只見線列車内プロレスでは、このあと体育館でおこなわれる通常の試合用に前日の時点で新潟プロレス勢がリングを設営しているのだが、毎年必ずそこにゴングを忘れてくるのが恒例化している。なので今年もアオーレ長井レフェリーのホイッスルによって試合はスタート。揺れる車内の中、まずはオーソドックスなロックアップから腕の取り合い、そしてヘッドロックへと移行するあたり、どんなシチュエーションにおいても基本を忘れるべからずというプロレスラーの姿勢がうかがえる。




3人目に新潟の鈴木敬喜が登場したためみちのくののはしは1-2と不利になったが、耐える間に友達タッグの盟友・GAINAが加わりイーブン。130kgの体重プラス前夜、到着が遅くなり旅館の晩ご飯にありつけなかった哀しみから朝飯を大量に食ったGAINAの全体重が新潟勢を「ホゲェ~」状態とする。




一方こちらは前回、デビュー1年3ヵ月で列車内におけるプロレスを経験した鈴木が先輩・前田を嬉しそうにいたぶる。当時と比べるとホント、体が大きくなったよなー。コブラツイストは参加したお客さんにとってシャッターチャンス技です。
 



そして前回&前々回電車王のビッグ・THE・良寛さん(新潟県民の皆さんは良寛のことを必ず“さん”づけで呼ぶという『秘密のケンミンSHOW』情報による)が最後に登場すると、戦場が縦長というシチュエーションでは定番である首4の字固めの数珠つなぎに。GAINAは最初、首4の字にはいかずグラウンド状態にある4人を大魔神のごとく踏みつけていったが、最終的には友達ののはしに絡みつく。これを脱した鈴木が逆エビ固めで4人をイッキにひっくり返した。シミラリティパワーは加藤拓歩の分も鈴木敬喜が受け継ぐ。

 



新潟3対みちのく2の中、GAINAはグッバイマイフレンド(のはしの体をパワーボムで相手に叩きつける迷惑系フィニッシャー)を狙ったが、列車のフロアに叩きつけられたらたまんとばかりにのはしが振り上げられたところでつり革をつかんで、必死に嫌がる。そこを押し潰され、GAINAが1人目のピンフォール負けで脱落した。

命拾いしたのはしだったが、これにより新潟3対みちのく1に。ところが、ここから不屈の闘志で奮闘を見せる。鈴木を横入り式エビ固めで失格させると、座席の手すりからのダイビング・ヘッドバットを敢行。これを前田にかわされ、カ、カテェフロアへしたたかに頭を激突させてしまい轟沈。

 



かくしてバトルは第2回と第3&4回の電車王による、キング・オブ・電車王決定戦に(“王”が2つも入っているじゃないか)。肉弾戦を繰り広げた両者だったが、最後は前田がこの試合のために開発した新技・トレインメーカー(レインメーカー式に相手を振り向かせての飛びヒザ蹴り)で良寛さんを押さえ込み3カウント奪取! 2018年の第2回大会以来、5年ぶり2度目の電車王へと輝いた。全身で喜びを表す前田に、場内は大「マエダ」コール。キャプチュードが聴こえてくるかと思った。
 



優勝賞品の魚沼産新米コシヒカリを受け取っただけでなく(ここでは大「コシヒカリ」コール)、あまりの好勝負に胸を打たれた参加客の一人からおひねりまで渡された電車王。正直、コシヒカリよりも日本銀行発行最高価値紙幣の方が嬉しそうだったという街の声も。2019年よりその座を良寛さんに明け渡しながら、新潟プロレス公式ホームページの選手プロフィルページではずっとキャッチフレーズの欄が「電車王」のままになっており、人知れず気まずい日々を送っていたのは想像に難くない。でも、これでまた堂々とキング・オブ・トレインの称号を名乗ることができる。

帰ってきた「只見線列車内プロレス」第5回
★2023年9月30日=JR上白川駅~只見駅列車内(乗客40人)
▼列車内プロレス只見線ランブル(5人参加)
前田誠(18分3秒、片エビ固め)ビッグ・THE・良寛
※前田が5年ぶり2度目の電車王となる。退場順=GAINA、鈴木敬喜、のはしたろう、良寛さん

 

 

3年前はコロナ禍において厳重な対策のもと、参加者も声出しを我慢する中で選手たちを応援した。その時は「こんな状況で人が集まるようなことをやるなんて…」という声もあがったが、全員が節度を守ったため問題も発生することなく今回の開催へとつながった。そして今年は、声を出して盛り上がることができた。それが何よりだったと思う。

 

列車内プロレスも終了したところで只見駅へ到着。前回にはいなかった羊の「メメ」「モモ」「ムム」が迎えてくれた。それにしても、敷地内に羊がいる駅って、ここ以外にあるのだろうか。

 



 

駅前では、昨年3年ぶりに復活した「只見水の郷うまいもんまつり」が今年も開催。多くの皆さんですでににぎわっていた。地方における祭りの存在は、イベントの多い都会では想像できぬほどの大きな意義を持つ。この空間が戻ってきて、本当によかった。

 



写真上は3年前に撮影した只見線駅内の路線図。そこには、只見-会津川口間が「代行バス」と表記されていた。今回(写真下)はそれが外されていた。不通だった区間を実際に列車で通らずとも、この時に全線開通した現実を味わえた。

2019年は最寄りの只見振興センター内、2020年は同センター内広場にリングを組み野外大会としておこなわれた通常のプロレス試合だったが、今回はそちらの方をうまいもんまつりで使用していることもあり、これも駅近くにある只見小学校の体育館にリングが設営された。学校の体育館らしくステージがあり、開始時間の正午に緞帳が上がるとそこへリングアナウンサー&実況席が設置されている趣向。ホール&アリーナ規模のライブのオープニング気分を味わえた。
 



タッグマッチに出場する4選手はステージ上から入場。そこにキハちゃんがずっと立っていたためコール時、勝手に「特別立会ゆるキャラ」として紹介させてもらう。
 



列車内プロレス参加者に加え、地元の皆さんも観戦したスペシャルタッグマッチは良寛さん&のはしvsGAINA&鈴木といずれも新潟・みちのく混成チーム。場外戦では鈴木が羽交い絞めするのはしの胸板に、キハちゃんがトレインチョップを見舞う場面も(一人…いや、一両なのにトレイン攻撃)。
 




GAINAの重爆ダイビング・エルボーが小学校全体に地鳴りを響かせたあと、最後は鈴木がINEKARI(スピアー)からラリアットで先輩の良寛さんをなぎ倒しスリーカウント奪取。10・14新潟市西川多目的ホール大会で団体の至宝を奪回するべく、土肥こうじの新潟無差別級王座に挑戦するとあり、初の王座奪取に弾みをつける形となった。

 

 

最後は4人と新電車王・前田の5人で只見の皆さんの歓声に応える。ここでも列車内でおひねりを渡した方から再びおひねりが! 試合後は選手も只見線復旧復興基金への募金を呼びかけた。全線開通したからといって左ウチワになるわけではなく、復旧にかかった工事費も含めローカル線としての経営の厳しさは常にある。皆さんの支援によって、美しい日本の風景は維持されていくのだ。
 

 

★2023年9月30日=福島・只見小学校体育館

▼只見線全線開通1周年記念チャリティープロレス・スペシャルタッグマッチ(30分1本勝負)

GAINA&○鈴木敬喜(18分55秒、片エビ固め)ビッグ・THE・良寛●&のはしたろう

※ラリアット

 

前日、新潟プロレス勢はリングを設営したあと只見小学校とは別の明和小学校に移動し、子どもたちを訪問。同校と朝日小学校の生徒が集まる中、交流を図った。そこには、3年前も見に来て選手たちのことを憶えている子もいたのが嬉しかったと、鈴木は顔をほころばせた。

 

今年6月20日に新潟プロレスを退団し、無期限休業を続ける中で復帰を目指すシマ重野も子供たちとの再会を願っていた。それがかなわぬ形となり、団体創設からリーダシップを採っていた存在がいなくなってどうなるかとも思われたが、あとを継いだ選手たちは変わらぬ姿勢・理念のもと観客と子どもたちを楽しませ、喜ばせ、そして幸せにしていた。

それがある限り、そして実行委員会の皆さんが望む「諦めない姿勢」を体現する限りは只見線列車内プロレスはこれからも続けられるだろう。

 

 

13:20、只見駅を出発し一路スタート地点の越後須原へ。車内ではコシヒカリのおにぎりが振る舞われる中、2020年に続き到着まで50分間ほど車内放送を通じプロレス談義をさせていただく。前回は新潟プロレスへ入団したばかりの鈴木選手について知ってもらうべく高校時代、学園祭へZERO1-MAXを呼ぼうとしたこと、それはかなえられずも大学に進んでレスリングを続けてプロになりデビュー後、大谷晋二郎と一騎打ちで闘うという夢を実現させたことを語った。

今回はこの日が猪木さんのデビュー日であり、翌10月1日が一周忌であることから(つまり、只見線全線開通の日だった)10月6日より公開される映画『アントニオ猪木をさがして』について話す。そして、みちのくプロレスが始めて全国へ広がっていったローカルプロレスと、コロナ禍において再認識した地方団体の意義についても解説させていただいた。

 



さらに、戻りの列車へ同乗したのはし、GAINA両選手にも話していただく。二人とも初めて手にした列車のマイクで「次は越後須原~」というように車内アナウンスを響かせる。

 

のはしはローカル線プロレスとの違いについて経験をもとに語った。フラワー長井線の場合は、つり革を使用するのは反則となるためその差は大きいとのこと。また只見線の方が揺れは大きく、通路の幅は広いらしい。
 

 

GAINAの方は、のはしをぞんざいに扱うことに関しての弁明に終始。「信頼関係」という使い勝手のいい言葉を駆使してその正当性を主張した。ちなみに、列車以外の乗り物で闘ってみたいところを聞くとのはしはロープウェイ、GAINAはフェリーをドヤ顔であげていたが、前者はすでに大和ヒロシが千葉県内で実現へ向けて画策しており、後者に関しては東京湾フェリーで「東京湾横断プロレス」を何度となく開催している。

すでに先駆者がいることを知った二人だったが、翌日のローカル線プロレスにも大和は参戦するため「こうなったら明日、狙うは大和ヒロシの首一つ!」と予告。民衆の前で議員に恥をかかせることで、ロープウェイプロレス実現のあかつきにはその対戦相手としてオファーさせる皮算用だ。1週間前に君津市議選で当選したばかりの大和先生は、自分の知らないところで勝手に首を狙われるハメとなってしまった。
 

実際、越後須原から長井へ向かう途中、二人はX(旧ツイッター)に大和への宣戦布告動画をアップ(GAINAにいたっては自分が出場しないにもかかわらずついでに挑発)。本人どころかみちのく関係者でさえ、なぜなんの前触れもなく大和ヒロシだけ狙うことになったか謎だったが、只見線列車内プロレスに参加した皆さんだけが理解したわけだ。ちなみに偉くなったからか、不審に思ったか、はたまた忙しくて見ていなかったのか、大和先生は無反応だった。
 


14:22、無事越後須原駅へ到着し流れ解散。前回までは駅前で地元生産者の「こめ、つくります。」さんがイベントポスターをラッピングした新米コシヒカリを販売していたが、今年は雨が降ったからか出店がなかった。しかし、駅からすぐのところにある直売所「元気すもん」にいくとラッピングのお米がぬかりなく販売されており、しかも3年前に雑談で言った「僕の写真を大きくしたヴァージョンがあったら嬉しいです」のひとことを憶えていて、本当に世界に一つだけのラッピングを用意してくださっていた。これは本当に嬉しかった。もちろん通常Ver.も購入。これで当分、コシヒカリ三昧なのだ。



 

かくしてGAINAが運転する車に同乗させてもらい、一路長井へ。約5時間のドライブは笑いっ放しで、後部座席にいて本当にこの二人は友達なんだなと実感。とにかく話題が途切れず、ずっと喋っていた。19:30頃に長井市内へ到着。夜が明けた早朝6:30には、GAINAものはしもリング設営のため駅前へ集合している。両選手には心から感謝、そして2日続けての鉄道プロレスに思いが膨らみ、自分も疲れているはずなのになかなか寝られなかったのであった。(中編につづく)

 


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