賢人5歳おめでとう! | babyを亡くしたママのブログ

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09年8月3日息子は天使になりました。

病名は・・先天性心疾患『総肺静脈環流異常症』2ヶ月と17日一緒に生きた幸せを大切にして前を向いて明るく笑顔で生きていきます。1人でも多くの方に勇気&元気をプレゼント出来るようにブログをスタート♪


2009年5月17日に生まれた賢人は、今日で5歳を迎えた。
この写真は賢人と撮影した最後の2ショット。
私は穏やかに笑っている。
このあとすぐに賢人は私の腕からすり抜ける。

あの温もりが思い出され胸が痛くなる。
健康に誕生日を迎える事は幸せ。
自分を含め家族が来年も誕生日を迎えられるという保証はどこにも無いのだ。
当たり前のように祝う誕生日は決して当たり前じゃないのだ。
私は祈るように家族の健康を願う。
心のどこかに子供を亡くしたトラウマを抱えながら、この瞬間を噛み締めて
どうか普通の毎日を奪わないで欲しいと何かに訴える自分がいる。
普通の幸せ、当たり前の日常が消えないで欲しいと心から願う。
賢人を失ってからずっとこんな感じで生きている。

7月には麗夏が4歳。隼人が1歳を迎える。
賢人は良いお兄ちゃんで、妹の麗夏が何か探していると探しているものの
近くで音を鳴らし知らせたりする。
笑えるほど存在を感じる。

この5年間、賢人のために必死で生きている。
生かされている。多分賢人に生かされている。
心で賢人と話す。
心はずっと通じ合っている。
賢人に生かされているから有難く生きるだけ。

5年経過して変わった事は何も無い。
相変わらず握った賢人の手を離す気も無い。
動画も観れ無い。
納骨も出来ない。
父に両親と私達の立派なお墓を建てて貰ったのに
申し訳ない。
初対面でも賢人の事は話す。
こうして誕生日をお祝いする。
亡くなった子供への愛情について
正解は無い。
親がやりたいようにやれば良い。
こうしなきゃいけないというルールなど存在しないし、
人それぞれ。
そして5年経過しても悲しみは消えない。
でも明るく元気に生きている。
運命に負けてたまるか!
という精神で生きている。
賢人の死を悲しいままで終わらせない。

今この瞬間に感謝。明日のことは誰にもわからないから
私は生きる。

賢人おめでとう!
生まれてきてくれてありがとう。