生きるということ | babyを亡くしたママのブログ

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09年8月3日息子は天使になりました。

病名は・・先天性心疾患『総肺静脈環流異常症』2ヶ月と17日一緒に生きた幸せを大切にして前を向いて明るく笑顔で生きていきます。1人でも多くの方に勇気&元気をプレゼント出来るようにブログをスタート♪

気がつくと涙が出ている。
昨日仕事中は、必死に涙を堪えた。

でもかわいそうという言葉は使わない。
かわいそうだと思わない。いや。
思わないようにしている。

なぜなら小林麻央さん自身がかわいそうと思わないで欲しいと願ったから。
私も賢人を亡くした時、同じようにブログに綴った。賢人も、私達家族も決してかわいそうな人生では無いから。必死に生きた、生きている人生だから。

色々な思いが交錯する。
人生を生き抜いた女性、小林麻央さんの想いに心を馳せ、彼女が伝え続けてくれた生きるということ。。を静かに考えたい。

人生は、理不尽だ。
生きたい命は、生きる事を許されず
生きれる健康な命を自ら終わらせる場合もある。


命の交換制度。
そんな人間には介入出来ない領域の話をつい想像してしまう。
命の交換制度があれば、
小林麻央さんも、賢人も、私にとって大切な方々も、生きたい人が生きるチャンスを与えられるのに。。
小林麻央さんは、子供たちの成長を見届けたかったし、自分の人生をもっと生きたかった。
どうにもならない現実に、しっかり向き合い、受け入れ、闘い、前に進んでいた。強い。。いや強くならざるを得なかったし、本当に聡明な女性だと私は思う。

ブログを更新するたび、匿名で彼女やご家族に対して、批判をするような人も存在していたようだが、命の闘いをしている方、ご家族に匿名で攻撃する卑劣な行動は、理解し難い。
同じ人間なら、静かに応援するのが普通の感覚だと思う。
極限の苦しみに向き合い、闘う事に全エネルギーを使っているのだ。それ以外のストレスをなるべく感じさせたくないと思うのが普通だと私は思う。
普通の感覚が欠落している世の中なら、こんなに悲しい事は無いと胸が痛む。
誰かの苦しみに優しく寄り添う。手を差し伸べる。静かに見守る。
そんな当たり前を忘れたく無い。

私は思う。鏡なのだ。全て鏡。
誰かにしたことは、必ず鏡としてはね返る。
良い事も。悪い事も。必ず。


病に立ち向かいながら、子供たちの未来を思い、想像を絶する苦しみを抱えた小林麻央さんの気持ちを考えるだけで涙が止まらない。

お子様達の不安や悲しみを思うだけで耐え難い。

私のように子供を亡くすのも苦しい。
ママを亡くすのも苦しい。

当たり前の毎日は、決して当たり前では無い。
当たり前の毎日に散りばめられた、小さな出来事や幸せは、奇跡以外の何物でも無い。

34歳での旅立ちは、若すぎて胸が苦しい。
でも力強く前へ前へ生き抜いた幸せな人生であり、生きるという事を多くの方に教えてくれた。

小林麻央さんが一番心配していたであろう2人の可愛いお子様達の未来は、麻央さんの闘いを見守ったみんなのパワーが必ずサポートしていくはずだから、どうか安心してください。。と伝えたい。彼女が繋げたかった未来への希望や願いがたくさんの優しさと愛で無事に遂げられますように。。彼女の人生は終わらない。
心はずっと生き続ける。
私は1度の呼吸にも感謝し愛おしく感じて一瞬、一瞬をしっかり生きていく。
それが、我が息子賢人や生きたかった方々への鎮魂であり、託された使命だと思うのだ。
かわいそうと涙を流すだけでは無く、必死に生きる事を誓いたい。
8年前の我が家に重ね、願う。
小林麻央さんを亡くしたご家族の苦しみが涙が優しさと愛で包まれますように。