悲しい知らせ。 | アフリカのフェアトレード雑貨屋「キチェコ」店主ほし☆ともこのブログ【東京多摩市】

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ネットショップ「Kicheko」(キチェコ)店主、ほし☆ともこのブログです。
「キチェコ」はスワヒリ語で「笑い声」という意味。主に、ケニア・タンザニア・ウガンダなどの東アフリカからやって来たフェアトレード雑貨を販売しています。お買物で楽しく国際協力♡してみませんか?

こんにちは。
 

アフリカのフェアトレード雑貨屋「キチェコ」店主の、ほし☆ともこです。


 

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27年間、毎年届いていたクリスマスカード。

 

それが今年は届きませんでした。

 

代わりに、受け取ったのは悲しい知らせ。

 

アメリカに住むホストマザーの訃報でした。

 

高校1年生の夏から約1年、とてもお世話になった特別な女性でした。

 

アメリカの母という意味を込めて、名前ではなく「Mom」と呼んでいました。

 

辛いことや悲しいことを受け止め、ありったけの愛情で包み込んでくれました。

 

買い物をしたり、映画を見たり、旅行したり、親戚とパーティーをしたり…楽しいこともたくさんしました。

 

にっこり笑って、ギュッと抱きしめてくれた温もりが今も忘れられません。

 

彼女のおかげで、Hug(ハグ)が大好きになりました。

 

だから今は、子供たちをたくさんHugしています。


 

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帰国する時にこう言われました。

 

「私は飛行機が大嫌いだから、Tomokoが会いに来なくてはダメよ。」

 

 

でも、そうできたのは一度だけ。

 

大学を卒業して会いに行ったきりでした。

 

働いて、結婚して、子育てをして…気がつけば20年が経ち、数年前にはホストファーザーが他界しました。

 

その時「家族を連れてすぐに会いに行かないと!」と強く思ったのに。


結局、ホストマザーまで失ってしまいました。

 

生前はとても元気でハツラツとしていたので、こんなに早く逝ってしまうなんて夢にも思っていませんでした。

 

「Momは大丈夫。もうちょっと準備ができてから会いに行こう。」

 

実際に、手紙にも書いてました…「家族を連れて会いに行くよ。待っててね。」と。

 

 

再会した時のことを想像して、ワクワクして、何を話そうとか、Momの第一声は何だろう、とか、子供たちや夫や両親を見てなんて言うだろうとか…。

 

でも、それを確かめることはもうできないんだと思った瞬間、とてもさみしくて、心の底から後悔して、ポロポロと涙が止まりませんでした。

 

こんなことなら、もっと電話をすればよかった。

 

手紙も書いておけばよかった。

 

何より、何度も会いに行けばよかった…。

 

 

アメリカなんて、すぐに行けるのに。

 

 

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私の中の記憶は20年前に止まったまま。

 

死とはそういうことなんだな…。

 

新しい思い出がつくれなくなるということ。

 

こんなに寂しいことはないよ。

 

 

色んな思い出話をしながら、家族みんなで新しい思い出をつくりたかったな…。

 

 

もし、あなたに会いたい人がいるなら、迷わず会いに行ってください。

 

そして、新しい思い出を重ねてください。

 

 

私も近い将来、必ず家族を連れてアメリカの両親を訪ねます。

 

お墓を抱きしめてきます。

 


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Mom、たくさんの愛をありがとう。


そこからずっと見守っていてね。





 

キチェコ
東アフリカのフェアトレード雑貨屋
☆「キチェコ」はスワヒリ語で「笑い声」☆
 
 
代表: 星 智子 
東京都多摩市鶴牧3-2-735