『２時間で丸わかり 不動産の基本を学ぶ』

先日の第二回ランチ会も、よそでは聞けない質問に、ぶっちゃけトークでお答えさせてもらいましたが、その際、「オススメの不動産の本はありませんか？」とリクエストをいただきました。

不動産を探しはじめた一般の方へのオススメというより、新しく不動産業界に入った新人の方へのオススメの本になってしまうんですけど（苦笑）、畑中学『２時間で丸わかり　不動産の基本を学ぶ』という本は、よくまとめてあるなぁと感心させられた本です。

現地、役所、法務局の調査　
契約や決済の段取り
諸費用はどれぐらいかかるか
住宅ローンを借りるお手伝い
売却依頼をされたときの査定の仕方など

不動産業界に入った人が直面するテーマについて、役に立つデータや、豆知識や、業界あるある、実践的な聞き方のコツなどが満載です。

今まで反響もなく売れなかった不動産が、一人買いたいという人が現れたとき、つられたように他にも買いたいという人が現れる、買い付け共鳴現象の怪　につ いては、果物の熟したのと同様と解説してるんですが、これなんか、仲介にかかわった人なら、あるある～　って思うんじゃないかなぁ。

誰もが気になる諸費用の内訳（どこまで経費にいれるかで変わりますが売買価格の７．５％ぐらいですかね）も、査定根拠を載せてくれてます。

一般の方には専門的すぎる内容も多いと思いますが、営業マンに負けない知識が身に着く一冊です。

いいネ西宮

畑中学『２時間で丸わかり　不動産の基本を学ぶ』