私はその本は読んだことなかったんですが、同じ作者の一つ前の労作、『ウサギのローン、カメのローン』 はとても面白く読んだのを思い出しました。
変動金利VS固定金利
ちょっとでも金利を下げたいウサギのウサコと、安全性の高いローンを選びたいカメオが、変動金利がいいのか、固定金利がいいのか、旅をしながら理想のローンを探す物語なんです。
金利の安さに注目したランキングサイト、住宅金融普及協会のSumai-Web.TV なんてのもこの本を読んで知りました。
変動と金利の違いってどういうこと、繰り上げ返済ってした方がいいの など、ここまでアツく、しかも物語形式という凝った作りで、語った本は空前絶後と思われます。
ただ、仲介の実務的観点からいうと、この本では語られてないこともあります。
この本では、変動がいいか固定がいいかは、毎月返せる額や余剰資金、リスクの取り方など、個人的条件で決まる(決められる)ように書いています。
だけど、実際に、不動産を仲介する場面では、買う不動産によって、金融機関が決まってしまって、現実的に選ぶ余地がないこともあります。
住宅ローンって、
借りる人の属性と、買う物件の内容 その両方によって、貸してくれるかどうか、金利や借りれる額が決まってくるんです。
そして、どういう物件に対して融資するかの判断って、金融機関によって、本当にバラバラ。
借地権にも融資するか、連棟にも融資するか、現状が法律に整合していない物件にも融資するのか、、、
都市銀行は貸さなかったけど地方銀行ならOKだったとか、借りたい額の満額は無理とか、色々あります。
つまり、選ぶ以前に選ばれてまう ってわけなんですワ・・・
不動産って、建築、法律、金融、そして人生の選択もからんで本当にヤヤコシイ。
ご相談のある方、お気軽にお声がけくださいネ。
今住んでる借家を買い取りたい、この更地を売ってもらえないかな なんて交渉のあいだに入ることもやってます。
和室があるので、子連れの方もゆ~っくりお話しをおうかがいしますヨ
いいネ西宮