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気にするほどじゃないけれど

気にするほどじゃないけれど、気になるものは気になるんです!そんな気になるモノ・コトを紹介します。

新しい場所に引越すと、しばらくの間はその土地に慣れません。そんな時思い出す諺といえば「住めば都」。その言葉どおり、都会も田舎も全ての場所が都に変わる方法を検討しました。

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●住んでるわりに都じゃない!
この4月から地元(静岡県島田市)に戻ってきました。そろそろ半年経ちますが、まだ生活に慣れません。時間が経てば大丈夫でしょうけどね。「住めば都」と言いますし。
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先日のバルイベント。帰省間もないから島田髷の美女と飲んでもぎこちない雰囲気

さて、そこで疑問がひとつ。静岡の田舎にある我が故郷と「都」。全く違うと思います。この田舎のどこが「都」なのか?ということで、地元の生活に慣れるべく、今まで生活してきた古都・京都との共通点を無理やり見出して、都と言い張ることにしました。


●MIYAKOは意外と身近です
両地域の共通点を目立つところから紹介します。まず昨年撮ったこちらの画像を見てください。京都の西側に位置する左大文字です。
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撮影時の様子はコチラ

では続いてこちらの画像をどうぞ。
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山腹に「茶」。同じく文字が記されています。粟ヶ岳(あわんたけ)という山で、1932年からこのように文字が植えられているそうです。想いは違っても、街のランドマークという点では共通。これなら地元を都呼ばわりしても差し支えないでしょう。

鉄道も住めば都。こちらの画像を見てください。京都発の近鉄特急です。それと京阪祇園四条駅に入線する京阪特急です。
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さて、これらの特急車両、地元でも走っています。大井川鐵道を走るこちらの電車たちです。
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近鉄特急や京阪特急の中古車両はしばしば中小鉄道会社の手に渡ることがあります。「京阪乗る人おけいはん」と言いますが、地元では「大鉄乗る人地元の衆ら(衆ら=人たち)」といったところでしょうか?さらに近鉄に乗り継いだ先にある南海電車にも乗れます。
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京都→奈良市内→難波という乗り継ぎ必要なし。ある意味都会より便利


さらに味も都ナイズされていました。これは京都の代表的なラーメン屋「第一旭」。スープの味がしっかりしていて大変美味しいラーメン屋さんです。
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続いてこの写真。藤枝市内のこちらのお店。店のビジュアルはまさに第一旭。ラーメンも第一旭と同じく美味いです。何より名前が「第二旭」。お話しを伺うと、こちらのご主人は以前、京都の第一旭で修行されていたそうです。そして静岡で暖簾分け、独立されたとの事。これは都シンクロ率高いです!
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味のクオリティーも同じ。大変美味でオススメだ!


●無理矢理MIYAKOを求めるな
驚くべきことに、京都の歓楽街「祇園」が地元にも存在していたのです。まずはgoogleマップを見てください。島田商業高校の南側の地域が祇園町という地名です。

そこには恐らく富豪の若旦那や豪奢なお坊さんが遊んでいて、芸者やホステスをはべらかしているに違いありません。僕もその仲間入りをしたい!早速現地に向かいます!
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うーん、どうでしょう?ランドマークである八坂神社の鳥居がありません。そのかわりにハラダ製茶の看板が見えます…。あとクラブや料亭がありませんし、お金持ちの遊び人もいません。当然チーママなども存在しません。地名が一緒だからといって、まったく同じ場所であるわけがありません。
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比較用に八坂神社の画像も用意したのだが、比べるまでもない


いろいろと共通点を見出そうと頑張ってきましたが、そんな事しても京都に近づくのは無理です。地元の地元らしい、良いところや面白いところを見つけてあげるのが、いわゆる「住めば都」なのだと気がついたのでした。
割り箸が入っているアレ。箸を取り出すと使い道がありませんが、それなりに楽しめる要素があります。みなさんご存知ないと思うので紹介します。

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●変身する箸袋
みなさん、箸袋どうしてますか?捨てますか?使った箸を入れますか?持ち帰りますか?多分持て余して困っていると思います。僕はいつも以下の方法でキレイに折りたたんでいます。
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箸袋があったとして…

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こう折って

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こう折って

気にするほどじゃないけれど
下に折って

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裏に回ったのを表に出す


ここ数年、環境負荷を考えて再使用可能なプラスチック箸が主流になってきてますが、それらも箸袋に包まれている場合が多いです。コンパクトにまとめられるこの折り方。どんなに環境負荷が少なくなっても付いて回る箸袋の処理問題の一助となることでしょう。


●話題の街バルで検証……しようが無い
実際にこの折り方を実践しましょう。ちょうど島田市内で街バル(志太バル)をしていたので、そちらで試してみます。
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3週にわたって行われた「志太バル」。さわやかしまだの皆さんが爽やか!


うーん、数軒はしごしたのですが、箸袋のかわりにオシャレな箸入れになっていたり、箸袋が省略されています。環境に優しくするという事で箸袋の存在自体がなくなりつつあるということでしょうか?せっかく素敵な折り方を知っているのに、披露する場がなくなってしまいました。
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こういうオシャレなものが使われている。島田名物「バラいなり」は授業参観日の匂いがして美味


と思っていたところ、おそば屋さんでやっと箸袋にご対面。早速折ります。OH!満足。カッコ良く折る僕がまたカッコイイです。これを広めなければなりません。
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このように箸置きにするとカッコイイ。これをほどいて何度も折り続けるのが楽しい



●僕は友達がいない
さて、ここで他の皆さんにこの折り方を自慢しなければいけません。この折り方の素晴らしさ、折ってる僕の偉大さを知らしめるチャンスです!しかし誰に伝えれば良いか?この日は僕ひとりで街バルに参加しており、ここまでひとりで行動してきました。他の人たちは連れ立っての参加が多いようで、2~3人で行動しているように見えます。ひとりぼっちだと感動を伝えられない。厳しい世界です。
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ひとりぼっち不貞腐れる


めげているヒマはありません。場所を変えながら数人に折り方を熱っぽく伝えるも、「…はい」とか「…もう帰るんで」との事で、なかなか伝わりません。よく考えたら、僕がひとりで手持ち無沙汰の時についやってしまう癖を「便利だ!」などと声高に叫んでも伝わるはずがありません。ひとりぼっちになった時にはじめて役に立つのですから。箸袋なんか折ってるヒマがあったら友達を作ろう。この折り方から何か大切な教訓を得たような気がします…。

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大量にある割り箸と箸袋。ひとりぼっちでも手持ち無沙汰にならないが、それ以上に大切な「ひとのつながり」に気づいた
気にするほどじゃないけれど

最近ニトリによく行くのですが、そこで売ってるスリッパが深海魚っぽく見えるのです。しかし、ぱっと見スリッパでしかありません。でもそれでは少しさみしくないですか?今回はそのモヤモヤを解消します。

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●実は魚っぽく見えないスリッパ
まずはそのスリッパを御覧ください。あれ、魚っぽくないな。落ち着いて見てみると98.75%くらいスリッパです。1%以上の魚感はあるかもしれませんが、概ねスリッパ。これではいけません。工夫して魚っぽくします。
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冷静になって見ると単にスリッパなんだなぁ


モノをそのままの状態で別のものに見せるなら、背景を変えるしかありません。魚といえば海。海に持っていけば魚っぽく見えるかもしれません。近くに港があるので行ってみましょう。


●それでも魚には近づけず
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清水港にやってきました。静岡市清水区三保。その砂嘴地形は清水の海を外海から守り、天然の良港となっています。そんな清水の港湾施設を湾を隔てて臨むことが出来る場所です。これだけ港っぽい風景であればスリッパも魚に見えることでしょう。

と言うことで何枚か撮ってみました。いちばんマシなものを載せています。いかがでしょうか?僕には「スリッパが海辺に置いてある」としか見えません。写真というだけあって、写実性抜群ですね。
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「堤防上は土足禁止ですからスリッパを履いて歩いてください」みたいな感じ


清水港は貿易港ですから雰囲気が出なかったのかもしれませんね。場所を漁港に変えてみましょう。続いて向かったのは焼津市の焼津漁港です。こちらは江戸時代からカツオなどの漁業がはじまり、現在では日本有数のマグロ遠洋漁業の基地として有名です。
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焼津の街並みはいかにも「漁港」といった感じ。やまちやん


そしてこちらも「港にスリッパが置いてある」感が出てしまっています。よく考えたら港で魚を水揚げする場合、我々一般人がその現場に立ち会うことはありません。意外にも、漁港と魚は風景としてリンクしないようです。
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スリッパ脱いで海で泳いでるみたいな雰囲気になってしまった


●さかなセンターの魚に混じってみる
では魚がたくさんいる場所はどこでしょうか。魚屋さんならいるでしょう!焼津市には「焼津さかなセンター」という、魚介類や土産物を販売する施設があります。大規模な魚屋のような雰囲気で、こちらにスリッパをねじ込めば魚っぽくなるはずです。
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とりあえず入口で撮ってみたが、これは失敗っぽい


中に入ってみて厳しい現実に気がつきました。本物の魚が本当に魚っぽいのです。そりゃそうでしょう、本物の魚なのですから。これらの近くにスリッパを持っていっても、逆にスリッパである事が際立ってしまいます。
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スリッパは食べられそうにないけど、本物は美味そう


と、落胆していた時にふと顔をあげると、あるものが視界に飛び込んできました。トロ箱捨て場です。魚介類を運搬するために使う発泡スチロールの箱なのですが、使用済みのものは見た目から魚の匂いがしてきそうな雰囲気です。これは使える…!

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トロ箱が背景に入っていることにより、その「匂い」が表現されるのです。スリッパのボタンの部分が×印になっているのも、何となく打ち捨てられた深海魚の表情に見えてきませんか?

スリッパを魚に変身させるために西へ東へ色々行きましたが、結局どこにでもあるトロ箱が解決してくれました。青い鳥みたいな結末になってしまいました。とはいえ、僕は満足です。皆さんもニトリでスリッパ買ったらトロ箱背景に写真撮ってみてください。魚捌いた手で現像した写真触ったら匂いがついてもっと魚っぽくなりますよ!
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ニトリのスリッパも何となく満足気な表情。皆様も是非試しあれ!
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「車は服と同じで、似合うものを身につけろ」とよく言いますが、その事について悶々とする日々が続いています。チラシの裏にでも書けば良い事かもしれませんが、忘れないうちに書いておきます。

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●車かえました
車換えました。アルファロメオ145です。

2週間ほど乗りました。まだこの車の何たるかを完全に理解してはいませんが、とりあえず理屈抜きで楽しい!触った感じがどの部分も丁度いい感じです。ホンダのCMでショーン・レノンが「チョードイイ」と言ってましたが、こちらの方が断然丁度いいと思います。

今までは2年近くフォードKAという車に乗っていて、それ以前はスバルプレオに乗っていました。両方とも小さい車で馬力もそれなりだったので、違いの大きさが特にわかります。

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フォードKAも楽しかったが…


●車似合ってません
アルファロメオと言えばイタリアの高級車メーカーです。正直、僕には似合っていません。

車に乗ること自体が一定のステータスになる現代です。派手なイメージのイタリア車の中でも、特にその印象が強いアルファロメオに乗るなんて、相当うわっついています。「お前は浮かれている」と言われても仕方がありません。まだまだ収入の不安定な僕が乗って良い車ではありません。まさに分不相応といった感じです。

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内装も大変立派。乗るたびに緊張してしまう


弘法筆を選ばず。本当の車好きであれば、軽トラでもミニバンでも、その中に楽しさや喜びを見出すはず。こんな車を選んでしまった時点で、「カッコつけたい」みたいな虚栄心が見えるような気がします。

今回の件でたくさんの人達からいろいろ言われてるし、これからもっと批判されるでしょう。いろんな問題が起こることは容易に想像できます。

…でも楽しいんです!

●車楽しいです
人生の選択としては確実に回り道を選んでしまいました。あまりにも非効率な選択です。じゃあ、そんな道草をしても堂々としていられるほどの実力をつけていきましょう!今は全く似合っていませんが、もっと仕事を頑張り、自己研鑽に励み、今みたいにブログの更新をサボる事を止めれば、いつかはこの車に相応しい男になれるのではないか。

形から入るのはカッコ悪いですが、かっこ悪いなりに頑張るしかありません。とにかく、この車を手放さないよう、必死にやってくつもりです。僕がサボってるようだったら注意してあげてくださいね、みなさん!

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これがアルファロメオ145。僕自身がこれくらいカッコ良くならないとな

先日開通した新東名高速道路は広くて勾配が小さく、大変走りやすいです。狭くて急な日本的な小道ではなく、外国の道路のよう。さて本当に外国ぽいか。実際走って検証しました。

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●新東名!すごい未来だ外国だ!
去る4月14日、新東名高速道路が開通しました。特徴はカーブが少なく直線的で坂もなだらか、そしてまっすぐな道という事です。そのため運転が以前の道路よりだいぶ楽になりました。(NEXCO中日本のホームページに詳しく説明があります)。

僕が気になったのは、それによって現れる特徴的な風景です。まるで外国のよう。狭くて上り下りが多いストレスフルな日本の道ではありえなかったカッコイイ道路です。アメリカのインターステートハイウェイやドイツのアウトバーンを思わせます。実際に走ってみると、その舶来感をさらに実感できます。これが気持よくて感動的なのです!

だからその感動を多くの人たちと共有したくて動画中継(Ustream)したのですが、録画を見てみるとイマイチなのです。日本ぽい雰囲気は確かに少ないのですが、コレを外国と言ってもしっくりこない…。

Ustreamでの中継内容はこちら。山や谷などの風景や、並行して走る車の雰囲気に日本的な香りが残る


●外国っぽく見せるKUFU(工夫)
現状では外国っぽくなくても、道路が広くてなだらかで脱日本的というのは事実。だからもう一押しで外国っぽくなると思います。そこで、より外国っぽく見える工夫をしてみました。


まず道路の進行方向を変えてみました。左側通行の国は日本の他はイギリスやそれに関連した国くらいです。他の国は概ね右側通行ですから、それに合わせれば外国っぽく見えるのではないでしょうか?左右反転するとアラ不思議、右側通行に早変わりです。撮影車がたまたま外車だったので、その内装も一緒に映せばより外国風です。




続いて映像にテロップを入れてみました。右側通行っぽく編集しても、普段から車に乗らない人には分かりづらいですからね。テロップが入ると情報が多くなって外国度アップ。車内を映さなくても説得力があります。


●新東名以外も外国にしてやった。映像は反転している
さて、そんな外国っぽい新東名で向かったのは静岡県浜松市。僕の自宅から数十分で行ける身近な街です。仕事や買い物でよく行くのですが、この街、潜在的に外国ぽくなれる要素があります。

浜松市は自動車産業をはじめとして、労働集約型の産業が発達した場所です。そのため、日系ブラジル人の方々が移住されていて、その割合がかなり高いのだそうです。市内にはそんなブラジル人向けのブラジリアンな食材店やレストランが多く、南米的な雰囲気が漂っています。道路は普通なのですが、右側通行でブラジルっぽいテロップを入れたらどうでしょうか?


電柱のない道路、奥に見える高層ビル。一瞬だけサンパウロの喧騒が感じられると思う

どうですか?サンパウロのビジネス街を走っている感じしませんか?南半球の太陽、美しく流れるボサ・ノヴァ、イパネマの娘…。これはもはや日本ではありません!左右反転とテロップ追加による外国化が実証されました。新東名どころか、一般道でも外国ぽくなるのです。

遠い遠いと思っていた海外ですが、ちょっとした工夫で割と近い場所になるようです。円高とはいえ、パスポートや飛行機のチケット取ったり、外国語を勉強したり、心理的にはまだまだ行きにくい海外。皆さんもこの夏は新東名や地元の街で外国旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか?

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高速のPAでスーパーカーを発見!この写真が一番外国ぽいと思わせるのはナイショだよ