まいど、北田です。
最近大阪でも、
セミナーをさせて貰ってるんやけど、
やっぱ東京と違いを感じる。
何が一番違うかというと、
危機感。
将来に対する危機感が、
東京と大阪では全く違う。
例えばセミナーで、
「将来、年金が貰えないと思ってる人?」
って聞くと、
東京では3~4割の人が手を挙げる。
でも、大阪では1割以下。
これは、その地域の給与に対する、
物価の違いが大きいと思うんやけど、
大阪でそこそこの給料貰ってる人は、
余裕を持って暮らせてるから、
将来も何とかなると思ってる。
ただし、どこに住んでようが、
現代に生きる我々は、
絶対に、
「年金を当てにしたらあかん。」
理由は以下の通り。
まず、【受給年齢】。
現在の制度では、
昭和36年4月以後に生まれた人は、
65歳から年金を受け取ることができる。
(国民年金、厚生年金ともに)
ちなみに、
米国とドイツは67歳に、
英国は68歳に引き上げる予定。
これらに合わせてか、
日本でも67~68歳への引き上げを検討。
次に、【受給額】。
現在の標準的な家庭の年金受給額は、
年間約240万円/世帯(最頻値)
*最頻値=データ分布で最も多く現れる値
で、
現在35歳の世帯が貰える厚生年金は、
16~19万/月と言われてる。
もちろん、
今後、引き下げられない保証はない。
最後に、
円の【貨幣価値(物価価値)】について。
国は現在、デフレ解消のため、
毎年2%の物価上昇を目標に掲げている。
毎年2%物価が上がるということは、
円の価値が毎年2%下がっていくってこと。
そうは上手くいかんかったとしても、
30年後の物価が、
今より20%上昇してたら、
年金を15万円貰っても、
実質価値は12万円分ということ。
つまり、現代における年金制度とは、
●将来の受取年齢が不明。
●月々の受取額も不明。
●受取る円の価値も不明。
と、三つの不確実要素により、
年金は当てにするべきでない。
と、個人的には思ってる。
要は、
年金が貰える貰えないを議論する前に、
いらん支出をどう減らすか、
今ある資産をどう守るか、
そして、使える資産をどう活かすか、
を考えた方が、よっぽど建設的ってこと。
まとめ
「年金が貰えても、
生活できなきゃ意味がない」