なぜ人はバーゲンが好きなのか? | 資産運用はまだするな!お金で失敗しない判断基準の作り方

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まいど、北田です。


そろそろ年末も近づいて、
みんな大好きなバーゲンの時期やね。


今日は、次のバーゲンで、
賢く買いもんができるようになる記事を。



さて、
あなたがコートを買おうと
バーゲン行ったら、

ついこないだまで、
40000円やったコートが
16000円(60%off)

になってたとしよ。


その時あなたは、どう感じる?





もしかしたら、

24000円も安くなってて、
お買い得やん!

って、感じるんちゃう?



でも、いざ買ったら、
以外と着る機会がなかったり・・・



これは、心理バイアスの一種、
【アンカリング】っていうて、
日常の至る所に使われてんねん。



【アンカリング】

提示された特定の数値や情報が印象に残って、
基準点(アンカー「錨」)となり、
判断に影響を及ぼす心理傾向のこと。


さっきの例でいうと、
40000円って価格がアンカー、

で、その数字を基準に見るから、

16000円のコートは、
24000円も割引された、
お買い得商品に見える。



これは、
スーパーで売ってる和牛も一緒。

昼に、1980円やった和牛が、
夕方になると780円になったりする。

そして奥様方は、
1200円も安いから、
お買い得やと錯覚する。




他にも、
2つのコース料理があるとしよ。

A:15000円
B:10000円

この場合、
注文はどっちにも分散するねん。





でも、
選択肢が次の三つやったらどう?


S:30000円
A:15000円
B:10000円



何か知らんけど、
Aを選びたくならん?


これは、
安い価格を選んで失敗したくない、
っていう感情が働くことと、

AとBが、Sに比べて割安感があるから。

ここでは、
Sの価格がアンカーとなって、
他の価格を比べてしまってんねん。



うなぎ屋の
「松・竹・梅」理論も一緒で、

真ん中に利益率が高いものを置き、
そこに誘導するための基本戦術で、

使う前の品質判断が難しい製品に
よく使われる。

車、家電、エステ、コース料理とか




つまり、
我々は無意識のうちに、
提示された数字を基準に判断してる。


そんな
【アンカリング】に打ち勝つには、


「この商品本来の価値は、
この(割引された)価格と釣り合うのか?」


と自分に聞くだけ。

釣り合わないなら、ヤメ。
釣り合うなら、買い。


これが実践できるようになると、
16000円のコートは、

24000円も得する(正当化)買い物

から

16000円が出ていく(事実)買い物

と、正しく認識できるようになるで!


まとめ
「元値で買うな、価値で買え!」