意味があるとかないとか | ゼッタイマカーイ

ゼッタイマカーイ

僕の日常、皆の非日常。


べっぴんナースさんが昼の担当になれば、

夜は必ずおばさん

これは自然の摂理

おばさんナースが3回連続で担当になれば、

次は必ずべっぴんさん

これも自然の摂理

入院生活が、あたかもナースさんで満たされているような感覚

これも自然の摂理

どれだけのことが、この言葉で片付けられるのか

日々感じる理不尽な思いも、嘆きたくなるような自分の運命も

片付けられてしまいそうな気がする

それが良いことなのか悪いことなのか全然わからないけど

怖いような気がする

現実を受け入れろって、仕方ないって認めろって

希望が持てなくなりそうで

そんな日に読むいにおの漫画

「素晴らしい世界」と、「ひかりのまち」。

なんでそんなとこを漫画のヒトコマとして切り取る?

そんなどうしようもないとこを取り上げて何を伝えたいんだ?

読み進めながら感じずにはいられないこれらの疑問をは

いにおが描く登場人物の何気ない一言や、ふとした表情で、あっさりと片付けられていく

人間の弱い部分、黒い部分、を丁寧にすくいとっているからこそ

なにか答えが得られた時には、ちょっと嬉しくなったり感動してたり

なによりずっしりと響いて、感慨深くなる

それが浅野いにお漫画の魅力。だと思ってる


でも、こんな日に読むべきではなかったかも

妙に現実を見せられた気がする

漫画でいう「結」の部分、

例えばちょっとした奇跡が起きたりなんてことが、

この病院では何も起こらなかった

それがなんかすごく悲しかった

病院はそんな空間なんだと実感するだけだった

こんな日もある、じゃない

こんな日ばかり、なんだな

こんな日だからこそ、オランダに勝ってほしかった

奇跡でも見たかった


眠い

寝る

ただの自己満