まだまだジャー | ゼッタイマカーイ

ゼッタイマカーイ

僕の日常、皆の非日常。

ふぅ

大量の抗がん剤投与わった

よっしゃーー!!

とかならない

今の気持ちを一言で表すなら、ふぅ。でしかない


辛かった。

しんどかった。

何回も吐いた

でも全然負けてなかった

むしろ勝った

いい準備できてた

よくやったよ、自分


吐くことが負けだと思ってるうちはてんでダメ

吐いてしまえば勝ちだと思ったら全然いけたね

本当に、辛かったんだけど、意外とやれるもんだなって思った

自分の底力なめてたかも

まぁでも、ここに至るまでも色々あったもん

どうしようもなく辛い時もあったもん

都合のいいように考えてなんとか乗り越えたもん

それがあってのこの強い気持ちなんだよね

繋がってるよ、全部


始まる前は怖いイメージだったけど、イメージはイメージのまま終わった


究極の恐怖を目の前にして、実際にそれを余すことなく体験して

わかったことがある

全てが見えてるわけでもないのに、わかったようなふりをして

自分の勝手な価値判断で一喜一憂してるだけなんだなって思えた

まぁニーチェもそれは言ってたんだけど

それがわかったところで一憂がなくせるかと言われたら

そうでもないのだけど

凝り固まった自分の中の価値判断というか概念というのかな

それをまだまだ変えていけると思ったし

変えていかなくちゃとも思ったんだな

今回は否が応にも経験させられたんだけど

なるべく恐れずに、色んなもの見て、経験して、どんどん覆されて

それを素直に受けとめたい

まだまだ大人になったばかりの自分にわかることなんて、ほんの僅か

知ったかで作り上げてしまった世界をぶっ壊すんだ

そのために旅に出たいんだ

飛躍しすぎた


4キロ痩せたし、筋力も相当落ちてる

一週間ほぼ何も食わなければそーなるわな

食べたいものを列挙してみると、よだれが出た

これ人間の機能として多分当たり前な、

というか本来あるべき形だよね

酸っぱいもの食べる以外によだれが出ることって

しばらくなかった気がして

今本当においしいもん食べたら、ギンのように泣いて食べるだろうし

ほっぺたも本当に落ちるんじゃないかって思って

結局のところありきたりな結論になるんだけど

いかに「当たり前」に埋もれてたかってことで

病気になるたび思うんだけど、

ありきたりでもやっぱり忘れたくないよ、この気持ちは

難しいけど常に持っていたいよ

食事だけじゃなくて、たくさんの当たり前に感謝して喜びたいな

てかそうするんだ、決めた


とりあえず今はこんな気持ちでやってます

明日はついに移植です

移植っていっても、前採った自分の血を流すだけなんで

10分で終わるし大したこともないんだとか

甘くみすぎないようにはしてます

ただ白血球が下がってくるからね0くらいに

こればっかりは本気で気を付けたいと思う

一番危ないのは山場を越えて安心した時だとか言うもんね

油断して退院が遅くなるなんてのが一番愚か

白血球下がっててもお見舞いは8月くらいから可です

なんせ無菌室ですから

ただ大人数or長時間は確実にバテます

あと生物(ナマモノ)ダメです

注文大杉だな

まぁ来てくれたら嬉しいです


言い聞かせるような日記でした

読んでくれた人ありがとござんした


ちゃっ

臼田あさ美テレフォン見んきゃっ