8月13日。晴れ時々曇り。のち天晴れ。 | ゼッタイマカーイ

ゼッタイマカーイ

僕の日常、皆の非日常。


ゼッタイマカーイ



ゼッタイマカーイ-ふじさーん


ゼッタイマカーイ-励ますものたち


ゼッタイマカーイ-抗がん剤くん


ゼッタイマカーイ-都会の病院


ゼッタイマカーイ-社会的弱者達


おはようございます


報告遅れましたが、というか、ちゃんと報告できてませんが、


昨日の8月13日、退院しました!


4月23日から始まった入院生活が、完全に終結しました!


…やっぱり外泊とか退院もあったけど、4か月もいたし、


暇を持て余しながら、ずっとその空間にいたわけで


密度として半端ないものがあって


それが終わるというのは、中高卒業並みの寂しさが湧いてきて


しばらくは浸ってしまいそうです


ちゃんとお世話になったナースさんに挨拶したけど


「じゃーねー」とかすごい軽かったりで若干凹みました


あっちは仕事だからね、わかってます


退院なのだから笑って送り出すのは当たり前です


でも色々と夢見させてくれてありがとう、と言えるはずがないです


むしろ僕が病院で作り上げた生意気キャラからすれば


辛気臭いことは言えませんでした



もう朝誰にも起こしてもらえないんだよね


消灯時間もないんだよね


検温もしないんだよね


薬も渡しに来ないんだよね


点滴のチェックもしにこないんだよね


もう外泊でも一時退院でもないんだよね


優しくされんのは仕事だってわかってるけど、


仕事を超えた優しさに触れたりもしたから、


すっげー寂しい


最後にべっぴんナースさんに会えないというのは


やっぱり厳しいものがあったな


つまんない時も沢山あったけど、


むしろ退屈な時間ばっかだったけど


思い出は美化されていくからね


入院することの辛さを乗り越えてしまったから、


良い思い出だけ残ってるだけなんだけどね


冷静に振り返ろう


その良き思い出もあったけど、


それ以上に辛い治療があったこと


それ以上に辛い思いをしたこと


そしてそれ以上に、辛い思いをさせたこと。


だから2度と戻らないんだってば


しかし別れって辛いです、悲しいです


僕はまだまだガキんちょです


社会に出れば、出会いも別れもたくさんあるんだろうな


その中で慣れていくんだろうな


そうしないとやっていけないんだろうな


そうやって人は別れを乗り越えて強くなるのかな


これからも一つ一つの出会いを大切にしていかなきゃね


だからこそ別れが余計に悲しくなるんだろうけど


それでも乗り越えて強くなるんだ



この長い入院生活は、経験値として物凄いものがあった


何回も書いてるから今更ここで改めて書く必要がない


このブログを読み返せば全てがわかる


俺は成長できた。


そしてまだまだできる。



1ヶ月ぶりの下界


15階から豆粒のような人をずっと見てきてたから


外に出て、実物大の人間が沢山歩いてるのを見ると


なんだか目まいがしそうだった


蝉もものすごい勢いで鳴いてんじゃん、夏じゃん


でも思ったほど熱くないじゃん


タクシーで帰ったんだけど、ちょっとの歩きで虫の息


体力相当落ちててヤバイ



皆に会いたい!


応援してくれた皆に!


本当に退院したんだって、


復活したんだって、


勝ったんだって、


俺に実感させてはくれまいか。


そしてありがとうと言いたいです



闘いは続く


生きてる限り、ずっと


皆そうだ


生きることは大変だ


どうせ皆死ぬ


病気で死ねるなんて幸せ


「死」と直接対峙したからこそ、


見えてくる生き方


こんな若いうちからそれがわかっちゃうなんて


オトクオトク



忘れないように。


何度でもこの経験を振り返ろう。


しぶとく生きるんだ。


ゼッタイマカーイ。


臭い日記で終わります。