■韓国のファン文化に訴える記事とその反応 | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

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今回のJYJの“私生ファン”事態に対して、韓国での反応を知りたいという要望を寄せてくださった方が多かったこともあり、比較的国民の生の声を知ることができる人気ニュースサイト『OhmyNews』の芸能コーナー「OhmyStar」の記事を翻訳してみました。


さらに、この記事に対し、自ら問題ファンの一人になっていたかもしれないことを告白し、反省するメールが寄せられた、ということでそれを紹介する記事も一緒に訳しましたので参考にしてください。



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■“私生ファン”からJYJを守ってくれる人は?
[主張] 芸能人の私生活保護、ファンが立ち上がって文化を変えなければ


JYJの“私生ファン”暴行物議でインターネットが熱い。
本当に起こってはいけないことが起こった。JYJと“私生ファン”のうち、「どちらの過ちが大きいか」について論争中だ。そして、この時期が過ぎれば、“私生ファン”はまた続けてスターを追いかけることだろう。



●歌手マネージャーを嫌がった理由?「少女ファンと争いたくなくて」


10年あまり前のことだ。過去にアイドルグループ「SHINHWA」のロードマネージャーを担当していた友人が、辞めて私が通う会社に来た。会社は歌手のマネージャーを任せたがったが、本人が「俳優のマネージャーをする」といって断固断った。理由を尋ねたら「少女ファンと争いたくないから」という答えが返ってきた。


「初めは空のペットボトルを振り回すマネージャーの先輩を見て驚きました。絶対、あんなふうにはすまいと思ったけど、ファンが道をあけてくれないんです。生放送の出演で舞台に上がらなければならないのに、飛びかかって髪の毛をつかんでむしり取り、服をつかんで回り…、とうてい方法がなかったんです。ファンが撮った写真で、空のペット瓶を振り回して目を剥いている自分の姿を見て、辞める決心をしました。『二度と歌手のマネージャーはしない』と心に誓ったんですよ」


結局、そのマネージャーは女優を担当したが、とても楽だと話した。実際は俳優のマネージャーも、車の中で切れ切れに眠らなければならないし、楽なことなどなかったはずだが、気が楽だという意味のようだった。



●スターの名前でよいことをするファン文化もある


7年前のことである。H.O.Tの前メンバーの一人が入院をし、病院にお見舞いに行ったが、病院近くに「オッパ」と叫ぶようなファンが一人もいないことに少し驚いた。スタッフの言葉によれば、ファンクラブの役員たちが自主的に守ってくれているということだった。


「いらっしゃる時にエレベーターの前に立っている女の子たちをご覧にならなかったですか? 彼女らが役員なんですが、無茶なふるまいをするファンがないようにと助けてくれているんです。よく話してたしなめるとか、それでもルールを守らなければファンクラブから脱退させるんです。だからといって、彼女らも来て声を掛けるなどということもなく、私生活が守れるようにしてくれているんです」


H.O.Tファンも、初めは宿所近くに来て問題を起こす事件が多かったことを覚えている。その話を聞いて、「今やファン文化がだんだん望ましいものとして定着していくんだなあ」と感じた。


最近は、パク・チェボムのファンクラブをはじめ、多くのスターのファンクラブで、スターの名前で一緒に奉仕もし、寄付をするなど、さらに一歩進歩した活動ぶりを見せては拍手を浴びている。自分が好きなスターのコンサートに、お祝いの花輪の代わりに米を送って、それを集めて寄付をする姿も本当に見栄えがよい。JYJのファンもお米寄付をはじめ、よいことをたくさんするのに、一部のゆえにスターとファンの両方が惨憺たることになってしまった。


暴行を擁護するつもりはない。しかし、私生活は誰でも守られなければならない。あるネットユーザーは、カン・ホドンの過去の発言を借りて、「プライバシー侵害も芸能人が支払わなければならない代価」という発言をしたが、一般芸能人とアイドルのファン文化はたいへんな違いがある。


ほとんどすべての国民が持って歩く携帯電話のカメラに対する恐怖症を訴えるアイドルも、たくさん見てきた。私生活保護は、所属社がボディーガードを使うよりも、ファンが立ち上がって文化を変えてくれるほうが、ずっと効果的だ。今回の事態によってもうこれ以上“私生ファン”がはびこることができないように、文化が変わるきっかけとなってくれることを願う。


[原典] http://star.ohmynews.com/NWS_Web/OhmyStar/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0001705708




■あるJYJ“私生ファン”の「情報提供」…その告白と反省
この写真…身の毛がよだちませんか?…反省します



3/6、JYJの“私生ファン”物議について文を書いた後、JYJのファンだという人のメールを受け取った。


メールを送った人は、JYJのファンとして経験したことが瞬間、頭をよぎっていったといいながら、反省の言葉を送ってきた。添付された写真は、驚くべきことに○○○の眠った姿を撮った写真だった。“私生ファン”が撮ったものでチムジルパン(低温サウナ)で睡眠中である○○○を撮ったものだという説明があった。


「一番初めはいたずらのように、自分が好きなスターの顔を見るのが嬉しくて付きまとっていたが、いつのまにか“私生ファン”たち同士競争心理が生じ、度を越すようになったようだ」と明らかにした。また「『検索語グーグリング』を通して、いわゆる『私生写真』も簡単に求められる」と伝えた。


「どこで誰に会って何を食べてどう行動したのかが、こんなふうに検索さえすれば、日付別に知らされているんだから、『本当につらかっただろうなあ』と悟るようになった」という反省の言葉を残していた。「“私生”同士も、あまりにもひどい子たちを罵りながらも、私自分も執着を切ることができなくて、すまない」という所感を伝えた。


【写真キャプション】 JYJの一“私生ファン”がチムジルパンで撮影したメンバーの一人の眠る姿。



●JYJファンが送ったEメール全文


記事、読ませていただきました。


○○○○の、意図的にJYJを加害者に追いたてた記事と違って、適正な線で書いてくださったことに感謝いたします。


単に○○○○が出したものだけでは、“私生”たちがどれほど悪質なのか、いくら話しても半信半疑でしょうね。


悔しい思いで写真を一枚添付します。“私生”が撮ったものです。チムジルパンで睡眠中の○○○君を撮ったのです。


○○○○がまき散らしたその音声ファイルによれば、○○○君は確かに“私生”が嫌いだといっています。それなのに“私生”は彼を追い回してあんな写真を撮ります。


この写真は、悪口と打撃音が聞こえた音声ファイルよりはインパクトが弱いかも知れませんが、JYJの一ファンとして、“私生”の基準がどの程度なのかを知らせたいのです。
(誰かが自分の寝ている姿を毎回写すと考えてみてください。身の毛がよだたないですか)


幼い心でそんなことをすることもあり得るという水準ではなく、本当のストーカーであるといって間違いありません。しかしJYJは、“私生”が一人、二人ではなく、その大勢の人を相手に法的対応をするということは無理だという点もあります。


重ね重ねよい記事、ありがとうございました。


~JYJのファンであると堂々といいたい1人



[原典] http://www.ohmynews.com/NWS_Web/view/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0001706979




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