経済評論家・植草一秀先生を講師にお迎えした「7月勉強会」 所感 | 小林興起オフィシャルブログ「世直しブログ」Powered by Ameba

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7月の勉強会は経済の分析に優れるというだけではなく、政治に大変深い関心を寄せて適切な発言をされている植草一秀先生にお越しを頂いた。

 

 

植草説によれば、日本の経済が平成の長きにわたって停滞をしたのは、まさに小泉竹中改革によって日本に新自由主義がもたらされたことが一番問題であり、日本の経済を日本人の体質に合わないこの政策によって、経済もおかしくなり国民生活も悪影響を受けたという事を明言された。今日このコロナで日本経済が大変な影響を受けていることからコロナ問題に触れ、コロナが昨年オリンピックまでには終息させるという政治家の話が、全く実現しなかったのは、片方で人の移動を抑えることが大事だと言いながら、 go toトラベルキャンペーンで人の移動を拡大させる政策などは go to トラブルキャンペーンと言うべきであり、また島国である日本は水際対策を徹底的に取ることによって、コロナを抑えることができただろうが、そうしたことに真剣に取り組んできたとも思えない。ただ日本の現状を冷静に見ると、コロナ被害はインフルエンザでの死者数と大した違いがないわけではないのだから、それほど大騒ぎする必要がないとも言える。結局これほどワクチン接種を大規模に実施していくのは、考えてみればワクチン利権というものがあると推測されるのであり、ワクチンの大儲けに利用されているという残念な側面もある。コロナ対策として政府がもっと大々的に財政資金を投入して展開すれば良かったと思われるのは、コロナ病床をたくさん作るとか医療機関に後援資金を出すとか、基本的な政策を取るべきであったということが言えよう。いずれにしろ第5波が始まっている中で、オリンピックパラリンピックを開催するなど、人の移動をを止めなければならないと言いながら、全く矛盾したことを行っていることを信じられない。そして補正予算。金額だけは大きく打ちだしているわけだが、中身がはっきりと見えてこないと同時に、実際には予算の半分ぐらいしか使われていないという事にも、政治や行政の衰えが見られるわけであって、このような日本を国民の力で政治を刷新し、未来を切り開くということで、国民の皆さんに頑張っていただかなければならない。