2012/06/14 厚木市議会 環境教育常任委員会レポート陳情第12号について | 子どもを放射能から守りたい 清川

子どもを放射能から守りたい 清川

神奈川県唯一の村、清川村の子どもを放射能から守りたい。
放射線物質の測定をお願いしていくことや、給食の問題などを
働きかけています。

3件目12号陳情です。土壌の計測の
陳情。


_________転載ここから

2011年の原子力発電所事故で影響を受けた、厚木市における幼稚園や保育所、学校、その他公共施設の放射性物質汚染の土壌などの検査を求める陳情


陳情の趣旨:
2011年3月11日のM9.0東北地方太平洋沖地震で起きた、現在進行中の東京電力福島第一原子力発電所の事故は、人類史上最悪の原子力災害です。

現在、汚染された地域は、文部科学省によるデータで公表されており、そこで生活する市民のために、各地で除染や食材の放射線計測が行われています。

300キロメートル離れている神奈川県厚木市でも、空間線量で厚木市基準0.19マイクロシーベルトを超える値で公共施設である学校の除染を行っていただいていますが、子供たちが過ごす保育所、幼稚園、学校の土壌の検査をまだ行っていません。放射線の正しい数値を認識し、放射線による感受性の高い子供たちを不要な被曝から防ぐため、一年経過し、雨等で濃縮したところがないか。また、放射線調査状況の情報開示と、安心安全のため、校庭などの土壌の放射性物質濃度を計測してくださるよう陳情いたします。

  
陳情の項目:

厚木市内の土壌及び地下水の放射性物質の汚染状況を把握するため、子供たちが長く過ごす保育所や幼稚園、学校の校庭などを中心に、ゲルマニウム半導体検出器による土壌や水質の測定を求めます。


こどもみらい部次長:
公立保育所と園庭のある26施設、幼稚園、園庭の砂場など、地表5cmでH23年10月14-28日に空間線量測定実施。結果はいずれも0.19μSV/hを下回っている。今後、市内22箇所の定点観測地で放射線量に変化があれば、再度測定する。

学校施設課長:
小中学校における測定は、10月に36箇所で側溝や雨どい下、腐葉土周辺などの空間線量を測定。今後、市内22箇所の定点観測地で放射線量に変化があれば、再度測定する。

遠藤浩一議員(公明党):
地表5cmの真下の土が問題ないという根拠は?

生活環境課長:
放射性物質は表面に多い。そこから出ている線量を測っているので、通常は数値として現れてくる。

遠藤浩一議員(公明党):
その考えは一般的?厚木市の考え?

生活環境課長:
表面に多い。

小島一郎議員(改革あつぎ):
ゲルマニウム半導体検出器について説明して欲しい。地下水の調査は?

生活環境課長:
ゲルマニウムは精度の高い機械で、研究所などが持っている。地下水の検査はされていない。浸透性が少ないので、地下まで行っていない。

内川由喜子議員(神奈川ネット):
市の持っている測定器で土壌は測れるのか? プールの水はやりましたよね?検査は可能?

生活環境課長:
その機械は見たことがないけれど、やろうと思えばやれる。

内川由喜子議員(神奈川ネット):
22箇所を継続的に測っているけれど、子供は寝転んだり覗き込んだりする、そういう意味からすると、数値に変化があったら測るといっているけれど、変わらなくても細かく測る必用があると思う。

学校施設課長:
今現在、2週間に1度、22箇所の定点観測地で測っている。今後、数値に変化があれば対応したい。

内川由喜子議員(神奈川ネット):
以前、細かく測定した際、2箇所を除染したが、その土の取扱いは?

学校施設課長:
昨年10月、鳶尾小の雨どいの下と、南毛利小の工程の隅の木の根元を除染。除去したものは倉庫で保管している。

井上敏夫議員(市政クラブ):
いまの機材での測定で問題ないということか?

学校施設課長:
シーベルトと言うのは、人体が受ける影響を表しているものだと確認している。それが0.19μSv/h以下なのか以上なのかを測定すれば、人体への影響を確認できる。今測定をしているもので対応できている。

神子雅人議員(あつぎみらい):
給食用と同じ測定器を使うのか?

保健給食課長:
同じものです。

神子雅人議員(あつぎみらい):
土壌も測れるのか?

保健給食課長:
シンチレーション式だが、測定可能。

内川由喜子議員(神奈川ネット):
戸室小のPTAが測定した土壌の検査についての報告は?

学校施設課長:
校長より連絡があった。線量の測定をしに行く予定。

神子雅人議員(あつぎみらい):
市民に線量計を貸し出しているけれど、PTAが学校を測る・保護者が保育所を測ることは可能?

学校施設課長:
学校の敷地内は私どもでやりたい、要望があるのなら連絡欲しい。

神子雅人議員(あつぎみらい):
土壌が心配だから、近いところで測るのがよいと思う。より近い距離が正確なら、なぜやらないのか?素人の意見だが、より近いところで測ると、土壌に近い数値が出るのでは?

教育総務次長:
学校に関しては、教委が責任を持って前回地表5cmを測っている。土壌については、教委で測定する予定はなし。土壌についての基準値が無い。何ベクレルが危険と言う明確な規定がない。たとえば8000bq/kg以下を最終処分場に埋めるなどという規定。戸室小で350bq/kgの汚泥だったが、350と言うベクレルがどのような値なのか、人体に影響を与えるのか、他市ではシーベルトに換算しているが、換算の仕方も正しいのか分からない。たとえば359bq/kgに対して、Cs134は0.004μSv/h、Cs137は0.002μSv/hと表示されている。参考にしながら検討したい。土壌や空間線量は、PTA活動の中で測りたい要望があれば手助けしたい。

神子雅人議員(あつぎみらい):
空間線量の数値で変化が無い、継続して測って0.05μSv/hぐらいでおさまっている。これは全体的な変化がないと考える。土壌は数値の把握がどのようにどこまで測るのか、難しい、これから研究していくこと。厚木市は測れる機材があることは分かった。空間線量をもって代替できる、陳情には賛成できない。

小島一郎議員(改革あつぎ):
機械で検査できると言うことなら、素人判断だが、土壌と空間で実証実験などをする気持ちはあるか?

教育総務部長:
測定は可能だが、置いてあるのが給食センターなので、持ち込む検体については考えたほうがいい。実験としてやる価値はあると思う。

小島一郎議員(改革あつぎ):
厚木市のいくつかのポイントでやって、定点の真下もやって、実証すると言うのは?

教育総務部長:
戸室小の落ち葉については、今日さっそく現場に行かせる予定。これで、ある程度相関関係が分かると思う。

小島一郎議員(改革あつぎ):
実施できるところがあればお願いしたい。

内川由喜子議員(神奈川ネット):
どこをどう測定するのかは、土壌は範囲が広いので、研究は必要。以前、堆肥の出荷制限があった400bq/kgが基準かどうか分からないが、実験的に取り組んで欲しい。

難波達也議員/副委員長(あつぎみらい):
除染をすると保管するものが溜まってゆく、拡散の心配は?

学校施設課長:
今、保管しているところは定期的に計測していて、変わらない線量で管理できている。

採決の委員の起立を求める ⇒ 内川由喜子議員のみ起立 ⇒ 不採択

________転載ここまで


土に浸透しない?
1年経って土に浸透しないとは?
その根拠は?
土壌を測ることはむしろ昨年よりも大切です。

なぜなら土に浸透したセシウム(きっとストロンチウムとかプルトニウムもあると思いますが、測っていないのでセシウムのことを書いています)は
作物が根から吸収します。

土に浸透しないから何でタケノコからセシウムが検出されるのでしょう?
表面にくっついているだけなら竹やぶの中の土から顔を出したばかりのタケノコにはつきにくいのでは?

子どもを守ろうとして勉強し、わかりやすいように資料もたくさんつけて陳情書を提出したそうです。

資料読んでないですよね?
陳情書とはそんなに軽く扱われる物なんですね。
びっくりしました。

AAKブログ元記事
http://atsugichild.blog.fc2.com/?no=419


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