子どもを放射能から守りたい 清川 -2ページ目

子どもを放射能から守りたい 清川

神奈川県唯一の村、清川村の子どもを放射能から守りたい。
放射線物質の測定をお願いしていくことや、給食の問題などを
働きかけています。

今年も日光に行く予定になっていると思いますが、、
福島第一原発の3号機からは煙が出ています。
神奈川からわざわざ近いところに行かなくても・・・
そう感じるのは私だけでしょうか??

どうして日光なのかは去年学校側から聞きました。
私がこの1年で知ったことは

私一人が清川村に働きかけても
修学旅行の行き先は
変わらない


近隣の市町、または県単位で
同じ動きなのではないかな


ということです。

清川村の子どもたちを放射能から守りたいのですが
こんなにも子どもを守ることが難しいとは・・・

「長期間の低線量被曝には、しきい値がない」
という大前提がどこかへ行ってしまい、
「除染基準=安全基準」のように語られています。

しかし、
こうだから危険というデータを出しても
放射能に関しては
全く反対の意見が出てくる不思議があります。

インフルエンザが危険だからかからないようにしよう
うがい手洗い励行しよう、かかったら治癒証明が出るまで
家にいて下さい、と言いますね。

インフルエンザでそこまで慎重なのに
決して完治しない病気になるかもしれない放射能は
「ただちに影響ない」から根拠のない(身体にとって)基準で
OKにされているのはなぜでしょうね?

「だって国が安全だと言っていたから」
本当に国は「安全」と言っていたでしょうか?
どこかに公的な文書として残っていますか?
便宜上基準を決めただけじゃないでしょうか?




汚染水漏れ口を2年超放置 福島第一、対策発表の一方で

朝日新聞デジタル 8月1日(木)5時45分配信

福島第一原発 汚染水流出の構図

 【奥山俊宏、多田敏男】福島第一原発の放射能汚染水流出について、東京電力が事故直後の2011年4月、流出元の建屋と地下坑道の間の「遮断」を防止策 として公表しながら、2年以上、建屋の漏れ口をふさがずに放置していたことが分かった。今夏、汚染水が海へ漏れていることが判明し、ようやく遮断工事の試 験の準備に入った。対応の遅れが汚染拡大を招いた可能性が高い。

 東電は11年3月27日、2号機タービン建屋そばの地下坑道に毎時1千ミリシーベルト超の汚染水がたまっているのを見つけ、翌日発表した。その際、地下 坑道と建屋地下階の仕切りが津波で破られ、水の通り道ができたようだと説明した。朝日新聞記者は当時の会見で、汚染水が坑道のつなぎ目から地下に染み出し て海へ漏れ出す可能性を質問したところ、東電の課長はその可能性を認めていた。

 東電は同年4月17日に事故収束への道筋を発表。2号機の汚染水流出で「再発防止策を検討・実施」した例として、実施済みの二つの対策と並んで「トレン チ(坑道)と建屋間の遮断」を発表資料に明記した。だが、実際は漏れ口をふさいで遮断しておらず、その後も放置していた。坑道の海側の端をコンクリートや 砕石でふさぐ応急措置で十分と考えたとみられる。

 今年6月以降、汚染された地下水が海に流出していることが分かり、坑道にたまった汚染水が地下に染み出して海へ漏れた可能性が強まっている。東電によると、今も建屋と坑道は筒抜けで、高濃度汚染水が新たに流れ出している恐れがあるという。

 東電は坑道の海側の端をふさいだ措置が「トレンチと建屋間の遮断」にあたると取材に対して主張。建屋の漏れ口の遮断は、政府の指示で12年5月に「信頼 性向上対策」をまとめた以降は検討してきたが、「(技術的に)難しく、結果として今も閉塞(へいそく)できていない」としている。

朝日新聞社

5月30日モーニングバード 
「福島原発事故は生態系に影響を与えていないのか」
↑上の下線部分にリンクを貼りましたが、

キャプチャを2枚上げます。


α線

α線は遠くまで飛ばないけれど、遺伝子を傷つけるのですが・・・
食品に含まれていたとして、それを食べると身体の中からなので
遠くまで飛ばなくても傷つけられるということは以前から言われて
います。

本当に食べ物には気をつけたいところです。

動画とは話がズレました・・・。

学者のほとんどが


なぜ、放射性物質が与える生態系への影響について
研究する人が少ないのか?
との問いに対しての答えです。

チェルノブイリで何が起きたか今はネットで検索すれば
わかります。
私も見たくない、目を逸らしていたいと思うことがありますが
子どもに対して責任があるので見ます。
辛くなりますが、今、日本の大人はここから目を逸らしては
いけないと思っています。

でも、研究者が調べなければ、体調に変化が起きても
「ストレス」「風土病」「流行り病」「海外からの浮遊物のせい」
にされてしまうでしょう。
この番組に出ていた2人の研究者しか福島第一原発事故が
生物に与えた影響を調べていないそうです。


暮らしにくい国だなあ、と思います。



ここのブログでは「私が見つけた情報」を
書いているので、危険な時にいつもいつも
書いているわけではないのが申し訳ないですが・・・

こちらの一番上「大気拡散予測 日本」というところに
福島第一原発からの放射性物質拡散予測が動画で
出ています。

6月1日(土)午後から注意が必要です。
午前中から高いところでは流れてきていますが
午後からは低い位置に流れる予想です。

ぜひ、お気をつけ下さい。

遅くなりましたが、新学期が始まる直前に
電話で聞いてみました。

清川村は給食の食材について、皆さんもご存知のように
出来る限り西日本産のものにしてくれています。
更に原発事故から2年経ち、放射性物質を取り込みやすい
食材もわかってきました。
現在、ぱっと思いついたものでは
キノコ、たけのこ、果実、タラ、川魚・・・
魚はあまり給食に出ないのでここではいいとして、
タケノコは今頃、キノコは秋によく使われるものです。

それらを西の食材に変えて、
しかも測定してもらう。
それだけで安心できますね。

個人的な話ですが、
うちの子は昨年度お弁当を持って行っていました。
でも清川村は最大限努力して下さってているので
子どもの学校生活も考え、今年度は給食にしました。

どうしても心配なものは子どもに食べないように伝えます。
給食は強制ではないので、好き嫌いではなく、汚染が心配
なものに関しては食べない選択もあります。

現在、神奈川産の食材は「物によって」汚染されています。
同じタケノコでも、生えている場所で違います。
だから測る必要があり、それが本当の意味で「風評被害」を
防ぎます。

お弁当を持っていくことに決めるまでとても悩みました。
でも、毎日子どもが安全なものを食べられるんだと
思い、決断し続けられました。
子どもも重たいのに頑張って持っていきました。
周りの先生方もお友達も温かく見守ってくれて、本当に
ありがたく思いました。

いつも頭の中に他のお子さんが給食を食べていることがありました。
毎日献立表を見ていて心配になることもありました。
そしてまた住民懇談会で質問をさせていただきました。
そういう機会に不安な気持ち、心配な気持ちを伝えていくことで
村の職員の方々に理解していただくことは必要だと思っています。

それを今後何年続けなければいけないんだろう、と考えます。
どうしてこんな事になっているんだろう、と考えます。
でも、原発事故がおきて今日現在も放射性物質が出ている現状では
何十年経ってもセシウムも不安は消えません。
国が変わればいいのに、そうではないので清川村の職員の方々に
お手数をおかけし続けています。
いつもありがとうございます。