高血圧改善、誤認する…トマト酢「誇大広告」に勧告 | 幸食研究所ブログ

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高血圧改善、誤認する…トマト酢「誇大広告」に勧告



消費者庁は、ライオンが販売する特定保健用食品の「トマト酢生活トマト酢飲料」について、飲むだけで血圧が下がるかのような誇大広告があったとして、健康増進法に基づき、再発防止などを勧告しました。ライオンは去年9月から11月の間、新聞広告で「薬に頼ることなく血圧対策」などと表示していましたが、消費者庁は「この商品だけで高血圧の改善効果は認められない」としています。ライオンは「勧告を真摯に受け止め、再発防止に努めて参ります」とコメントしました。

http://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000069418.html

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実験の結果、「トマト酢だけで血圧が下がった」という謳い文句で販売していた商品になります。
当然、消費者庁からの勧告指導が入り、改善するという旨の回答がありますが、誇大広告には罰則がない為か、後を絶ちません。

このような誇大広告、今回は再発防止の勧告でしたが、「誰に責任があるのか」という部分がはっきりしない為に無くならないのではないでしょうか?

新聞の広告では3者が絡んで進行し掲載となります。
①広告主
②代理店
①の広告主から依頼を受け、広告の原稿を制作して③新聞社へ入稿します。
③新聞社(媒体)
②の代理店から入稿された原稿を紙面上に配置し印刷します。

このような流れで新聞は完成し、各お宅へ配られることになります。
3者とも原稿を確認する権限があり、実際確認の上で進行していくはずです。

「誰に責任があるのか」消費者庁のサイト上では、このように表記されています。
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◯広告の責任の所在

虚偽,誇大等問題のある広告についての広告主,代理店,媒体それぞれの責任が必ずしも明確になっていない。広告が社会に与える影響の重大さにかんがみ,これら広告関係3者は,自己の責任を一層自覚する必要がある。なかんずく,広告主は,消費者に対して広告に関する究極的責任を負うべきことを強く自覚すべきである。


http://www.caa.go.jp/seikatsu/shingikai2/kako/spc03/toushin/spc03-toushin_2-2_2.html#1
※テキスト色は編集
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「3者の責任は曖昧だが、とりわけ広告主が最終的な責任を負う」という内容があります。

しかし広告主は、広告に関しては素人の場合が多いのではないでしょうか?
広告に関しての素人に、「この言い回しは虚偽だ」「この表現は誇大だ」などと判断がつくはずがないと思います。

少なからず広告のプロである代理店・媒体側にも罰則を設けて、虚偽・誇大でないかのチェックがなければ、無くならないでしょう。

今回のような誇大広告・虚偽広告がなくなる事を願っています。