条約の「改正」と「修正」 | 熊本アエロのブログ

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メディア・政治・経済関係の雑談

昨日は1年7ヶ月ぶりにブログを更新して、疲れました(笑)
実はTPPに関しては関岡英之さんの「国家の存亡」を斜め読みして
後は三橋さんや中野さんの動画での説明で理解したつもりになっていたという次第で、まあ、自分で考えてなかったんだな。ここ一週間ぐらいで色んな情報を仕入れたためにまだ頭が整理できていませんが、というか、TPPは危険だという理解と、これは成立しないだろうってのがどこかにあってアンビバレントな熊本アエロです。

「条約の改正と修正」 
「TPPの条文とは」
「投資の自由化」
「投資家保護条項」
「アメリカのISD」
「内国民待遇と最恵国待遇」
「アメリカの唯一の成功例:NAFTA」
「知的財産権保護戦略」
「混合診療」
などについて書いていこうと思います。11月は正直時間がないので毎日とはいきませんが。
 
私はこの多国間包括的貿易協定の一番の肝は「投資の自由化」にあると思っています。何故なら他国に投資することで儲けを出すというのがアメリカの戦略で、「投資の自由化」によって世界を支配しようと考え、失敗し続けているからです。
要するにアメリカの悲願なわけですね。他国にとっては悲惨。
 

それを書く前に今日は昨日も少しふれた、「条約」というものについて。
TPPは多国間の経済協定です。条約(協定だけど条約・・GATTみたいなものでしょうか)を締結する際、2国間と多国間の条約の交渉のやり方、進め方なども違うのですが、今日は一点だけ。
条約には「改正」と「修正」があり、多国間で言うと条約改正はすべての参加国(多かったら全会一致でない場合もあるが)の一致ですべての国に適用されるルール変更。修正は2国間で合意してその2国間では別のルールを適応させるときに使います。
何を言いたいかというと、例え日本がルール作りに参加してある程度満足できるTPPルールになって条約を批准、発行したとしても、その後アメリカから「俺たちはこうしようぜ」って迫られ、条約の修正をしたらルール作りも何もあったものではないのです。
 
昨日はアメリカ議会での承認の話を取り上げ、「日本がルール作りに参加できなくなった」という話をしましたが、後で条約は修正できるんですからルール作りに参加しようがどうしようが、条約締結したら政治力、軍事力(交渉力)がないと全く意味がないのです。
 
そのためにも日米安保を希釈化しつつ軍事力を強化し、何よりアメリカに立てつく実績を作るべきです。それがアメリカに対する安全保障につながるのだと思います。
 
明日はデモだーーーー でも知り合いが忙しくて参加できず、三橋さんとも会えず(夜帰京とか)明日朝から誰か探します。