熊本アエロのブログ

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メディア・政治・経済関係の雑談

Amebaでブログを始めよう!
昨日ファミレスでの私と式(しき)副官(いや・・もと副支部長・・かなんかだった人(笑))でこんなことを話してました。

私「野田が解散するとか言ってるねえ。ないとおもうけどね」
副官「逆に野田が退陣する(野田が解散せずに内閣総辞職して次の内閣で解散)メリットって何ですか?」

別に敬語じゃなかったですが敬語にしてみました(笑)

私「まず、民主党としては野田で玉砕せずに選挙の顔を変えて戦うという利点があるよね」
 「野田のメリットとしては選挙で負けて民主党を壊滅させたという汚名を着ずに済む、ってとこかな」

うーん弱いな

副官「でもそもそも野田が支持率落としてくれたせいで負けたと責任を押し付けられる可能性もありますよね」

確かに

私「野田はさ、俺で戦ってればあそこまで負けなかった、って強弁しようと思えばできるじゃん」

まあ、民主党の性格からすれば「人のせい」にするのが得意中の得意ですからどっちもありえますけどね。

私「実際は野田がどう考えるじゃなくて、他の民主党議員がどう判断するかにかかってるからね」
副官「どういうことですか?」

私「退陣ってことは前提として総裁から引きずりおろされるってことだから、民主党議員の両院総議会で過半数の不信任で野田総裁を首にできてそれからまた総裁選ってことよ。もちろんその圧力で野田が自ら退くって選択肢もあるけどね」

副官「なるほど」

私「だからさ、自民党としてはそこまで野田を追い詰めちゃっていいのって思うのよ。だって野田で総選挙したほうが勝てるわけじゃん?まあこのまま何も言わなかったら安倍さんの存在感も失われるからそれもありえないのかもしれないけどね」
副官「でも野田って自分の選挙区ではどうなんですか?」
私「総理や総理大臣経験者が落選することはありえないよ。比例名簿トップで(選挙)戦うのもあり得るし」
副官「じゃあ私だったら解散しますね」

にしてもTPP参加表明して解散なんてすごい死亡フラグをおったててくれますね、野田は。
彼に死亡フラグ回避能力があるのか
それとも輿石とか党内TPP反対派に引きずりおろしてもらおうという言い訳フラグという高等戦術なのかそのときは某モナ男(もしかして某イオン軍王子かも)の政治生命を断ち切ってしまってください、安倍将軍

・・・・・・でも何で今更TPP解散とか人権擁護法案の閣議決定とかよくわからんな・・・
もしかしてどっちも解散引き伸ばしのための自民党との交渉材料か?・・・
TPPは確かに争点としては小さくはないけど・・・引き延ばしのための交渉材料として使うんならありえるな。

民主党が分裂する云々という話を除けば、解散先延ばしは少なくとも2つのメリットがある。
1.次の政権に予算案を作らせない
2.解散を伸ばせば政党助成金の一部が(民主党離党した人達の分の一部)多くもらえる。

2は少々複雑な話なんだけど、政党助成金のシステムを解説します。

a 国民一人当たり260円を5人以上の政党に振り分ける。
b 国会議員数(議員数割)で半分。選挙で得た得票数(得票数割)で半分。
c 1月1日を政党の議員構成の基準日とする
d 選挙(衆議院選挙、参議院選挙)が行われた場合、その投票日の翌日を基準日として再計算
e 得票数は前回の選挙で得た票とし、すべて政党が獲得したものとする
f 政党が分裂した場合、党首がいる方のみに分配。ただし分裂時に分割する合意があれば別。
g 計算された政党助成金を4月7月10月12月の4回に分けて分配する。
h 分配月の10日までに申請を行い、20日に助成金を渡す
i 申請しなかった分は次の分配月に繰り越す
j 選挙により分配金の変更があった場合は日割りではなく基準日の属する月から変更があったものとする


ざっと書くと以上のようなものなのですが、bの議員数割は議員の頭数で計算、得票数は政党として前の選挙、現時点でいうと衆議院は2009年、参議院は2007年と2010年の選挙で(政党要件を満たした)全政党の合計得票を分母として計算。

つまり、これで何が言いたいかというと、小沢達がごっそり抜けた民主党は「投票数割」のぶん、つまり政党助成金の半分は選挙を伸ばせば伸ばすほどタダで手に入るってシステムなのです。

次の選挙で敗北フラグスーパー確定の民主党にしてみれば(たぶん半分以下になる)今年もらえる助成金が重要なのです。その意味で選挙を先延ばしにするインセンティブが働くのでは、と読んでます。詳しくは次に。
つづく
ずいぶんブログの更新を怠ってましたが、やっとゆっくり書けるようになったので、という割には三橋さんの所にはせっせとコメント投稿したりしてましたが)^o^(

前回のつづき

いつも見た景色が違ったように見える。これは誰しもが経験することだろうと思います。
例えば就学や就職で田舎から上京して数年ぶりに帰郷してみると、同じ風景なのになんか新鮮だったり、居心地が悪かったり懐かしく感じたりすることってありますよね。

それは自分の中に他の情報が入って、考えたり見たりする視点が少しずつ変化するからだと思います。でもそれが自分から能動的に得た情報なら問題はないですが、ディアが一方的に、意図をもって流す情報なら疑ってみるのも貴重な思考訓練だと思いますね。

今回(なんかずいぶん前ですがw)大竹さんのような典型的な「借金恐怖症」で「日本は成長しない」と思い込んでいる人は昔からいらして、イライラはしましたが違和感を覚えたのは初めてです(前フリ長いw?)。

彼らはに特徴的なのは日本人に典型的な「真面目さ」をもっているということです。
その「真面目さ」が情報に洗脳されやすい人を作っていると思うわけです。

彼らの特徴を4つに大別すると、

① 日本の古臭い慣習・制度を変える事に価値を見出す

② 効率をよくすることが正しいと思っている

③ 大きな政治的変革が政治だと思っている

④ 理論やデータより思想を極端に重視、あるいはその逆

どれか一つでも当てはまると自覚された人は・・・健全です。今上記のような考えでも新たな情報で自分の考えを上書きできるわけですから洗脳はされません。

①は②③とも関連しますが、戦後世代に多いのかなと思います。
また別の項で新自由主義の思想的変遷について書いてみようと思いますが、90年代以降に猛威を振るった(日本で最初に登場したのは80年代の中曽根内閣)この思想、経済原理は簡単に言うと「自我の独立」。それはマルクス主義・全体主義が目指す「自我の埋没」のアンチテーゼとして発達したものです。
政治的テーマとして
自由主義 vs 新自由主義
社会民主主義 vs 市場原理主義
大きな国家 vs 小さな国家
福祉社会 vs 競争社会
結果の平等 vs 機会の平等
混合経済 vs 市場経済
ケインズ主義「的」政策 vs  サプライサイド経済学、マネタリズム

などの対立点があり、簡単に言うと「いざとなれば政府が助けるよ」という社会と「自分の事は自分で何とかしろ」という社会の違いでしょうか。「新」自由主義も「お互いに助け合う」という共助の精神まで否定はしていませんし、ある程度のセーフティーネット(公助)は必要だという立場です。ただ、経済学の理論となると「市場に任せて政府の規制がなければ価格は適正化する」という私達から見ると極論になってしまいます。
まあ、ケインズ主義も似たような部分があるのは確かで、その理由は経済学が実際の経済や社会を無視した「仮定のモデル」を使うからでしょうね。

ちなみに最後の対立点でケインズ主義「的」とわざわざ記したのは、最近目にするマクロ経済学というかケインズ政策の批判に「ケインズはそんなこと言っていない」だとか逆に「フリードマンやマルサスはそんなことを言っていない」等と言ったものすごく幼稚な反論が見受けられるからです。なんと不毛な揚げ足取りなんだろうと思う。

別にケインズが言ったとか言ってないで今日の政策の正当性、妥当性が決まるわけじゃないのに。この人たちは原理主義者よりたちが悪いかもしれない。

まあ話が少しそれましたが、

①の人達は「イノベーション」だとか「道州制」だとか新しい考え方にころっと引っかかります。古い制度が今の経済停滞を招いているとどこかで思っているんですねw。慣習・制度あるいは文化は日本社会を形作ってきた根本であり、悪い習慣は捨てなければいけませんが、悪いと言われるものが本当にそうなのかを知るには期間を要します。その典型が構造改革であり、具体例でいえば談合の廃止でしょう。
それらを無邪気に捨て去るのは簡単ですが、その結果は予想できないものがあります。

②の人々は国家と企業や個人を混同する傾向があるので、「公共事業は無駄が多い」だとか「公務員は労働生産性が低い」「国の借金を将来世代に残すな」とかの煽りに洗脳されてしまします。

この「効率」は新自由主義や市場原理主義の根本をなす考え方ですが、経済的な効率のよさ、コストパフォーマンスの良さを追求するときはリスクも考えないといけません。上記の例でいうと談合の廃絶でコストパフォーマンスは向上しましたが、ワークシェアリングの機能が失われ、小泉政権末期には「指名競争入札」が廃止され「一般競争入札」に変わった結果どんどん事業費が下がり続け、地場産業の建設会社、あるいは建設関連産業が倒産に追い込まれ、その雇用が失われているのが現状です。それは同時に供給能力の低下を意味し、有事の際の復興能力を失っています。東日本大震災からの復興が遅れているのは中央政府の無策、地方政府の人手不足もありますが、復興のための供給能力の低下も原因の一つです。

もちろん効率がいいということは生産性が上がることも内包します。生産性の向上は経済成長の中核(というか一番重要な課題)をなすものなので経済政策を超えた重要なものでやみくもに反対すべきものではありませんが、「効率」の意味を考えなければなりません。短期的な効率ではなく長期的な効率を考え、雇用も重視するのがまっとうな政策だと思うんですがね。

③もやっかいな妄想で、一番洗脳にかかりやすいタイプです。
特に不況時のように閉塞感が漂う時には「なにもかもチャラにしてしまおう」的な輩が出てくる原因にもなっています。この人たちは利益とか不利益、あるいは幸福とかよりも自分たちが何かを変革させたことに「たまらない喜び」を持っていたり、味わったことのある人で多分そこから抜け出せないという意味で絶望的です。小沢一郎の「壊し屋」や橋下の「グレートリセット」など意味もなく作り変えることが政治だと思っているのが理解できません。

まだ救いようのあるのは、小泉郵政解散や構造改革、あるいは「政権交代」といった中身のない(構造改革はマイナスの意味で中身の深い政策ですが)文言に振り回された人達でしょうね。私も実は小泉郵政解散の時は熱狂とまではいかないですがマスコミに振り回されていました(笑)

性格的に政局は大好きなのであの時「参議院で否定されたなら、衆議院解散すればいいじゃん」と思っていたらほんとに小泉さんはそれを実行したので少し嬉しかったのもあるんですけどねー

④は自己陶酔型の人でしょうね。データを出されてもその算出方法やほかのデータとの比較も考えずに(あるいは自分で見つけたデータによる法則に縛られてしまう)盲信してしまう人たちや、自分の意見はある程度持ってるけど、データによる反論には耳をかさず、自分と同じ意見の「権威」に自分を重ね合わせてしまう。
「データ原理主義」とか「権威従属主義」って感じですか。
この人たちは結論が決まっているので反論しても聞く耳をもちませんね。学者とかインテリに多い気がします。

どんな情報でも(三橋さんもw)疑ってかかろう! とまとめさせてもらいます。

以上、今日は結構長くなりました。デフレの話は少なかったかな。


なんだか久々にブログを書きます。この半年間は訓練校での勉強に明け暮れていまして、ほんとに時間がなかった(毎日ブログUPしてる方々はすごいと思った半年でした)。

先日(8/27)テレビタックルを見ていたら、大竹まことが「借金どうするんだよ」と三橋さんに噛みついていました(^_^;)。三橋さんが国土強靭化(耐震化など)へ政府が投資をしなければ、要は無駄遣いができる組織が有効需要(GDPをのばす需要)を作り出しさなければ、需要は増えないし、需要が増えないとデフレから回復できない。という主張だったんですが(補足すると、需要が回復しないと雇用も回復しないし、雇用が回復しないと少子化もさらにひどくなる)、大竹さんは「政府が」という部分に反応して「また借金増やすのか」とか「1000兆円を超えたらどうなるんだよ」とか「銀行に1400兆円の預金があるというけど、利払いが毎年40兆もあったらあっという間になくなるんじゃないの?」とかまあ一般的な人の反応で、もう見飽きた反応でもあったけど、なんか違和感があった。

その違和感の正体に言及する前に大竹さんの質問に答えると、

下記のデータから政府の負債は709兆円で、利払費は9.8兆円(24年度予算)ですね。
注)見えないので少し拡大しました。
引用)財務省Webサイト

国債残高と利払費


個人資産1400兆円は別にどっかに眠っているのではなく、銀行、郵貯、生保などに分散して


預かった側の金融機関は日本国債で運用しています。問題は金融機関は預かった資金を運用しているだけで、本当の所有者は日本国民だということです
(もちろん間接的ではあるが) 。

とするならば政府からの利払いはどこにいくのでしょうか?当然金融機関に回ります。それが預けている預貯金、あるいは生命保険の毎年個人資産は利払いによって増えていくんです。それが、日本が借金が多くても問題ない理由です。

日本円で発行していること(これは為替の乱高下の影響を受けないという意味)、
国民(および国内の金融機関)が国債ホルダーであること。
デフレでマネーストックが相対的に足りないこと(足りないというのは円=国債の価値が安定しているということです)。まあ一言でいうとデフレギャップがあるということです。
それに経常黒字国あること。
これらを満たしている国はほかにありません。

ついでに今はデフレで「消費より貯蓄」のマインドなので、貯蓄も増えています。
インフレになれば貨幣の価値が下がっていくので、基本的に貨幣と同じである国債の価値も下がります。つまり元金負担が毎年下がっていくのです。

50年前に1万円借りたとします。その当時の一万円は現在では今の物価の4倍のものが買えました(物価によって違いがありますが)。この間のインフレ率は平均で4パーセントです。
逆に言いますと借りた一万円の価値は4分の1になっているわけです。
もちろん借金の重みも4分の1に
まあ複利で増えていけばかなりの元金も増えていきますが、国債は単利です。元金負担はインフレで貨幣の価値が下がれば負担も小さくなります。

何が言いたいかというと、今借りたお金でインフレに戻し、税収を増やせば30年、60年後に国債償還のときの負担は間違いなく低くなるということです。

逆にデフレのままでは物価は下がりますが、相対的に通貨の価値は上がり、国債の価値も上がります。借金の重みが増すのです。
価値が上がるから長期金利は 0 に近いのです(国債は利子のつく通貨です)。デフレでGDPは増えないし、GDPが増えないということは我々の給料も上がっていきません。というか間違いなく失業するでしょう。もちろん税収も増えませんので社会保障はめちゃくちゃになるし、今回のような変な消費税増税あるでしょう。年金や医療費の国庫負担がありますからね。
さらに問題なのは出生率が下がることです。まあ失業したまま結婚はできないですし、子供を育てることも不可能です。

ちなみに2パーセントのインフレで35年後には通貨の価値は半分になります。

話を元に戻しますと、「また借金するのか?」という大竹さんの疑問というか「借金=悪」というのは多くの日本人が持ってる共通認識で、マスコミ情報によるミスリード、つまり洗脳でもありますが、それに引っかかってしまったのは洗脳されやすい状態だったんだと思います。

なんでこれで洗脳されてしまったのか、それが違和感の正体なんですが、大きく4つの理由があると思います。

後半では上記理由とクラウディングアウトについて。

インフレ対策をやることに新古典派(新自由主義者)は必死になっています。日本では財務省(緊縮財政)、マスメディア(反公共事業、TPP)、経団連(消費税増税、TPP)、地方政治では道州制とか。全部インフレ対策=デフレ促進です。

彼らの要というか最後の砦が「日銀、白川総裁」だと思います。
それを証明するような記事がありましたので、長いですが結構重要なポイントがいくつかありますので全文掲載します。

ちなみにこの演説はおそらく内容は日本向けです。ロイターの英語記事では大した扱いでなかったうえに他の白川記事ではなんとなく皮肉めいた感じがしました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120422-00000010-reut-bus_all
『[ワシントン/東京 21日 ロイター] 日銀の白川方明総裁は21日、訪問中のワシントンでフランス銀行主催のパネルディスカッションの参加し、国債への信認が低下することによる金融システム不安を抑えるため中央銀行が際限のない国債買い入れなどを行えば「制御不能なインフレを招く」と警告、中銀の流動性供給で時間を買える間に財政改革を進める重要性を強調した。

白川総裁は、欧州金融市場に小康状態をもたらした欧州中央銀行による長期資金供給オペ(LTRO)は、「あくまで『時間を買う』政策に過ぎない」と指摘。市場が落ち着き、かえって財政への危機意識が薄れ、財政赤字拡大から金融システム不安が再燃すれば、「中央銀行が国債担保の流動性供給、あるいは国債買い入れを通じて、最終的に際限のない流動性供給に追い込まれる可能性がある」と警告。「膨大な通貨供給の帰結は、歴史の教えにしたがえば制御不能なインフレ」と言い切った。

日本については、「人々が将来の財政状況への不安から支出を抑制し、そのことが低成長と緩やかなデフレの一因になっていると考えられる」と指摘した。

総裁はフランス銀行の「フィナンシャル・スタビリティ・レビュー4月号」にも寄稿し、日本で低金利が続いている背景として、「国債利回りが低位安定的に推移すると、その事実自体が国債の安全性評価をさらに高めてその保有動機を強めるように作用する」ためと説明。

しかし、政府が「自らの支払い能力を超えて借金を重ねることはできない以上、投資家が信用リスクを意識し始める臨界点がどこかに存在する」と警告。投資家が他の投資家が国債を売却すると予想することが利回りを押し上げる「自己実現的なプロセスがひとたび作動すると、『市場取り付け』に至ってしまう可能性がある」と述べ、そのような「ソブリン危機は、前触れなしに顕在化する可能性がある」と指摘した。』


中央銀行が際限のない国債買い入れなどを行えば「制御不能なインフレを招く」と警告、 
それはそうだけど、デフレギャップが存在している限り、インフレにはならないし、インフレを懸念する前にデフレの警告をするべき時期(欧州、米、日ともに)でしょう。


「膨大な通貨供給の帰結は、歴史の教えにしたがえば制御不能なインフレ」 
どの国のどんな状況での、どれだけ通貨を増やしたか、という全く中身のない煽りです。
しかも通貨供給しただけ、という前提で、政府が消費刺激策をとるというのが抜けてる気がします。



「人々が将来の財政状況への不安から支出を抑制し、そのことが低成長と緩やかなデフレの一因になっていると考えられる」 
どうしても財政問題に関連付けしたいみたいですね。消費マインドが減少したのは財政とは関係がありません。金がないからです。


「国債利回りが低位安定的に推移すると、その事実自体が国債の安全性評価をさらに高めてその保有動機を強めるように作用する」 
質問の答えになってないですね。なんで低金利なの?と聞かれて「低金利だから」と言ってるにすぎません。低金利なのはデフレだから。日本国債の安全性は「円建て」「内国債」という理由しかありませんね(経常収支黒字国というのも大きいかも)。


政府が「自らの支払い能力を超えて借金を重ねることはできない以上、 

まさか日本のことを言ってはいないと信じたいですが・・・

全体としてデフレよりインフレを恐れ、財政健全化を重視する。まさにインフレ期の新自由主義かぶれの学者のたわごとにきこえます。

このひとが日銀というデフレ対策の要にいる限り、日銀法の改正は絶対必要なことですね。
最近はFlashづけであまりIllustratorに触れてないのですが、
今日は半円の半分をきれいに、すばやく作る方法をご紹介します。

半円を作って連結でパスを閉じて、それからアンカーポイント(AP)をパス上に追加し・・・とややこしいやり方を習ったのですが、交差をつかうともっと効率的にできます。

使うのは楕円ツール、コピー、ダイレクト選択ツール、Delと交差です。
20秒くらいでできます。


『緑色の工程』
① 円をコピーして2つにします。

② それぞれ、下と右のAPをダイレクト選択ツールで選択しDelキーで半円状態にします。

③ 2つの半円を重ね、「交差」で重なった部分を取り出すと半円の
  半分の円(1/4円)の完成です。

『オレンジの部分』
Ctrl + C(コピー) → Ctrl + F(前面に貼り付け)でより確実に作業が行えます。


こちらは、お題とは関係ありませんが、三橋貴明のブログ「新世紀のビッグブラザーへ」から半増税ソングが紹介されてました。動画はほとんど野田の顔ですが、歌は素晴らしいです。
http://www.youtube.com/watch?v=IyE1s4B5Bpk&feature=youtu.be 

【ゴールデンアワー】日本のデフレ問題【三橋貴明】 2012.04.11

↑デフレが分からない人はこちらが分かりやすいです。
あなたのことですよ、週刊ダイヤモンドさん。
「デフレ脱却で景気回復しない」「増税で景気回復」が経済の新常識だそうですね。ノーベル賞ものの新常識です。

http://twitter.com/#!/diamondweekly/status/188878836602109952
『デフレの新常識⑩「デフレ脱却で景気は回復しない」。デフレ=不況という事実誤認が蔓延していますが、デフレとは継続的な物価の下落のことを指し、失業率やGDPなどの景気指標とは関連なく定義されます。』

逆です、逆。
継続的な物価下落→失業率の上昇と消費減少→景気後退(=不況、実質GDPの2期マイナスか景気動向指数DIが50%を割り込む)→デフレ→デフレギャップの拡大
まあ、供給能力が需要を上回るのがデフレでデフレに陥ると自然回復でインフレに戻ることは難しいです。

確かにデフレ下でGDPが上昇することはあります。特に内需が小さな国=輸出依存度が高い国です。ロシアでは資源価格の高騰でその実例があります。
なのでダイヤモンド編集部の言ってることは、ある意味正しいのですが、
日本が「デフレ脱却で景気が回復しない」のはあり得ません。詐欺記事でしょう。一番売れてる経済雑誌らしいですが、過当競争なのか、消費減少なのか、編集部の方々が一番デフレの深刻さに悩まされているのでは?

あと10年デフレが続いたら「雑誌」なんてなくなりますよ。マジで。







今回は記録もかねて図形の組み合わせで目を描く方法をアップします。
完成図とそれをパーツに分けたものです。


使うのは楕円ツール、長方形ツール、多角形ツール(三角形)、それからパスファインダーパネルの合体、型抜き、交差。基本これだけです。調整に回転、拡大・縮小を使います。

不透明度を下げて交差や型抜きしてる部分が濃くなるように調整しておくと便利です。
あと、1工程ごとにAltキー(macはOPTIONキー)でコピー取るようにしておけば後で使いまわしが可能です(型抜き、交差では消えてしまいますから)。

それと便宜上目の濃紺の部分を目玉とよびますw

1.目のメインの部分を作ります。

まず2つの楕円を重ねて          2つとも選択して「交差」。
目の右のラインを作ります。        重なり合った部分が形として残ります。

左側のラインですが、少し大きな     「交差」で目の本体(白目部分)
円でラインをつくってやります。      の完成です。


縦長の円を重ね黒目                          
の部分を交差で抜き出します。                    
 
それを白目部分に合わせて第一工程の完成です。 

2.次は目のふち(まつ毛、アイライン)です。結構めんどくさい部分です。

下のまつ毛(アイライン)から作ります。
白目の下のラインの微妙に下にそって「切抜き」で楕円をくりぬきます。

 

長方形でそれぞれ端を       三角形で「型抜き」を
型抜きし、グループ解除して   して端が2本線に見えるようにします。
余分な部分は削除します。
 
少し下が小さいので目のほうを「縮小」します。 

今度は上の部分です。           三角形の頂点にそうように  
三角形で左隅の形を作り、         楕円を追加します。
縮小、回転させて整えます。

 

目を戻して「型抜き」。                 「合体」で同じ画像にします。

楕円で「交差」し線を均一に。         いらない部分を「型抜き」で消します。 



小さな三角形で端を「型抜き」し、上のラインの完成です。

3. 目の中を作ります。
分かりにくい部分は色分けします。

       
「縮小」80%くらいで目玉の        「拡大」110%で目玉の外の
内側のを作ります。             ラインを作ります。


目玉の内側(赤)の上のライン    グループ解除で右側だけ
に平行になるように楕円で      取り出します。 
「型抜き」し影を作ります。

赤の形を楕円(黄色)で「型抜き」し、そのまま黄色の楕円を
青の楕円で 「型抜き」し真ん中の三日月型を作ります。


       

パーツを合わせたら・・・     目玉の下の光ってる部分が抜けていた
                    ので、長方形で赤の上を「型抜き」、楕円
                    で「型抜き」し色を付け、「縮小」します。 




すべてのパーツが完成したので、合わせて色付けし、リフレクトコピーで左目も作り完成です。


突然ですが、
下記の2つの絵の違いってお分かりになるでしょうか?



細かい形の違いではなく、上の目がペンツールを使ってトレースした目の絵(左側だけ、顔が斜めだったので目玉の位置が微妙ですが、Fateの凛さんです)

それで、下の絵がペンツール、ブラシをを一切使わず図形を組み合わせたりして作った目です。

作り方はまた(授業に遅れてしまします(笑))。

今日からFlashの授業が始まります。たまに「私はFlashがあまり好きでなくて・・・」という人がいますが、なんでなんでしょう?もう古いのかな。

で、今日の本題は「日本人と記録の力」。

『日本人は、メモや日記を数多く残してる稀有な民族だと聞いたことがある』

上記の文章は桐野夏生氏が東野圭吾の小説「悪意」の文庫本解説で書いた文章の冒頭部分です。

なるほど、古典の文学作品でも「日記」のついたものが多いのも、日本人の気質によるところが多いのかもしれません。日本が世界に出る以前から、おそらく識字率が恐ろしく高かったのも、日本語が「読み書き」に適してるのも、そのせいかもしれない、とか考えてしまいます。それでも自分たちの使う文字(漢字) を一生勉強している民族ってのも珍しいと思います。

日本語が敬語や言葉遣いで男女やその人たちの上下関係も識別できるようになっているのも記録好きな面があるのかな、とか。

ブログが主に日記に使われ、世界のブログで使われてる言語の一位が日本語(英語と同等くらいの割合)なのもうなずけます(海外ではブロガーと呼ばれる人が基本ニュース発信などにつかっているらしい)。ネット人口比で世界一メールを使ってるんじゃないんでしょうか?

「悪意」は東野圭吾のミステリーでもいわゆる「叙述トリック」を使った作品としては異色の面白さというか、読者を錯覚させていくと同時に作品内で主人公の小説家が「手記」という手法を駆使して刑事を騙していくという「小説の中で犯人が叙述トリックを使う」というものなのですが、それに関して桐生氏も「記録は本当だという錯覚を引き起こさせる力がある」という事を言っておられて、実際に私たちも書いていることが自分が知っていることを全部書いているわけでもないし、正確に書いているかもわかりません。自分に都合の悪いことは書かないし、「当たり前のこと」、つまり同時代に生きてる人が情報共有していることは書きません。

「この文章は日本という世界の経済大国の埼玉県に住んでいる私がノートパソコンという情報機器を使ってキーボードという入力装置のローマ字入力によって(以下略w」などという事は書かないのです。まあそれくらい現代ではほかの資料を見れば当然なのですが、昔は記録したものも少ないし、特に宗教的に当然の行動については記録しません。その時は記録する価値がないほど当然の行動が、のちの時代は当然ではなくなるということです。

それでも「記録」「文字で書かれたもの」というのは誠実な感覚を受けて、話していて「それはウソだろー」と思うことが、文字情報だとどこからどこまで本当か分からなくなります。
その最たるものは朝日新聞の「従軍慰安婦の強制連行」に関する記事でしょうか。新聞に載った情報が長い間事実として利用されています。
「南京大虐殺」も同じような経緯ですね。

日本人の特性を逆手に取った、逆に日本人が一番無防備な所です。

この部分の安全保障の観点が欠落してしるのは「記録好き」だからと「記録の力」に疎いからにほかなりません。

余談ですが、作家の井沢元彦さんも「逆説の日本史」のなかで、歴史家の欠陥の一つとして「データ(記録)至上主義」があると指摘されており、「その時代で当然のことは記録として残らない」ことで1000年後(前)の日本人がその時の日本人と同じ考えを持っているとは限らないという前提で過去の記録は読み解いていかなければって話ですね。

久々に難しいことを書いてしまいました。

アエロ

一応政治経済系の記事を書いてたはずなんですがw 最近イラレ、Photoshop、Flushと勉強が忙しくて・・・三橋さんのブログのチェックはしてますけどね。

んで、昨日まで月一回の発表でwebサイト制作(イラレで外観を描くだけ)、フライヤー、名刺と約4日間で仕上げるのに苦労しました。以下はその作品(といってもいいのかな?)なんですが、通販サイトは時間がかかって途中までです。

こちらが熊本国体をモチーフにしたフライヤー




ちょっとポスターっぽくなりましたがまあまあの出来です。火の国熊本ってことで火は結構使われてる覚えがありましたのでメインに。ところでみなさんフライヤーってどういう意味かご存知ですか?私は知らなかったので調べてみたら、英語のFlyerから来てるんですって。昔空から広告を飛行機でばらまいた、その時の「飛んでるもの」がフライヤーの語源だそうです。

んでメンズブランドのファッション通販サイトです。ほとんどの時間はこちらにとられました。


右の透明スキンがかかったのは商品選択時の画像です。
コンセプトはブランド力の向上、服装以外の情報の充実、また来てくれるサイトの3点。
一番時間がかかったのは服の色付け。あとは全体的な配色(最終的にFacebookのNavigationサイトの色使いをさんこうにしました)、背景とか。ここに載せられなかったものがあったので商品パネルがスカスカにw

ロゴはまあまあの出来でした。作ろうと思って作ったのではなく、画像制作の途中でいらなくなった不要なパーツを横に置いていたらたまたま思いついたって感じです。

火の形にも見える一応人間です。


こっちは雨傘の雨をデザイン化したもの。

明日は消費税について書いてみようかな。

追記 
今日イラレいじってたらライブペイントっていう便利な機能があるじゃないか・・・これさえ知ってればあんなに服の色付けで時間とる必要もなかったのに(泣)