ありがとう。杜の家。 | 真理のパフォマー 女優セラピストヒーラー くみちゃんのレッツらゴー。
お引っ越しの時のことを書こう。

と思って1日ウロウロと過ごしたら、風邪が悪化しました(笑)
この7月の後半にフリースを着ているくみちゃんです。



お引っ越しすることが決定的に決まったのは、1月に入ってすぐでした。

経済的な理由から、手放さなくてはならなくなったの。
夫が設計し、私も手拭いでほっかむりして毎日現場に通って大工さんと一緒に建てた、
大好きなおうちを。
家族みんなで、ベランダにペンキで絵を描いた、
愛するおうちを。








もうとっくにそれは決まっていたも同然でした。
だけど、あきらめの悪い私は、
いつか一発逆転して、なんとかなるんじゃないか、
奇跡が起きて、手放さなくても大丈夫になるんじゃないか、
なんとかして、家を手放さない方法を見つけよう、
と、
薄氷の上を息を詰めてつま先で歩くような毎日を、重ねてしまっていました。

でもね、自分ではどうすることもできなかった。
自分の手で、意志で、家を手放すことができなかったので、
天の手が入り、生き方を大きく変えるような方向転換が起きました。

そんなだから、1月の時点で、次に住む家はまだ決まっていなかった。
さあ、そこから必死こいて探しましたよ〜

人間が5人、
犬と猫が5匹、
一緒に住める家を。


でも、そんなおうちは、もちろん、なかなかありませんでした。
相談した人たち、みんなから言われました。

「犬はあきらめなさい。」
「そんな貸家は、ないよ。」
「犬を預かってくれるところを探した方がいいよ。」


そんな中、
大丈夫!
きっと見つかります!
あきらめないで、何とか道を探しましょう!
と言ってくださった方も、本当に少ないけれど、いました。

そして、何よりも夫が、
「大丈夫。絶対大丈夫だよ。
これからもみんなで一緒に住むんだよ。
てか、住まないわけがないじゃん!!」
と、いつもいつも言ってくれ(T_T)

ああ、私には神さまみたいに見えました(T_T)


震災後、動物愛護センターからやってきたまめちゃんも、
うちで生まれたゼロととのとハクも、
嵐の日にびしょ濡れで拾ってきたちょびも、
私には人間の家族と何ら変わりなく、



離れて暮らすことは考えただけでもほんとに胸が張り裂けそうでした。


でもやっぱり、現実は厳しかった。
貸してくださる、というおうちも無くはなかったのだけど、動物1匹につき敷金礼金それぞれプラス1ヶ月。
初期費用だけで100万近くかかってしまう。
どう頑張っても、それは無理。


そしてもちろん犬のことだけじゃなく、
家族の精神的なケアも、そりゃーーー半端ではなく、
特に高校受験だったももちゃんは壮絶でした(T_T)

そこで、私とももちゃんの間に入って、
気持ちを聞いてくれ、
気持ちを汲んでくれ、
的確なアドバイスをし、
なぐさめ、励ましてくれたのは、
長女のりさ。

不安に潰されそうになるばあばを、豪華な温泉一泊旅行にも連れて行ってくれました(T_T)

彼女がいなかったら、間違いなく家族はバラバラになり、
ももちゃんは積み木くずしみたいになっていただろう(T_T)

「大丈夫だよ!
今はキツイけど、引っ越してみたら、今より全然いい家で、今より笑って、みんなでめちゃめちゃ楽しく暮らしてっから!」

なんて言って、私を励ましてくれて。

せっかく入った大学も辞めざるを得なかったのに、
自分のことより妹の幸せを1番に考えてくれて、動いてくれた。

本当に、誰の子なんだろう!
と思うくらい、素敵な娘です。
自慢の、誇りの娘です。



そして、奇蹟のように、
本当に奇蹟のように、
一見最悪の状況に見えるいろんなことが、
ギリギリのところで最善の結果になり、
まるでそうなることが決まっていたかのように、
パズルがパタパタと在るべきところに置かれ、









4月のももちゃんの入学式の2日前に、

杜の家から引っ越しました。




お引っ越しも、たくさんの友だちが手伝いに来てくれて、

全然淋しくも悲しくもなく、
大笑いしながら引っ越しました。


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ものすごい速さで、食器を新聞紙で包んでくれた徳ちゃん、珠ちゃん。

最後まで残ってた細かい雑品を、丁寧に箱詰めしてくれた、ラブミーティングの千夏ちゃんとかずえちゃん。

軽トラをこころよく貸してくれ、自分の家族も引っ越しで大変だったのに手伝ってくれた、比呂子ちゃん。

EMでピカピカにお掃除してくれた、えこちゃんとまきちゃん。

えこちゃんとまきちゃんは、軽トラで粗大ゴミまで出しに行ってくれたの〜

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私は、本当にお友だちに恵まれている。

私の財産。
私の宝物。




夜に、空っぽになった杜の家の電気を消して出る前に、

初めて柱に抱きついて泣いた。


守れなくて、ごめん。

守ってあげられなくて、ごめんなさい。




でもね、そしたら、わかったの。


私たちが守ってたんじゃない。


杜の家が、
私たちを護ってくれていたのだ、

ということが。


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このおうちから、
護られ、愛されていたんだ、

ということが。

そして、今も。


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わんこたちがかじってボロボロにした、壁や柱は綺麗に直され、
これから素敵な家族が、この素敵な家に住み、
愛に満ちた大切な毎日をこの家で過ごし、
泣いたり笑ったりケンカしたり、
幸せな波動がどんどん重ねられてゆく。


光に充ち満ちた杜の家。




ありがとう。

そんな言葉じゃ足りないけれど、

本当にありがとう。



大衡村のおうちには、
杜の家のスピリットと一緒に引っ越しました。

そして、りさの言った通り、
引っ越してみたらめっちゃ素敵な家で、
お隣の方たちもすごくいい人で、
わんこたちもちょびものびのびと、
笑って暮らしています❤️




書こうかどうしようか、
ここ何日か迷っていた。

でも、今日のお月さまが背中を押してくれました。




大丈夫。

大丈夫だよ。

くみちゃん、大丈夫。

世界は、宇宙は、あなたを愛しています。