『パスト ライブス/再開』  | 【ココロと友達】大人の自己肯定感を育てる専門家かとちゃん

【ココロと友達】大人の自己肯定感を育てる専門家かとちゃん

うつや病気で休職3回を経験。今は心理カウンセラーとして優雅に生きるかとちゃんが、「自己肯定感の育てかた」をお伝えしています。

 


こんにちは。

 

あなたのココロの
パーソナルトレーナー


真理カウンセラーの
かとちゃんです。

 

 

facebookにはよく上げているのですが
たまには映画の感想でも。


ココロに関連するものはこれからも
ブログにあげてこうかなと。
 

 

 

 

移住によって12歳で離れ離れになった幼なじみの2人が、24年後の夏にNYで再会する7日間を描いた、大人のラブストーリー。別々の人生を歩んだ2人の、よくある「if」の物語だよね、なんて軽い気持ちで観たのだが、A24が創るとこんなにも胸に響くものとなる。

 

 

「ときめきとさびしさと 嬉しさと悲しさと 安心と不安と 期待と後悔と」そして「優越感と劣等感と、 感謝と罪悪感と」、あらゆる想いがないまぜとなり全カットの瞬間瞬間に共存する。これまで感じたことのない深く複雑な感情体験、しかもそれが心地よさを伴いながら押し寄せてくる。

 

 

30年前の篠原涼子のダブルミリオン『愛しさと せつなさと 心強さと』。愛しさと切なさの共存は分かるんだけど、なぜここに“心強さ”が入る?と当時思ったのだが、それがこの映画でわかった気がした。

 

 

タイトルの「Past Lives」とは「前世」のこと。昔、ヘソンと同じ言葉をある人に言われたことがある。だからラスト12分、“善き大人であろうとした大人”たちに、震えるほどの共感と涙を得た。この作品を味わえるだけの歳と経験が自分にも宿っていたのだなぁとなんだか感慨深い帰り道。


同じアカデミー作品賞ノミネート(そしてこちらは受賞した)『オッペンハイマー』を同時に観たが、自分はコチラに軍配を上げたい。




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