あなたは、上司が、赤い顔をして、相手を睨むような顔つきで、話しているのを見て、どう思いますか?
「怒っている」
と思うのではないですか?
ですが、これは、ただ単に、風邪をひいて具合が悪いだけかも知れません。
なのに、人は
赤い顔+睨み=怒り
と紐付けします。
この紐付けで、人は勝手に悩んだり、苦しんだりします。
この紐付けは、経験やDNAからの判断ですが、正しいとは限らないのです。
情報の断片を組み合わせ、勝手に結論を出す事を仏教では「妄想」と言います。
妄想を排除するには、結論を急がない事です。
つまり、睨み返すなど、即座に反応しない。
この上司の例で言えば、冷静に話をしましょう。
「具合が悪いのですか?」
それで、一発で解決するかも知れません。
もし、怒っている事が明確であるならば、何に対して怒っているのかを、正確に知る必要があります。
自分勝手に、他人の怒りの原因を考えると、妄想になります。
ちゃんと話しましょう。
そして、具体的怒りの原因が分かったならば、それに対する対策を考えましょう。
相手が、自分に対して怒っているからと言って、自分も怒り返さない事。
それは解決になりません。
最も大切なのは、心を反応させない事です。
もし、それでも怒りの感情が出てしまったら、「怒り」「怒り」と、頭の中で、ラベリング(現象に名称を付ける)しましょう。
すると、怒りはやがて消えて行きます。
それまで、決して、何かを言ったり、行動するのは止めましょう。
以上の事が出来るようになる為の訓練が、ヴィパッサナー瞑想です。
私が動画で解説しておりますので、ご覧下さい。
ちょっと仏教哲学に深入りしているような部分(無我の解釈)もありますが、大切な点ですので、触れない事が出来ませんでした。
取り敢えず、分かりにくい所は、何となく聞いて下さい
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