全般性不安障害（ＧＡＤ）という精神疾患があります。
DSM-IVの基準では以下を満たす必要があります。（Wikipediaより）
仕事や学業、将来、天災、事故、病気などのさまざまな出来事または活動について、過剰な不安と心配がある。しかし、その原因は特定されたものではない。
不安や心配を感じている状態が6ヶ月以上続いており、不安や心配がない日よりある日のほうが多い
不安や心配は、次の症状のうち3つ以上の症状を伴っている。
そわそわと落ち着かない、緊張してしまう、過敏になってしまう
疲れやすい
倦怠感
動悸・息切れ
めまい・ふらつき感
集中できない、心が空白になってしまう
刺激に対して過敏に反応してしまう
頭痛や肩こりなど筋肉が緊張している
眠れない又は熟睡した感じがない
全般性不安障害の原因としては、外因（環境）と内因（性格）の二つがあると考えられます。
外因（環境）としては、常に緊張を強いられる、過度なストレス環境。
内因（性格）としては、この世に生きる事、そのものが外敵の中にいると感じてしまう特性。
全般性不安障害を以下、ＧＡＤと言いますが、ＧＡＤとうつ病の相違は、医者であっても判別に苦慮すると思われます。
医者であっても、ＧＡＤに無知な人も多いです。
私は素人ですので、あらかじめご了解いただきたいのですが、私なりの判別の仕方としては、
まず、先天的か？後天的か？
さらに、「人間社会と肌が合わない」感があるかどうか？
が基準になろかと思います。
まず、うつ病の人は、それまで、普通の社会生活を送って来て、途上で、ストレス環境に置かれ、発症する。
ＧＡＤの場合は、生まれ持った独特の資質があり、物心ついた頃から、世の中全般に対し、不安と恐怖を感じるようになった。
ただし、後天的にＧＡＤの資質に転じる可能性もあり、これは断言出来るものではありません。
虐待を受け続ける事によりＧＡＤになる事も、充分、考えられる事です。
ただ、それも幼少時の虐待であり、大人になってから、ＧＡＤになる事は、あまり無いのではないかと、個人的には考えます。
もう一つの判断基準の、「人間社会と肌が合わない」感があるかどうか？についてお話します。
「この人とは肌が合わない」という感覚は、誰もが持つと思いますが、人間社会そのものに対して肌が合わない、という感覚は、多くのＧＡＤの人が共有する所なのではないかと思います。
その原因を説明する事は難しいですが、性格、性質としか表現出来ないものです。
「不登校」「ひきこもり」の中には、かなりのパーセンテージでＧＡＤが存在すると思われます。
「長期間のベンゾジアゼピン使用は不安を悪化させる。ベンゾジアゼピンの減量は、不安症状の軽減につながる証拠がある」との記述がWikipediaにあります。
これは、長年の、この薬の常用者である私自身が経験する所です。
「ベンゾジアゼピンからの回復はアルコールからの回復よりも時間を要する」との記述もあります。
「スウェーデン医療製品庁は、不安の薬物療法には薬物依存のリスクのためベンゾジアゼピンを避けるべきだとしている。デンマーク保健省の依存性薬物処方ガイドラインでは、全般性不安障害、パニック障害、不安障害の第一選択肢は抗うつ薬である。依存性があるため、ベンゾジアゼピンの処方は非薬物療法などそれ以外全てで治療できない場合のみに限定され、処方期間は4週間が目処であり、長期間の治療は避けなければならないとしている。」（Wikipediaより）
これは重要な記述です。
ベンゾジアゼピンは一般的な抗不安薬です。
日本の心療内科、精神科では、本人から「不安」という言葉が出たら、すぐにこの薬が出ます。
耐性がついて、効かなくなるますので、どんどん強いベンゾジアゼピンになって行きます。
そして、頂点にまで達したのが吾輩です。
吾輩は、断薬の決心がつかずに、服薬を続けておりますが、今や、ほとんどラムネと化しております。
このラムネよりも、仏教思想のほうに効果があると感じたのは、２年くらい前です。
本当は、日本の仏教界が、こうした思想を教えるべきなのでしょうが、職業坊主の蔓延する日本の仏教界では、忘れられてしまった思想です。
今回は、それを動画にしてお伝えします。
１０分ちょっとの短い動画ですので、是非とも、ご覧下さい。
◎気持ちが落ちている時に観る動画
https://www.youtube.com/watch?v=UI2z64exhNw&list=PLR_3hrp4qNsbV4jDEOR7X1KNop-XUAi6d
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