【脳機能の故障】肥満のメカニズム【自己管理だけが問題では無かった】 | 真実は人を幸福にするか?

真実は人を幸福にするか?

桑田義雄が、うかんだり、もぐったりするブログ

この記事は、私の推論であり、科学的に万全な知識ではありません。
参考にされるか、されないかは、各自の判断でお願いします。

なぜ、人は肥満になるかという点について、「自己管理が出来ていないだけ」などと言う意見がありました。
ですが、どうやら、そうとばかりは言えないようです。

依存症研究で著名なノーラ・ボルコウ(Nora Volkow)博士によれば、肥満者のドーパミン受容体は、普通の人よりも減少しているようです。

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201106251153356


これは、マリファナなどの薬物依存者と、同じ症状です。
ドーパミン受容体の減少により、快楽物質であるドーパミンが受容出来ないのです。
それにより、より多くのドーパミンを放出させる為に、過食や甘いものの摂取に走ります。
一日中、飴やチョコレートを口にしている人は、無意識にドーパミンを放出させようとしているのです。

そもそも、肥満者のドーパミン受容体が減少している理由ですが、ハッキリとは分かりませんが、何らかの依存症であると考えられます。
過食が一番、考えやすいですが、アルコール、たばこ、恋愛なども依存対象になります。
これらの依存症によってドーパミン受容体は減少し、僅かな刺激では快楽を受けられなくなるのです。

依存症になる前の段階として、なぜ、過剰な快楽を求めるようになったのか?
という問題があります。
まず、そもそも、現代社会は過剰な快楽が得やすい構造になっています。
酒、たばこはもちろん、自由恋愛、そしてゲーム。
これらにハマる事で、ドーパミン受容体は減少して行きます。
もう一つは、何らかの喪失感です。
例えば「別れ」です。
愛する者との別れは喪失感を生み出します。
悪い意味での孤独もまた、一種の喪失感です。
クリスマスの夜に、一人で過ごす淋しさは、若い人ほど切ないかも知れません。
「恋人がいない」「伴侶がいない」という事は、決して淋しい事では無い、というのは仏教思想を学んだ人間だから言える事であり、普通の人に淋しいのです。
その淋しさを癒す為に、何らかの依存行動に走った。
そして、一番、言えるのは「楽しくなければ生きている意味が無い」という世間一般的価値観が、過剰に快楽を求める行為に人を走らせる、という事です。
この新型コロナウィルスによる外出自粛ムードの中ですら、ライブハウスに行く者がいるのは、快楽を求める気落ちが抑えきれないからです。
家にこもっていても、ゲームをやったり、出会い系アプリをいじったりしているわけです。

さて、上記の推論が正しければ、肥満を解消するにはドーパミン受容体を増やす必要があります。
その為には、過剰にドーパミンを放出させない事。
甘いものや、しょっぱいもの、脂っこいものを控える。
そして、適度な運動が、適度にドーパミンを放出させるようなので、これはやはり、逃げられない。避けられない。
「ドーパミンの過剰放出が原因」なので、食べ物だけではなく、快楽を誘発する、様々なものを避けましょう。
縄文人みたいな生活で良いのです。
実際、縄文人そのままのスタイルで暮らせ、という事じゃないです。
縄文人並みのシンプルライフで、人は充分なのだという事です。

上記に関連した動画をUPしました。
よろしければご覧下さい。

 

 

 

 

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