マインドフルであることの難しさ | こころと体を整える

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ふとしたことから、座禅、瞑想、ヨーガに取り組むようになりました。
そんなマインドフルの実践を試みる日々のことを綴っていきます。

ここ3週間、朝から深夜まで休みなしで働いていた。
 
忙しくても少しの時間、呼吸に気づいてマインドフルな時間を持つことができれば、平静で、集中力を保った状態を維持できるかと思ったが、そうではなかった。
 
マインドフルでいようとした、ほんの短い時間でさえも、仕事での心配ごとが頭から離れない状態になっていた。
 
マインドフルネスは、心配ごとが心を覆ってしまったときの処方箋と思っていたが、いざ、自分が本当に追い詰められた状態になったときには、意外と役に立たないものだと思った。
 
追い詰められた状況をまず改善しない限りは、心配事から逃れることはできない。心配事から離れることができる状況が土台にあってはじめて、マインドフルネスの実践が効果を持つのではないかと感じた。
 
マインドフルネスの実践により、追い詰められた状況を脱することは難しい。少なくとも、心配事に対して時間的な拘束が長い場合、つまり、リセットする時間がほとんど持てない状況では困難だと思う。
 
時間的には余裕が持てる場合でも、心理的に余裕が持てない場合は同じことが言えるのかもしれない。
 
本当に追い詰められたときに必要なのは伴走してくれる人であり、マインドフルネスは、あくまでその次にくる処方箋なんだと思った。