今Dokiポートレート 〜トキナーAPS-Cレンズ比較 後編〜 | 写真を「もっと」楽しもう!

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耽美的ポートレート
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映像化。

その他、花撮影、スナップなんかをオールドレンズやフィルムカメラで
一味違う楽しみ方を写真とともに綴ります。

みなさん、こん◯◯は!


Laskeyです。


後編は野外撮影です。丁度日が傾きかけて

来て、逆光撮影がしやすい時間帯。


作例はFがフジノン、Tがトキナー、Zが

ツァイスです。(ニッコールはナシ)


モデルは引き続きLUNAちゃん。

F

T

Z


F1.4のフジノンとトキナーは引いて

撮ってもそれなりに背景がボケて

くれます。ツァイスは開放でもF2.8

なので、背景が少し煩く感じます。

ボケとのバランスから見えるモデル

さんの立体感も少し違います。


色乗りはツァイスが一絞り暗い分

乗ってる様に見えるけど、次がフジ

ノンで、トキナー。フジノンとトキナー

の差が気になるか?と言うと調整の

範囲のような気がしますが、ツァイス

の抜けとキレは流石かな。🤔


次に少し意地悪い撮り方。😁

画角に太陽光をギリギリ入れるか

入れないかのところ、半逆光でフレア

の出方をチェック。

F

T

Z


フジノンはフレアが出ると同時くらい

に全面に光が拡散して、コントラスト

が落ちる感じ。APDフィルタの影響

でしょうか? 

トキナー は半円形のフレアが出て、

コレは撮影に使えそう。お値段の割には

かなり検討しています。

ツァイスは絞り2.8のおかげか円形フレアは

まだ出て来なくて、線状の光の差し込み

が出て来て、これはこれでカッコ良い。

コントラストもギリギリ付いてる感じ。

因みに比較なので、フードはいずれも装着

せずに撮りましたが、装着すればそれぞれ

きちんと効果はありましたよ。


次は日陰でストロボ使っての日中シンクロ。

F


T


Z


T f2.0


フジノンとトキナーは玉ボケの形も

綺麗。ハイライトの潰れかたは似てい

ますね。

色乗りは幾分フジノンの方がいいかな。

ツァイスは絞りが効いてる分、背景

ボケは前者2本とは違う感じ。緑の木の葉

が少しグルってるかもしれない。

因みにトキナーをf2.0まで絞るとボケ

感はf1.4とさほど変化無いけど、ハイ

ライトの飛び具合や色乗りは良くなって

来るみたいです。

逆光で帽子の縁に出るパープルフリンジの

出方の違い。

アングルが違うとか、その瞬間の太陽光も

違うから、一概には言い難いし、いずれも

出てはいるんだけど、フジノン、ツァイス

は割と良く抑えられている印象。


そして、ピント面からボケへの繋がり具合

の比較。

ポートレートだとこの当たりのテイスト

を生かせると印象がまた違って来るので

自分は気になるんです。😅

重箱の隅を突くような違いかも知れない

けど、この当たりは先入観と言うよりは

各人気になるか、ならないか?好みで

しょうかね。フジノンは特化してるだけ

あって流石。と思うけどトキナーも

かなり検討している。ぶっちゃけ、

フジノンは中古でも10万円と高価なので、

そう簡単に買え無いことを思うと、トキナ

ーはかなりお買い得かも知れない。😁


そして、最後にフジのフィルムシミュ

レーションとの相性。自分はフジ歴は

浅いので、好みはあっても、この結果が

なんたるかは言えないんだけど、フジの

ヘビーユーザーさんなら次の2枚をどう

見るのかな?




フジノンとトキナーで同じフィルム

シミュレーションで撮ったJpeg撮って

出し。

光線加減の差が公平じゃない❗️と

言われそうだけど😅

それぞれ、いいテイストになっている

んじゃ無いかな?と思うんですけどね。🤗


今回はケンコー・トキナーさんから

場所やレンズをお借りして比較が出来た

訳ですが、それぞれ特徴が改めて分かって

面白かったです。


試してみたい。と言ったら、じゃ試して

みてよ。って事で試させて貰ったから言う

訳じゃないけど、フジノンAPDの描写は

やはりマッタリと言う感じの特徴があり

ます。しかし、もう少しスッキリ撮りたい。

フィルムシミュレーションを生かし

たい。なんて場合、トキナーは個性が邪魔

をしないし、硬い写りでは無いので、いい

選択かも知れません。

AFも写りも安定しているので、安心して

使えます。


ツァイスのTouitは所謂マクロプラナー。

ポートレートで使っていたプラナーの

85mm F1.4とは違う印象を持ちました。

MFのプラナーはピントのヤマが掴め無くて

苦労しましたが、コチラはなんと言っても

AFなので、テンポ良く撮れるのはちょっと

嬉しかったりします。


今回は開放付近の撮影に特化しましたけど

実際には少し絞ってボケと解像のバランス

がいいところ、つまりそのレンズの美味しい

ところを使うとより、写真が楽しめます。


買う前にお試ししたい方は、ワークショップ

なんかに来てみてもいいかもですよー。🤗



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