声とライアー | ライアーと声のヒーリング Leier & Light 霊魂体総てで地上に生きる!

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音楽は自然や宇宙全体の調和と秩序の現れです。

ムジカ・ムンダーナ=天界の音楽を

地に下ろし人と地球を癒やす。

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初めてライアーに出会ったのは治療の現場でした。治療の必要な子どもたちとマンツーマンの音楽療法をしている教室の先生が使っておられたのです。

ほどなく自分がメイン教師として子どもと向き合うことになり教室の備品であるライアー、正確にはキンダーハープを使うことになりました。

健康な子どもたちならばキンダーハープを奏でると耳を傾けて静まる・・・という光景は珍しくありませんが、障碍の重い子たち(いわゆる自閉症の子どもたちでした)はキンダーハープを弾いたくらいではこっちを向いてもくれません。ところがハープの響きに声をのせたとたん、彼らがこちらを向く、どころか私と一緒にしばし楽しく音楽をしてくれるのです。

五音音階(キンダーハープは五音音階)のための西洋(おもにドイツ)で作られた軽やかな歌も試しましたが、彼らが最も喜ぶのは日本のわらべ歌でした。

民族の言葉が音楽になるところ、民族の音楽が言葉になるところという最もシンプルかつ深遠な音楽がわらべ歌だと思います。

そして人の声まして歌声というのは特別なもので、治療を必要としている子どもが必要としているのはまずその歌声で、それを介してキンダーハープの響きも聴こえてくるという風でした。またハープにのせると私の歌声はずっと軽くなり子どもたちにとって最適な響きになるようでした。

 

その後自分の練習のために大きなライアーを手に入れたときも、ライアーと声を一緒にすることは私にとってとても自然なことでした。ライアーが大きな海を創って声を呼び出してくれることもあったし、ライアーが自分から遠い道具のように感じられるときは声が両者を近づけてくれることもありました。声がライアーを助けてくれ、またライアーが声の響きを助けてくれるという感覚でした。よくあるように歌の伴奏としてライアーを使うのではありません。ライアーの音のなかに声を没入させるというか声の中にライアーの音を入れ込むというか・・・ふたつが一緒になった響きはライアーだけでもない声だけでもない、融合し増幅してあたかも第3のものが入ってきたかのようになるのです。そして・・・それは大人をも体の奥深くから治療するもののようでした。そんなことを意図して音楽をしていたわけではありませんでしたがごく最初のころから、「効いたわ~」「じわじわ来てる・・・」と伝えてくれる方が何人もいらしたのです。

 

声とライアー、現在の全ての仕事の原点にこの経験があります。