ヒンメリは麦わらに糸を通して八面体に仕上げられたフィンランドの装飾品です。himmel 「天」が語源です。
階段の天井から糸でつるした宙に浮かぶ正八面体ヒンメリ
私はこの一年ほど、頭の中で神聖な形(円とかレムニスカートなど天界を象徴する)を回すという幾何学ワークをしていて、これが単純に気持ちいいので続けていました。でも正八面体はそもそも地上であまり見たことがない形で、細部や動きを今ひとつイメージしずらかったのです。
それでヒンメリを知った時これだ❗️と思い、作り方を教わり材料を手に入れました。その後は材料の麦わらがなくなるまで作るわ作るわ(笑)愚直に正八面体。
アレンジしたり組み合わせたりすればどれだけでも素敵なモビール装飾品になるのですが、どうしたものか私は明けても暮れても空洞のシンプルな正八面体(ヒンメリの基本形)を悦に入りながら次々と生産しまくりました。
できたヒンメリを日の当たる窓辺に吊るすとゆっくりと回るその影がとても美しく、いつまでも眺めていられました。
寝床の天井に吊るし、朝目が覚めたときにゆる〜く回転する正八面体を見るともなくボケーと眺めていると、身体の芯から癒やされます。
窓を閉め切っていても部屋に流れる微細な気流があるようで、ヒンメリはそれを捉えてなのかいかにも自然に回転するのです。或いは正八面体それ自体に空間の中で自転する衝動があるのかも知れない?などと思ったりするほど動きが優雅なのです。
そして思わぬ時にまた不思議に静止していたりします。
ところで、正八面体は五つあるプラトン立体の一つです。
五つのプラトン立体はその内側に円球がスッポリと入る入れ子の形なのだそうです。
また地水風火では正八面体は、風のエレメントに当てはめられます。
まさしくまさしく。
たしかに正八面体は、自分の中の風通しを良くするのに一役かってくれているのを感じます。気持ちも軽くなりほっこりします。
また私の周りの空間も生きて呼吸しているのだと感じさせてくれます。
プラトン立体のような神聖幾何はただの形ではなく純粋思考を現しています。
人間の思考ではなく、神の思考です。地球や宇宙を創造する力を私たちの目に見えるようにしたものなのですね。
お家の中にそんな「天」を飾って癒やされております。
お陰様で、新しい一年を象徴するこのクリスマスの12日間(12/25〜1/5)に相応しく、お家にも愛の風とゆったりすっきりした時間が流れているようです。
2023年も暮れようとしています。
今年もライアー&ライトをご愛顧いただきありがとうございました。
皆さまがふとした時に、朝遅く現れる太陽や、夜空の星や、舞う雪片を眺められるような、ゆったり穏やかな年末年始をお過ごしになれますように。
音があなたの内に流れる愛の風と共鳴するヒーリング