秋の味覚‼︎ 栗。
アメリカにいながら栗拾いができるなんてなんて楽しいんでしょう。
サラトガのダウンタウンからひたすらのぼってスカイラインブルーバードにある栗林。
この栗拾いは今年で3回目です。
一度は小雨が降る中ぬかるみの中で尻もちつきながらの栗拾い。
あるいは霧が深く誰がどこなのかわからない寒い中での栗拾い。
今まで晴天だった日はありません。
そんな中での収獲だからいつも喜びもひとしおなのですが・・・・
じつは今年も当初計画予定日は雨でした。
”雨でも行っちゃうよ”の栗拾い隊は出発
しかし勇んで行った月曜日が
まさかの”定休日”
えっ?
定休日なんてあったんだ栗拾いに。
事前に下調べをする人が誰もいない栗拾い隊。
のん気ものの集まりです。
そして定休日の月曜日火曜を過ぎて水曜日。
再び栗拾いへのぞむ栗拾い隊
休み明けの水曜日は落ちた栗がたくさん拾えるはず~ともくろんでました。
お天気は初めての晴天でした。
栗林管理人のおじさんが”今年は雨が少ないから不作だよ”と
おっしゃってもこの目で確かめないと納得しない栗拾い隊
どんどん奥まで行っちゃうよ。
秋の栗山は美しい。
しかし、”ないな~。あっても小粒だね~。”と
小さい小粒を何とかひろいましたが
こんなものかねとしぶしぶ帰り支度で下山すると。
お友達が
”あったよー。あったー。
ここは栗が降ってくるよー”
なんと風が吹くとぽたんぽたんと栗が降ってくる木を発見。
この木の下にいると栗が降ってくるなんて!信じられません。
上の方にいっぱいまだ栗がついている奇跡の木
”食べ物が空から降ってくるなんてね。すごくない?”
天候不順で不作の年なので小粒ですがやっぱり落ちたての新鮮さ。可愛い栗。
”栗なくば、落ちるまで待つ栗拾い~まるで徳川家康だわね”
なんて冗談いいながらホクホク顔の私たち。小さいのを選別して大きめを選んだりする余裕も。
そんな喜びいっぱいのわたしたちに悲劇は
突然起こります。
”痛ーーーーーーーーーっ"
わたしのとなりにいた友達の背中に風で落ちてきたイガ栗が激突
”痛いっーーーーーー”
刺が刺さった⁈
あわてて栗をはらってあげる私。
それでもTシャツに針のようなトゲが残っててそれらも抜きました。
まさか、下までいってないよね?とTシャツをめくると、
下着の中にもたくさんトゲが残っています。
またまた抜きました。
もしかして、とさらに素肌の背中を失礼してみて見ると
まだ針先が10本くらい残っていて周りもポツポツと真っ赤。
栗の威力にもう~
びっ栗。突然飛んできた凶器はまるで手裏剣。
”痛いーーまだ痛いよーーー”
私は娘が蜂に刺されたときのことが蘇り
一刻も早く抜かないと栗に毒はないけど痛いはず。
友達も呼んで3人で背中のトゲ抜き。
何故か車にあった娘の毛抜きをとってきて最後の一本までも丁寧に抜きとりました。
友達が人間ハリネズミになったあの一瞬は
忘れられない
教訓
事前にSkylineChestnuts Orchardさんのホームページで営業日を確認しましょう。
栗拾いにはイガ栗が落ちてくることがあります。よい子は
万が一のためジャケット着用、帽子もかぶって行きましょう。
・・・・というわけで、雨のハロウイーンは小さな栗の皮をむく時間もできたし、
突然ブログを書く気も起こったので災い転じて福となし一件落着。
完