去年の年末に久しぶりに沖縄本島に貝拾いに行ってきました。
全2回に分けて成果をご紹介します!
細い小道から空と海と砂浜が見える場所、良いですよね。
西原キラキラビーチでの一枚。
貝の打ち上げは全然なかったのですが、快晴で良い写真が撮れました。
続いて沖縄本島に来た時はいつも行く浜に移動します。
浜についてすぐ、豪華な宿を背負ったナキオカヤドカリに遭遇。トウマキ良いなー。
その近くでは引っ越しパーティも開催されていました。
この浜のオカヤド達は皆良い貝使っていますね。
手強いライバルに負けないようにサンゴ礫を掘りながら貝を探します。
真っ白なネジマガキ。
あまり縁がない貝で、拾うのはこれで3回目くらいです。
前回来た時も拾えたチヂミバショウを今回も見つけました。
図鑑で見るものはもっと彫刻が細かくヒレも大きいので大分擦れているようです。
口が欠けていて惜しいタケノコガイ。
こちらも口が欠けていますがあまり見ない雰囲気のタケノコガイの仲間…!
打ち上げ帯を掘っていたら、見慣れない雰囲気のフデガイが出てきました。
これはレアな雰囲気…!
色鮮やかなチョウセンフデの幼貝。小さくてかわいらしい。
そしてこれは、図鑑で見てからずっと拾ってみたいと思っていた憧れの…!
この日はサンゴ礫が多くて掘りながら探すのが少し大変でしたが、
その分良い貝をちらほら見つけることができました!
ここまでの収穫。
大物。
クロフモドキ、ミカドミナシ、ニシキミナシ
クロフモドキはこれまで拾った中でも最大サイズの11cm!
大きすぎると保管場所に困りますが、これはインテリアにもできそうな感じです。
大きい貝。
ジュドウマクラ、フジツガイの幼貝?、チヂミバショウ
ハナワレイシ、ベニタケ、スジグロニシキニナ、タケノコガイ
上段真ん中の貝、見慣れないフォルムだったので大穴が開いていても拾ってきたのですが、特徴からどうやらフジツガイの幼貝のようです…。
チヂミバショウは今まで拾ったものの中では一番状態が良いかも。
ハナワレイシはこんなに大きいものは初めて拾いました。
中くらいの貝①。
オハグロガイ、ネジマガキ、マクラソデガイ、ナガツクシ
ミツユビガイ×2、ヒモカケセコバイ、ホソジュセイラ、ヨコワカニモリ
マクラソデガイはこれまでで一番良い状態のものが拾えました!
ナガツクシは初拾いだと思っていたのですが、どうやら以前高知でも拾っていたようです。
ミツユビガイは名前のミツユビが残ったものをまだ見たことがありません…。
ナガツクシをアップで。
見た目でフデガイ科だと思って調べてみたらミノムシガイ科でした。
以前高知で拾ったものは?をつけていたのですが、今回ようやくナガツクシと自信を持って言えそうな状態の良いものが拾えました。
近海産の図鑑だともっと濃い色合いなのですが、手持ちの貝は二つとも薄茶色です。
中くらいの貝②。
シオボラ、ハルシャガイ、ハラブトシャジク、シロイボニクタケ
ヒロクチダカラ、コガラシフデ、チョウセンフデの幼貝、ヒシヨウラク
カラフルな並びで見ているだけで楽しいです。さすが沖縄の貝!
シロイボニクタケは口の欠けが惜しいですが初拾いでした。
ヒロクチダカラもこんなに背面の色が残っているものは初めてかも。
チョウセンフデの幼貝をアップで。
3cmと小さいですが特徴的な模様はしっかり出ていて華やかな貝です。
チョウセンフデを小さくしたヒメチョウセンフデという貝もあるようですが、この貝は口がまだ厚くなっていないのでチョウセンフデの幼貝と思われます。
いつか成貝も拾ってみたい!
小さい貝①。
カゴメサンゴヤドリ、クチムラサキサンゴヤドリ、クチグロタマガイ、カタベガイダマシ
?、トクサバイ、マルベッコウフデ、カゴメホラダマシ
左下の貝は薄くて周縁が鋭いので珍しいクルマガイの仲間かなと思ったのですが、一番似ているウスバグルマは深海の貝のようなので打ち上げで拾うのは難しそうです。
陸貝の雰囲気もあるのでオオケマイマイの仲間かもしれませんが、それにしては薄いような…。
小さい貝②。
マンジュウガイ、コベニフデ、フイリクロオトメフデ?、クチベニオトメフデ
トンガリベニガイ、クチグロマクラ、モダマ
フイリクロオトメフデはクロオトメフデっぽい気もするので自信なしです。
トンガリベニガイは色合いのグラデーションがいつみても惚れ惚れしますね。
小さい貝③。
オオシイノミクチキレ?、イササボラ、トゲムシロ、チリメンイモフデ、チョウチンフデ
シモオキコベニフデ、フタオビオトメ、アミメツクシ?、マクラフデ
イササボラは過去一のクオリティです。
そしてフデ/ミノムシガイ系の初拾いラッシュ!
マクラフデをアップで。
上下が紺色、真ん中は濃い黄色でとても映える貝です。
図鑑で見かけてから色合いに魅せられていつか拾ってみたいと思っていましたが、ようやく出会えました。
思っていたよりも小さいのでじっくり探さないと見つけられなさそうです。
背面から見るとマクラガイの仲間のような形をしていて確かに名前通りなのですが、見た目の割に地味な名前な気がしてしまいます。
ちなみに学名「Scabricola olivaeformis」の「olivaeformis」はオリーブの形をした、という意味みたいです。
こんな細長い形のオリーブもあるんでしょうか…。
おまけの二枚貝。
チサラガイ、リュウキュウバカガイ
ニッコウガイ、?、オイノカガミ
オイノカガミは新鮮な合弁です!
久しぶりの沖縄本島での貝拾いは大好きなフデガイ/ミノムシガイの初拾いが多くて大満足の結果になりました。
最近は奄美ばかり行っていましたが、本島の打ち上げ貝もまだまだ健在ですね。
この他にもいくつかの浜で貝拾いをしたので次回はそちらをまとめる予定です!