赤ちゃんが生まれた後
最初は、回数にすると、1日に10回ぐらい、おっぱいを含ませるタイミングがありますね。
こんなに吸うのってぐらい吸います。めっちゃ吸います。
赤ちゃん期は、お口を使って、
おっぱいの他に
自分の手を口に持っていき、
自分の足を口に持っていくようにもなり、、
そうやって、お母さんのおっぱい、自分の身体がどうなっているのか、という感覚の分野を研ぎ澄ませていく時なのです。
そして、息をするが如く、赤ちゃんにおっぱいを含ませたら、、
泉のように、母乳が湧いてきます^ ^
とにかく赤ちゃんが欲しがった時におっぱいをあげていく中で、
妊娠中からのイメージのギャップが
「こんなに痛いものだと思わなかった」
「最初は乳首が傷だらけになる」
というもの。
確かに、聞いてないよ〜っていうぐらい、吸われる圧で乳首が傷つくと言われてますが
本来は、授乳は痛くないんです。
最初は痛いの仕方がないよねというのはないのです。
何で痛くなるのでしょう?
まず一つが
浅く吸われている
おっぱい全体には、乳腺が張り巡らされていて、乳輪部分に母乳が集まり、乳首の先に向かって何本も乳管が通っています。
赤ちゃんが大きくお口を開けたタイミングで、乳輪部分まで深く含んでもらう事で、痛くなく含む事ができます
現に授乳を見させていただいた時、このタイミングを見直すだけでも
「これなら痛くない!」
と含んでもらう事ができています
お口を大きく開けるタイミングを待ちましょう
もう一つが
乳輪が硬い
おっぱいが張りすぎて乳輪まで硬くなっていたり
もともと硬い状態だと、
深く含みたくても滑ってしまうので、浅く吸われてしまいます。
どのぐらいまで柔らかいと吸いやすいのかというと、、
乳首、乳輪共に
耳たぶぐらいの柔らかさ☆
つきたてのお餅のような柔らかさ☆
です
乳輪からつまめるぐらい、伸びやすいと深く含めます
そこまで柔らかくないかなという場合は
こちらからもセルフケアできるので
ぜひ、やってみてくださいね
そして最後に
授乳時の赤ちゃんとの密着度
赤ちゃんが、身体ごと真っ直ぐにおっぱいに向き合っていますか?
大人もそうなのですが、顔だけがおっぱいに向いてると、大きく口も開けられません
赤ちゃんの身体の歪みにも繋がるので、頭と身体全体は一直線に向き合いましょう
そして、横抱き、縦抱き、脇抱き、どの抱き方においても
お母さんのお腹と赤ちゃんのお腹が密着していること
ここまで密着できてやっと深く吸いつけます
授乳クッションなどを使っているけど、赤ちゃんとお母さんの距離が空いてると浅くなってしまいます
ぜひ、意識してやってみてくださいね
これらを気をつけていても
乳首に明らかな傷がないけど痛い時は、
特に針で刺されたような痛み:チリチリするような痛みなどは、
乳首の先にカンジダが発生している場合もあったりします。
赤ちゃんの口腔内にもカンジダが認められたりするため、親子で抗真菌剤の軟膏を塗ったり、治療が必要となる場合もあります。
普段から体を冷やさないようにしたり、
母乳パッドをこまめに変えるなどしていただくと、予防しやすいです
当てはまるかもといった場合は、まず、母乳外来は相談してみてくださいね