家畜とニンゲン | ゆらゆらダイアリ

ゆらゆらダイアリ

あたまと性格とウツをこじらせた一人暮らし女子のダメダメな日々。



これはぴのさんちの裏庭。

こんかいのイベ。
ワールドのSP住人はぜんぜん欲しいとおもわないキャラクターだったから、ログインしたときだけテキトーにランダムクエストでもらえるアイテム取るぐらいでぜんぜんまともにやってない。

ライフのほうはこのまえ始まったばかりのトラックイベで、アイテムもいろいろ欲しいのが多かったから手をつけた。

がちゃで3アカウントとも、座れる木のトンネルが出ていきなり満足。
ぴのさんはもう少しがちゃやったら、狙ってた入れるガラス瓶がすんなり出たから、ものすっごい満足。

あとはメインクエストのクリア報酬のブランコがある植木鉢をもらえればカンペキ。
っておもってたけど。



これねー。


でも途中で数日ログインができない日があったから、もうメインクリアは絶望的。
ぴのさんだけ辛うじて、ラストにかなり課金すればギリギリかなー、ってかんじなので、課金の決意しだい。





きのうと今夜はものすごい寒い。
夜はとくに半袖で外に出れないぐらい。

日曜はまた暑くなるらしいけど。

ゴミをすぐ溜めちゃうお隣のおばさんちから、ものすっごい悪臭が漂ってる。
生ゴミが腐ってるような臭い。
換気扇まわってるときは、そこから濃縮されたような臭いがもわもわ噴きだされてきてるし。

そんなに暑くないからまだ家中の窓は閉まってるのに、おばさんちのそばを通るだけで外の空気がものすごい臭いの。

中はどんなことになっちゃってるんだろう、って、そこからわく虫がうちに来ないかものすごい恐怖なんだけど。
なんどか夫婦でフツーに出かけるとこ見かけてるから、夫婦とも元気で暮らしてるみたい。

外にあそこまでの悪臭が漏れてる家で?
って、ものすごいフシギ。

近所に引っ越してきたらしい家は、家の外のじぶんちの敷地ぶぶんを植木鉢で埋め尽くしてる。
いろいろ木とか草が生えてる大きな植木鉢ばかりなんだけど、そんなに手入れしてるかんじには見えなくて。
さいきんはその近くの地面をゴキブリがうろうろしてるの、いつも見かけるようになった。

こわいよねー。
じぶんちで気をつけてても、近所で虫テロハウスができちゃうと。

叔母さんがこのまえ、わたしの家に来て。
まわりが森と草だらけすぎてびっくりしてた。

うちの玄関のすぐ外の壁に、なんか糸みたいなひよひよした虫がたーくさんいたから、「なにー?」って目を近づけたら生まれたてのカマキリだったし。
わたしは「あ♡カマキリだ♡どこかで生まれたんだねー♡」ってはしゃいだけど、都会育ちの叔母さんは「ぎゃーっ」って悲鳴あげてた。

これ入って来るよ!
って騒いでたけど、カマキリなら入ってきちゃってもぜんぜんヘーキだから、ってわたしが言うと、「え……」って絶句してた。

糸みたいにひよひよしてすっごいちっちゃいのに、ちゃーんとカマがあるからねー。
ベビーカマキリはナマイキなかんじがかわいい。





バイトは「ちょっとだけ働く」つもりが、人手不足すぎてとんでもないことになった。
早朝のレギュラーメンバーはわたししかいないから、早朝帯のリーダーね、って言われたときは、それでもいいとおもったけど。

深夜は男子たちがだれも責任ある立場になりたがらなくて、深夜帯のリーダーもやらされることになった。
基本、深夜は週に2回でいい、って言われたけど、いつのまにか2回以上いれられてるし。
このまえは早朝~午前前半(午前メンバーが遅刻したから)~夕勤~深夜~早朝、っていう地獄シフトになって、朝と夜とその翌朝と3回来たお客さんのレジやったら、「あれ?ずーっとここにいるの?」ってびっくりされちゃったし。

深夜は記憶が保存されなさすぎてなんどでもミステリドラマが見れちゃう、って言ってた68歳のおばさんと、ものすっごい男尊女卑で威張るけど仕事がなーんにもできない(やる気もない)70歳のおじさんと組まされてるから、死ぬほど疲れる。

ミステリさん(おばさんの方)は肉体的な負担がかかる、ってだけで、メンタルがやられるような態度には出られないから、まだぜんぜんいいの。
でも、じぶんはカンペキな人物だと思い込んでるカンペキおじさんのほうは、ミステリさんより作業の負担を強いられるし(だってなにひとつまともにやらないんだもん)、その上メンタルにものすごい攻撃(っていうか口撃)されるから、もう二度と組みたくない、っていうきもちにしかならない。

組みたくない、っていうより、顔もみたくない、っていう「嫌悪」がわくようになって、じぶんにびっくりした。
いろいろ合わない人に対して黒い感情をいだくことはいままでもあったけど、生理的嫌悪みたいなのって、そんなに人にいだいたことなかったんだよね。

感情的嫌悪、というより、生理的嫌悪、みたいな感覚。
そばにいるだけでもうイヤ、ってなるの。
あんまり男尊女卑的な態度がひどすぎて、わたしのほうも「こんなオトコ」に拒絶反応が出ちゃうようになった。

口を開くとわたしをものすごいバカにしたコトバしか出てこない。
仕事でわかんないことを聞くのも、男子には「これどうやんの?」ってタメ口で馴れ馴れしく聞くらしいけど、わたしは「おい」って呼びかけられて、振り向くとじぶんができない作業を見ろとばかりにそこに立ってるだけ。

さいしょはわたしは「どれどれー」ってちゃんと見にいって、おじさんがわかんないことを察して、「これはですねー」って教えようとすると、わたしにやれって態度に出られて、仕方なくわたしがやってた、ってかんじだったけど。
教えて、っていう意味のコトバを吐かない人にこっちから教えてあげる必要ない、っておもうようになったから、「おい」って言われても、わたしはそっち振り向かないで「はい」って返事だけするようになった。

そのままでいると、仕方なくカンペキさんからわかんない仕事をわたしに見せつけてくるけど、近寄られるだけで「わー」って拒絶感がわいちゃってダメ。
近寄られて、ものすごいわたしをバカにした表情と家畜に声かけるみたいなコトバ遣いで話しかけられると、ものすごい意地悪い感情がわいてきちゃう。

わざと教えない、っていう態度に出たくなる。
さすがにそれはダメ、ってじぶんに言い聞かせて、そこまで近寄られると、仕事は教える。
でもちゃんと「教わって覚えよう」なんて態度になってくれないから、「わかるほうがやってくれ」って投げ出されちゃう。

リーダーに任命されたから、責任として仕事をひとつでもちゃんと覚えてもらうように丁寧に説明したら。

じぶんがどれだけ立派に生きてきた人物かなにもわかってない小娘がじぶんに指図するな、っていう意味のことを、ものすごい汚い罵倒調に言われた。

それだけじゃなくて、わたしがどれだけ人としてそのおじさんより劣ってる種なのか、「男とちがって女は屑」「年配とちがって若い女は滓」みたいな意味のコトバをずらずらずらーっと並べたてて何分もお説教みたいなことされた。

ヘイトスピーチのお説教篇、みたいなの。

とにかく、「女」であり、「まだ20代」っていうことを、死ぬほどヘイトなコトバを使って、わたしの人格をカンペキに貶めてくる。
ここまでしなくちゃ気が済まない「年長者&男のプライド」がわたしには理解できなかったけど、わたしの出自なんて知らないのに生まれ育ちのぶぶんまで罵倒されたので(つまりわたしの親までけなされた。じぶんより卑しい育ちにちがいない、って言われたの)、わたし、あたまが真っ白になって。

ああなると怒りっていうのはわかないねー。
ほんとにあたまの中が真っ白、っていうか、「無」になって。

「はい、わかりました」
って、ものすごい冷静な声がじぶんから出て。
そのあと、カンペキさんが丸投げした仕事をただ黙々とわたしがやって。
カンペキさんは帰るときも、わたしには「お疲れ様」とか「お先に失礼します」っていうマニュアル的な声かけもしないで黙って帰って。

早朝に駆り出されてきたバイトの男子がそれ見て「なにあのおっさん、挨拶しないの?」って呆れてたけど、わたし、おじさんに言われたいろんなことはだれにも言わないで黙ってた。

次にまた組む夜は、わたし、もう仕事は教えないでじぶんでぜーんぶ黙ってやっちゃおう、って決めてた。
リーダーの責任も、あのカンペキさんには放棄してもいいや、っておもった。

だけど。

わたしとまた組む前に、こんど新人が入ることになったみたいで。
店長が新人が研修終わったらカンペキさんは切る、って決めたらしくて。

あまりにひとつも仕事ができないことと、わたし以外にもいろいろ態度がひどすぎてお客さんを何人も怒らせてるからねー。

解雇はとうぜん、ってだれもがおもうような態度でしか働いてなかったから、わたし、それを店長から言われたときは「新人さんが来てよかったですね」とだけこたえた。

店長はカンペキさんにも、こんなことじゃ解雇するよ、っていちおう警告はしたみたい。
挽回のさいごのチャンス、みたいなのはいちおう与えたらしいのね。

そしたら。

わたしのこと卑しい育ちとまで言った日の次のシフトで組んだ夜。
カンペキさんが解雇予告にものすごい焦ったみたいで、わたしに「どうかここに置いてくれないか」って頼んできたから、ものすごいびっくりした。

あんなに尊大な態度とってたのに、このバイトを失うと生活がいろいろタイヘンみたい。
このバイトはじぶんには合わないけどがんばってやってる、って言われて。
合わない、っていうより、カンペキにムリ、なんだよね。
ひとつも作業をやれないんだから。
レジすらまともに打てないのにレジ仕事なんてほんとにムリ。

だけど、「あなたにはムリですよね」なんて言えないから、仕事は人によっていろいろ適性があるからカンペキさんが得意なバイトはほかでいろいろあるかもしれませんね、ってこたえた。
うちの地元は高齢者OKのバイトは昼勤から夜勤まで多種あるからねー。

でも、転職はしたくない、って言われて。
なんとかここで働かせてくれないか、って、ものすごいすがるように言われて、わたし、ものすごいびっくりした。
ホンキでがんばります、あなたから仕事をちゃんと教わりたいです、って。

わたしのこと「おい」とか「あんた」としか言わなかったのに、「あなた」だって。

このまえあれだけわたしを卑しいだのいろいろ言いたい放題侮辱してきたのにー。
なんでその「卑しい女」に媚びるようなこと言ってくるのー、ってほんとびっくり。

わたしに解雇の件の権限は一切ないので店長に相談してください、って、わたしはこたえた。
そしたら、店長よりあなたのほうが話がわかるとおもうからあなたに頼んでるんだ、って言われた。

ものすごい卑屈なかんじの態度でものすごいすがられたの。
解雇されたくない、って。
されると困る、って。

解雇される、って決定なんですか?
って聞いたら、いまのままでは解雇、って言われたっていうから。

じぶんが改善すれば解雇されないはず、って言って。
だから、わたしに解雇されないように仕事の指導と店長への口添えをしてくれ、って、ほんとにびっくりするような卑屈な態度で言われた。

わたし、じぶんよりすっごい年上の人にこんな態度に出られると、どうしていいかぜんぜんわかんなくなって途方に暮れる。
そういう態度、見たくないし。
あれだけわたしにすごい態度してきたんだから、それ貫いてよ、そのためのプライドじゃないの?
って、ここで怒りがわいたし。

罵倒されたときよりも、その態度を覆して卑屈にされたほうが怒りがわくもんなんだねー。

わたしの中でも感情が変化して、そのことに戸惑うし、ものすごいめんどくさい、っておもった。
たかが底辺時給で仕事しにきてるだけなのに、なんで「ニンゲンの尊厳」でこんなにモヤモヤしなくちゃいけないのー、って。

じゃあ解雇がまだ決定ってわけじゃないなら深夜の仕事を覚えていきましょう。

としかわたしはこたえれなくて。

なんでもあなたの言うことききます。
あなたに従います。

なんて言い方されたからね。

わたしにはいっしょに働くバイトの人たちの人事に口出す権限なんてまったくないです。
って、わたしはまた説明しなおして。

最低限マニュアルに書かれている作業を覚えるまで仕事を教えることしかできません、って言った。
そしたら、すぐにできるようになるのはムリだから、そこをなんとか長い目で見てくれないか、って言われたけど、いままでみーんな長い目で見てたのにぜんぜんまともにやらないできたのはじぶんじゃんー、って黒い反論がわたしのこころの中でわいちゃう。

でも。
目の前でびっくりするほど卑屈な態度に出られると、もうそういう態度を見たくない、っていう拒絶も湧いて。

ここでわたしが威張りかえしても意味ないし。

人のことを親まで「卑しい」と言えちゃう人なんだから、じぶんの仕事にはじぶんの尊厳をもってやってくださいよー、っておもっちゃう。

こんなふうに態度を豹変できることも、わたしは「こわい」ってかんじるんだけど。
そのことに、もしかしたらちゃんとした反省があるのかもしれないし、それをきちんと読み取る能力はわたしにはないから、仕事を教えてください、って言われたら、わたしはじぶんの仕事のひとつとして「仕事がわからない人にわかるまで丁寧に教える」っていう役目を果たすしかないからねー。

わたしには○○さんがわからないことを教えることしかできません、としか言えなかった。

そしたらねー。

その日。

やっぱり態度はあんなふうに下出に出てマジメなこといったけど。
けっきょく仕事は途中までやるんだけど、途中から疲れて丸投げしてきたのね。

「これは最後までちゃんとやってください」
って言うと、「あれはもうわかんないからあなたやって」って言われちゃったし。

いちおう「あなた」にはなってるけど、「仕事がんばる」気持ちはもうないじゃんー。

って、なんかわたし、ものすごいバカバカしい気持ちになった。

もう動こうとしないおじさんを暴力的に働かすわけにもいかないから、このままじゃ時間内に終わんないのでわたしがやっつけるしかなくて。

それを見てて、「男子よりあなたと組んだ日は仕事が遅いね」って言われた。
わたしが黙ってると、「やっぱりねー、あんたの教え方じゃわかんないんだよねー。教え方がうまい人じゃないとこっちも迷惑だからねー」って言われた。
「あんた」に戻ったよねー。

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「そうですか」
ってだけ言って、わたし、あとは黙ってぜんぶ片づけて。
帰るときに、「疲れた」ってカンペキさんに先に言われて。

「次はもっとちゃんと教えてくださいよ。こっちのクビがかかってるんだから。わたしがやれる仕事だけ教えてください。やれない仕事ばかりやれって言われても、それはあんたの意地悪いところだよ」
ってため息まじりに言って、カンペキさんは「あーあ。疲れるねー」ってぼやきながら帰ってった。

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その次の出勤したときに、カンペキさんのやった作業がものすごいメチャクチャだったから、って、わたしが次の時間帯の人からグチられた。
その「メチャクチャ」を直しきれなくて放置されてたから、仕方なくおなじ時間帯の連帯責任、とおもって、わたしがやり直した。

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そのあとで早朝出勤したら、夜勤あがりのカンペキさんから、じぶんがやらなくちゃいけなかった納品がやれなくて男子にも言えなかったから、わたしにやって、って勝手な申し送りをされた。

早朝はそんなヒマありません、って言ったら「若いんだからそれぐらいできるできる。若さの取り柄は我々みたいな大人の倍働けるってことだけなんだから」って言われた。

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「○○さんと組んだときは倍以上働かされてますが」
って冷静なイヤミだけ返せたわたし、なんか進化した気がする。

だけど。
「女は独身のうちは男並みに働いていいんだからがんばりなさい」
って言い返された。

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店長に人事で口出せる権限なんてわたしにあったら。
すぐに口出すよねー。

「てんちょー、あの人クビにしちゃってー」

って。

わたしにそんな権限なくてよかったよねー。