きょうの太陽から 2013年12月15日 | すずきふみよしの「星の音を聴く」

すずきふみよしの「星の音を聴く」

読むこととはすなわち聴くこと。耳を傾けること。
ホロスコープから「聴いた」ものを、そして感じとったものを、日々丹念に言葉にしていきます。

サビアンシンボルは
射手座23度「新しい国へ入る要件を満たした移民の一団」

このシンボルのキーノート(基調)は
「それがもたらす好機に準備を整えて、経験の新しい段階の方法を意識的に受容すること」

きょうはどんな日?
さらなる知的発達を目的として新たな体験の領域に足を踏み入れるべく生の新たな技法に自身を調整する必要が生じるときです。

個性の復権と自主性の回復のために、また自分自身の天性を際立たせるために周囲との乖離を感じるような環境が必要とされるときというのがきのうでした。自他の線引をしっかりと画定する。あるいはみずからそのように線を引く以前に阻害や隔絶を感じるような事態が生じる可能性もある。いずれにせよそのような状況下で自分の個性がどういうものなのかがはっきりと立ち現れてくるはずで、それが生きていくうえでの大きな力となることだろうという具合でしたが、周りとの違いは見えてきたでしょうか。きょうは違いに馴染みむしろみずからとり込みましょう。

学習手段の一つとして真似するということはとても有効ではあるけれども、過度に対象に同化するのは主体性の喪失にもつながりかねない。だからここで個性の復権を、ということで自分が望もうと望むまいと周囲との乖離を要したわけですが、きょうは両極が統合されていきます。つまり個性を保ちながら真似をする必要が生じるということです。いきなり難題をぶつけられたようで当惑してしまうかもしれませんが、それほど難しいことではありません。きのう画定した線をとり払ってしまえばよいのです。自分が線を引く以前に阻害や隔絶を感じたのであれば、周囲へと積極的に歩み寄ってみましょう。いずれにせよあらためて同化の方向に向かうわけですが、それで自分の個性が失われてしまうことになるのかといえばそんなことはありません。シンボルに描かれている移民の一団はその国に入り居住するに必要な資格をもちあわせていて、さらにしかるべき手続きを踏まえたからこそ入国審査を通過できたのです。対象への同化に積極的な意欲を示し必要十分な条件を満たせば道は拓けるのだということがここでは示されています。そしてこれはなにより知的発達を目的としたものであり、その発達が新たな体験の領域を求めているのだということも、また同時に示されているわけです。環境への順応や変化への適応能力が大いに発揮できることでしょう。積極的に新しいものごとに触れ挑戦してみてください。虚偽や誤りを追い求め現実に打ちのめされる傾向が見られるときでもあります。なにに関心を抱いてなにに同化するのかは正しく見極めなければなりません。