きょうの太陽から 2013年12月16日 | すずきふみよしの「星の音を聴く」

すずきふみよしの「星の音を聴く」

読むこととはすなわち聴くこと。耳を傾けること。
ホロスコープから「聴いた」ものを、そして感じとったものを、日々丹念に言葉にしていきます。

サビアンシンボルは
射手座24度「コテージの門に止まっている青い鳥」

このシンボルのキーノート(基調)は
「自身に対して忠実であり続ける人たちのための、社会環境への統合におけるすべての努力に見あった報酬」

きょうはどんな日?
環境に順応し変化に適応したことについて自身の知的発達の関心に応じた報酬が見込め、またそれを今後の展開の自己資本にし得るときです。

さらなる知的発達を目的として新たな体験の領域に足を踏み入れるべく生の新たな技法に自身を調整する必要が生じるときというのがきのうでした。対象への同化に積極的な意欲を示し必要十分な条件を満たせば道は拓ける。自分の個性を保ちながら真似をするようにして、おととい画定した自他の線引をとり払ってしまおうという具合でしたが、うまく馴染むことはできたでしょうか。きょうは必要なものが手にできます。

個性を保ちながら真似をする。前日は真似をやめて個性の復権と自主性の回復に向かったわけですから、ここでいま一度真似に向かった場合の懸念が生じるのも当然でしょう。しかし移民がいくら移民先でたとえ国籍までも取得したところで民族的な出自が失われることがないように、個性とは国や共同体やましてや小さな集団の環境や規範に自分をあわせていったところで失われるものではないはずです。人間の内面の高潔さとは環境への順応程度で損なわれるようなものではないからです。ともあれ首尾よく真似することを同化のテクニックとして利用できたのであれば、それに対しての報酬が見込めることになります。とはいえ知的発達を目的として新たな体験の領域に入ったという面もあるわけですから、そのうえで得られる報酬ということです。自分の関心を満たすにじゅうぶんなものを手にすることができるでしょう。シンボルに描かれている青い鳥はもちろん言うまでもなく広く一般に幸福の象徴として知られているものです。コテージはここでは単なる私有の小屋ではなく地域共同体の共有施設として用いられているものが想定されています。新しい国に入った移民の一団はその地での共同体の生活に適応し、多かれ少なかれ孤立したところでの連帯感を得ることになります。しかしそれがけっして否定的な意味あいでないということは、いまやよく理解できることでしょう。目的に応じた規模での幸福をどうぞ享受してください。不注意と実行力や実務能力のなさが現れる傾向が見られるときでもあります。手にすべきものを受けとり損ねることのないようにしましょう。