関西びわこ集会
2月4日大津で開催された、大飯3・4号機再稼働を止める「関西びわこ集会&デモ」には、関西圏を中心に遠くは九州からの賛同団体172もの参加があり、会場は満杯、500人を越える人の熱気であふれていたもようです。
グリーンアクション代表のアイリーン・スミスさんの冒頭あいさつでは、2月20日に原発銀座若狭の原発がすべて止まり、4月には北海道の泊原発がストップとなる。大飯原発を止めることがかなめと強い訴えがありました。
小浜の明通寺住職、中嶌哲演さんからは、市民の7割が大飯原発から10キロ圏内に住む小浜の反原発運動の歴史が語られました。最後に読まれた詩が心に残ります。
あとから来る者のために
田畑を耕し 種を用意しておくのだ
山を 川を 海を きれいにしておくのだ
ああ あとから来る者のために
苦労をし 我慢をし みなそれぞれの力を傾けるのだ
あとからあとから続いてくる あの可愛い者たちのために
みなそれぞれ自分にできる なにかをしてゆくのだ」(坂村真民)
南相馬から綾部市に避難してきた井上さんからは、自分たち福島の人間のストレステストなしに再稼働はみとめない、福井も同様に住民のストレステストを申し入れるべきなど訴えました。
このほか各地の代表のリレートークがありました。
舞鶴ピースプロジェクトからは呼びかけ人の村本さゆりさんがステージに立ち、若狭の原発立地圏の近隣都市舞鶴から脱原発のメッセージを発信していくことの意義を訴え、舞鶴のピースパレードで歌った「バイバイ原発 命が大事 さいなら原発 明るい未来」(となりのトトロの替え歌)を歌いあげました。
集会の最後に、決議文を読み上げ、「大飯原発再稼働阻止」の意思を全員一致で固めたのでした。
あとから来るものために
なんとしても止めましょう
(今井葉波 文責)