舞鶴市長さま | 舞鶴ピースプロジェクト

舞鶴ピースプロジェクト

大地に生きる舞鶴岡田中の百姓仲間が集まって   
「舞鶴ピースプロジェクト」がはじまりました

明日未明、ついに若狭原発のすべてが停止します。舞鶴ピースプロジェクト


42年ぶりのこと…


原発ゼロ 未来無限大


持続可能な暮らしを実現していく第一歩として、この日を記憶したいと思います。


私たち舞鶴ピースプロジェクトは、本日、再び舞鶴市へ要望書を提出しに行ってまいりました。


去る10月24日に若狭原発の廃炉と脱原発に関しての署名と要望書を提出しました。


12月にはその回答を舞鶴市から得ましたので、今回はその回答に対して、さらに具体性を持った意見や要望を盛り込み文書をまとめました。


以下その文書を転載いたします。(文書が長いので要望3までで分割し、

続きは次の記事に掲載します)





舞鶴市長 多々見良三様           

平成24220



舞鶴ピースプロジェクト

代表 村本さゆり








暦の上では春とはいえ、今だに冬将軍の威力は衰えず、記録的な大雪に関係各位ご多忙のこととは思います。いつも市民生活への御尽力、ありがとうございます。



さて、昨年1024日提出しました要望書の回答を、同年127日に確かに受け取りました。これを受け、私たち舞鶴ピースプロジェクトは、次の質問、ならびに要望をまとめました。



舞鶴市独自の政策として、また近隣都市との連携、もしくは国や府への要望としても、可能な限り取り入れていただき、市民が安心して暮らせる舞鶴市となるよう心より願います。



なお、前回の要望の回答は各課に及んでいると伺っております。この意見書に対する回答も同様と思われますが、その時は、会見の場を作っていただける様に伺っておりますので、ぜひ文書ならびに口頭で詳しく説明していただけることを望みます。そして、その場がより一層前向きな一歩の機会となるよう願っております。



どうぞよろしくお願いします。











要望1の回答への提案



舞鶴ピースプロジェクトは、原発や化石燃料に依存しない暮らしを目指すため、非電化を含めた代替エネルギーへの転換を、日々の暮らしレベルから実践し、試みています。廃棄するか水に流している糞尿から、発電も可能な調理用ガスと肥料効果の高い液肥を生み出す家庭用バイオガスプラントの設置や、1/2の木質燃料で調理ができる無煙コンロ、反射式太陽熱オーブン等です。その様な暮らしのアプローチから見えてくるアイデアがあります。



エネルギーの変換は、国レベル、府レベル、都市レベルの実践が必要ではありますが、早急に対応するためには、個人レベル、家庭レベル、集落レベル、村レベルと小から大へ広げていくことが無理なく、環境へのストレスもロスも少なく、実現可能と思われます。



1.舞鶴市の地勢からすればかなり有効である小水力や風力を、地域の外灯や防災用の非常用電源として活用してください。



2.海岸線200キロの入り組んだ地形が生み出す、干満の差によっておこる潮流を活かした潮流発電、波の力を利用した波力発電なども、この市における可能性は絶大です。



3.折しも、市の上水道の水源の一本化によって、使用されなくなる旧上水道施設の再利用による小水力発電は、コスト的にも今、タイムリーではないかと思います。ぜひ実現への一考を進言します。



4.舞鶴市でも森林での竹の繁殖の勢いは、他の木々をしのぐものであり、各地域での悩みの種でもあります。しかし、前向きにとらえれば、すばらしく成長の早い再生可能なエネルギー源であります。その竹を燃料とする発電システムを、宮津市が導入されていると聞いています。本市もエネルギー自給の観点から、竹の有効利用を実現に向けて動き始めるときであると思います。



5.路線バスのバイオディーゼル化は今のところ試験中とのことですが、ぜひ実現化を進めてください。



6.これらの代替エネルギーを進め、まずは市の所管する学校、図書館、病院などの公共施設から供給していけば、脱原発のみならず、エネルギー自給都市としての第一歩を踏み出せるでしょう。上記のアイデアを含め、新エネルギーに対する公聴会をできるだけ早く開催し、本市独自の新エネルギー政策を打ち出してください。



7.自然エネルギーに関する、一般にはまだあまり知られていない啓発映画があります。ぜひ市民に対して上映会を企画してください。(※別紙資料参考)







要望2の回答に対して



ライブビデオとインターネットを接続すれば、24時間リアルタイム映像を見ることができます。ライブビデオを原子力発電所のオフサイトセンターに設置することで、家庭からでも現状を把握することが可能です。ぜひ設置するように働きかけてください。







要望3の回答に対して



子どもたちを被爆から守るため、学校給食の放射能測定を独自に行う自治体が増えています。長野県松本市や茨城県常総市のように、国の暫定基準値500Bq/kgよりも低い独自の基準値を設ける自治体もあります。

また、福知山市では市民団体より、放射能汚染のない学校給食を求める請願書が出され検討されています。

1.汚染は各地に広まっており、生産地だけでは食材の安全は保障できません。また測定した結果を公表しなければ、風評被害も抑えられません。本市でも一日も早く、チェルノブイリ原発事故の汚染地となったウクライナの基準である1キロ当たり40ベクレル以下を基準として、学校給食の放射能測定を行ってください。

2.発酵食品を始めとした日本の伝統食が被爆予防に有効とされています。被曝防止のために、和食中心にしたメニューの改善も合わせてお願いします。