誕生日を迎えて1番嬉しかったこと | SPQR

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Cafe and Space

今年もまた誕生日を迎えました。

またひとつ歳を重ねました。

今日は、いつもとたいして代わり映えのしない私の誕生日に起きた少しだけ嬉しかったことをお話します。



誕生日の日の夜、ジムに行ったのですが

インストラクターとジム友と3人だけだったのでまた世間話に花が咲きました。

(私たちは3人の時はいつも殆どトレーニングをしないで、お喋りタイムへと突入します)



実は以前ジムの会員でとにかく私にだけ

寄って来る人がいて、

その人に私は凄く好かれていたんです。

彼女は心に闇を抱えているような人で

かなり内向的なんですが、

でも私には心を開いてくれたんです。


ある時、彼女がレッスン前に彼女に降りかかったある重大なことをカミングアウトします。

それは彼女のご主人が実はゲイだった、

ということ。

トレーニング前にそんなショッキングなことを聞いてしまい、何て声を掛けたら良いか迷いましたが、とりあえず近々ゆっくり話を聞くよ、

と言い、その数日後、彼女と会って話を

聞きました。


その時の彼女は凄く憔悴していて

口数も少なく、

あまりのショックからかそのことについて

色々話すのも躊躇っていて、

逆に私の話を色々聞きたがりました。


お酒を飲んで気持ちが大きくなったのか

もう一軒飲みに行きたいと言い、

話の流れで彼女のご主人をその場に

呼ぼう、という事になりました。


ご主人と合流するやいなや、先程までの

彼女はどこに行ったのか、ご主人に

暴言を吐き、ご主人の頭を何度も何度も殴り付けだしました。

そのお店は私のお友達のバーだったのですが

カウンターしかない6,7人も座れば満席になってしまうような小さなお店。

そこでみんなが見ている前で暴言を吐くは

殴るは、を始めたわけです。

私は彼女の気持ちに寄り添いつつ、

でも少し冷静になるよう促しました。

すると、今度は私が標的に。。。


「あんた、私のこと見下してるんでしょ」

「私がこんな時にあんた自分の話ばかりして。私はずっと聞いてやってたのよ」と。


私は啞然としました。

バーのオーナーである友人も啞然としていました。

友人として、寄り添ってきたつもりだった

けど、こんなふうに思われていたとは。。


翌日彼女から謝罪のLINEが来ました。

でもそこに書いてあるのは自分本位なことばかり。


私は彼女にもうあなたとは付き合いきれません、と告げ、友人関係を解消しました。


そういった一連の過程を知っている別のジム友とインストラクター。

そんな話やら色々な過去の人間関係の話をしている時に

ジム友に「Mちゃんて本当に人が良いよね」

って言われたのです。

私はいつも「お人好し」とは言われるので

あまり素直に喜ばないのですが、

ジム友は私のそのお人好しな性格を

「あなたは本当に人が良いのだ」

と肯定してくれたのです。


人の気持ちに寄り添い、ちゃんと話を聞いてあげれる人なのだ、あなたは本当にいい人なのよ、と。


そう言ってもらえて、凄く自分自身を肯定

することが出来ました。

バカ正直、とか言われた事があるけど

ジム友には、バカ正直なのではない、

本当に優しい人なのだ、と言って貰えた。


誕生日に貰った最高の褒め言葉でした。


いくら損と分かっていても

もう自分本来の性格を変えることは出来ない。

これからも私は人に頼られたら

応えてしまう。

でもそれでいいのだ、それで人間としての

経験値を上げていこう、そう思えた夜でした。