発表会演目紹介⑲ 羽根の禿 | 群馬の日舞・三味線教室 松景久若お稽古ブログ

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こんにちは高崎市で日舞とお三味線のお教室をしております、松景流の松景久若でございます。

お稽古終わりにお話していると、朝起きたままの格好なのに「次出番ね」と言われる夢とか、やった事ない踊りなのに当日とか…そういう夢を見る方が結構いるようです
みんな必死で頑張ってくれている証拠ですね

さて、今日ご紹介するのもかなりの努力家。

【プログラム19  長唄 羽根の禿】

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この春から大学生になったYちゃん。
高校に入学してから、すぐ大学受験に向け動き始め(私は「わーい!合格した!ゆっくりできるー!」でしたが…)。忙しい中お稽古もこなし、見事希望校に合格

実家をはなれても、お稽古には来たいと言ってくれ、とても嬉しく感じます。

Yちゃんが踊る役柄は「禿(かむろ)」。

遊郭で花魁の下につき、身の回りの事などをする花魁見習い。歳は6〜13くらい…今でいうと小学生ですね。
花魁の近くで生活しますから、恋のこと、廓のことも知り、歳には不相応におませ。
普段は遊ぶ時間のない禿ですが、お正月ばかりは遊ぶ時間がもらえます。羽根つきに興じたり、廓づとめの辛さも表現します。

子供が踊る事の多い演目ですが、彼女の希望もあり挑戦
…というのも、大人が表現するのはとても難しい。身体の線も出てしまうし、大人が踊るとわずかな動きに「艶」が出やすい。
あどけなさを表現するのは本当に難しいです

難しい挑戦、当日はどう見せてくれるか…愛らしい禿をお楽しみに

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