発表会演目紹介⑳ 水仙丹前 | 群馬の日舞・三味線教室 松景久若お稽古ブログ

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こんにちは高崎市で日舞とお三味線のお教室をしております、松景流の松景久若でございます。

お花見もしないうちにだんだん葉桜になってきてしまいました…🌸
それはそれで、とてもキレイなのですけれど

いよいよ会まであと少し…演目もあと4つほどとなりました
今日ご紹介するのは、男踊りを得意とする、松景梅之栄さん。


【プログラム20 長唄 水仙丹前】

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丹前…と聞くと、「温泉で置いてあるちゃんちゃんこみたいな??」と思いますよね
その語源とも言われているんですが…

丹前というのは当時江戸で大人気だった湯女の「勝山」が好んで着たものが元になっていると言われますが、その湯女風呂が松平丹後守のお屋敷前にあったために「丹前」という言葉が使われたそうです。

井原西鶴「好色一代男」に
「そもそも丹前風と申すは、江戸にて丹後殿前に風呂ありし時、勝山といへるおんなすぐれて情けもふかく…」
と出てきますが、湯女の「勝山」は今で言うファッションリーダーのような感じで、彼女目当てにやってくる男たちはこぞって彼女の服装を真似たんだそうです。


そんなことで、彼女が好んで着た衣のこと、そこに通う男たち、色々なものに「丹前風」とか「丹前好み」とか言うようになったとか
(勝山はその後、吉原に出てまた活躍し、「勝山髷」なんていう髪型もあります☆)



梅之栄さんにな、伊達姿、華やかな元禄若衆になって踊っていただきますぜひお楽しみに

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