スチャラカでスーダラな日々

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

旧・弘前城復元図
旧・弘前城復元図

弘前城本丸地図旧・弘前城復元図で現在使われていない名称は黒い字にしています。馬出は今の南口券売所がある場所で、本丸御殿は枝垂れ桜が見られる本丸一帯を占めていました。

弘前城本丸の南西に五層天守跡があります。こちらは弘前城本丸 未申櫓跡となります。

築城当初の五層天守が落雷で蓮池まで焼け落ちてから跡地には城内見張りのために未申櫓が建てられました。こちらの未申櫓も既に存在せず石垣だけを残した更地になっています。

元々の五層天守は更に大きな建造物だったので未申櫓跡の石垣は後付で造られました。但し、蓮池から見られる石垣は築城当初の五層天守を支えた石垣が残っています。夜桜で見るには暗すぎるので後日改めて昼間に撮影しました。

弘前城 本丸 未申櫓跡 看板
弘前城 本丸 未申櫓跡 看板

弘前城 本丸 未申櫓跡
弘前城 本丸 未申櫓跡

蓮池とソメイヨシノ
蓮池とソメイヨシノ
弘前城天守閣裏手の枝垂れ桜
弘前城天守閣裏手の枝垂れ桜

弘前城天守閣近くの枝垂れ桜弘前城天守閣裏の枝垂れ桜弘前城天守閣裏手入口に弘前城の史料館が天守閣内部に展示されています。昼間に券売所で入場料を払うと弘前城天守閣内部にも入れます。

史料館には津軽藩の殿様が使った駕籠や石垣から登ってくる敵を石と槍と棒などで攻撃する武者落(石落)が展示されています。夜間に無料開放されている時間は天守閣も閉まっています。

そんな弘前城天守閣入口の目の前に八重紅枝垂れの並木がキレイに並んでいます。ライトアップされている風景は圧巻の景色となります。

ちなみにライトアップの光源が強烈なので、光源を幹の中央に寄せて枝垂れ桜が目立つように撮影しています。

弘前城天守閣の枝垂れ桜
弘前城天守閣の枝垂れ桜
箱庭のような本丸
まるで箱庭のような本丸

本丸の築堤に満開のソメイヨシノ本丸の築堤に満開の染井吉野本丸の夜桜は綺麗にライトアップされていて本当に美しいですね。まるで箱庭のオブジェを見ているようです。

これは実際に観光客が歩いているし、風が吹けば枝垂れ桜がさざ波のように揺らめきます。八重紅枝垂れのライトアップと共にご覧下さい。

かつては本丸全体が武家屋敷でした。本丸の天守台から北側に井戸があり、そこから水を汲んていたようです。

曳家された天守閣の傍に移動した石造りの井戸がありますが、その場所では水が出ません。

旧天守台脇の築堤に満開の枝垂れ桜
旧天守台脇の築堤に満開の枝垂れ桜
弘前城天守閣とソメイヨシノ
弘前城天守閣とソメイヨシノ

弘前城のロゴと天守閣を縦撮り2023年4月14日19時に弘前城本丸へ到着。津軽藩歴代の殿様が居城した弘前城本丸は築城当初に火薬庫へ落雷した5層天守が焼け落ちたので現在見られる3層天守は2代目となります。

江戸幕府からの築城許可が中々取れなくて3層の御隅櫓として江戸時代末期に建築されました。ロシア対策で北方警護と言う名目です。

それでも中々建築予算が捻出できず、格子窓が互い違いに設計されています。幕府の役人が視察に来た時は、みすぼらしい倉庫風の窓が見えるところから案内されたと言う史実が残っています。普段見慣れた長方形の窓は皆さんが見慣れた本来の弘前城天守閣です。

コロナ禍以降、弘前城と書かれたロゴのようなモノがさくらまつりでは天守閣の前に設置されるようになりました。観光客が絶え間なくロゴの前に陣取ります。

弘前城天守閣 ライトアップ
弘前城天守閣 ライトアップ

弘前城のロゴと天守閣
弘前城のロゴと天守閣
弘前城案内図 蓮池
弘前城案内図 蓮池

弘前城二の丸から西の郭へ下る坂西の郭から本丸への坂道西の郭から本丸への坂道 曲がり角本丸へ行くには下乗橋から行くのが近道ですが、敢えて西の郭から坂を登って本丸の入場口がある南口券売所へ向かいます。弘前城本丸の入場は午後5時から無料になります。

さくらまつり期間中は午後8時頃まで有料となるのですが、早咲きで準まつり体制の場合は午後5時から無料で入れます。南口券売所には係員が誰もいなくて近くには警備員だけが独りぽつねんと佇んでいました。

蓮池のある弘前城西の郭から弘前城のある本丸へ行くには少し急な坂道を登ります。今は坂道が緩やかに整備されていますが、藩政時代は急な崖でした。これも惣構えとなっている弘前城の防御です。

皆さんは曳家前にあった弘前城が古来から存在すると思われますが、元々は南西方向に五層天守として築城されました。

築城当初に建築された五層天守は激しい雨と落雷によって火薬庫に火が付いて爆発して蓮池に向かって焼け落ちました。そうした目線で蓮池を見るのも面白いですね。

本丸のソメイヨシノ
本丸のソメイヨシノ
弘前城内濠に反射する桜並木
弘前城内濠に反射する桜並木

弘前城内濠に反射する桜並木 露出オーバー弘前城中濠と周辺の地図空も暗くなり、だいぶ夜桜の雰囲気が出てきました。弘前城内濠は二の丸と本丸を隔てる濠で、濠の水面が低く濠に落ちる築堤の傾斜が急になります。こちらもソメイヨシノが満開で、濠の水面にライトアップされたソメイヨシノが美しく反射しています。

ライトアップされた光源まで内濠の水面に眩しく反射するのは御愛嬌でしょう。ソメイヨシノが散って見られる花筏も美しいですが、濠の水面に反射した風景も美しいです。

右上の写真は少しだけ露出をオーバーさせて撮ったのですが、種々雑多な風景となります。

弘前城の内濠は中濠よりも濠の幅が狭く、築堤も更に急な崖となっています。外敵から場内を守る工夫がこちらでも見られました。

弘前城内濠に反射する桜並木
弘前城内濠に反射する桜並木
弘前城南内門のハートマーク
弘前城南内門のハートマーク

弘前城中濠と周辺の地図弘前城南内門のハートマーク 左外側数年前にソメイヨシノの剪定している方が偶然発見した南内門近くのハートマーク。最初はタダの三角形にしか見えなかったのですが、上辺の三角形が年々ハート形に近づいています。

さくらまつり以外の季節でも変わらずハート形の空間ですが、周りがソメイヨシノに囲まれていると多数の人々を呼んでしまいます。割と女性の姿が多くてカップルも半数近くいてハートの空間を背後に記念写真を撮っています。

ハートマークの空間が見られる場所は公式には秘密ですが、こちらでは実際に自分の足で見つけたので公開します。右上の地図に未申櫓があって、その手前の小さな丘からハートマークの空間が見られます。ちょうどハートに見える場所には、ハートを記した杭が打たれています。

杭から離れると右下写真のようにハートの形が崩れてしまいます。

弘前城南内門のハートマーク 拡大
弘前城南内門のハートマーク 拡大
弘前城二の丸南内門と人々の賑わい
弘前城二の丸南内門と人々の賑わい

杉の大橋と人々の賑わい弘前城中濠と周辺の地図夜の帳が下りる頃、弘前城にある5つの城門もライトアップされました。例によって弘前城の外側を臨む側には四角と三角の銃口が見える穴があり、反対の本丸側には白壁の漆喰ととても印象的な篝火だけが見られます。

この篝火は焚べる木々が本物で、種火はLED照明なので全然熱くない篝火です。色々と趣向を凝らした篝火が面白いですね。

弘前さくらまつりで弘前城に入城する人々の密度が濃すぎて城門の通路と杉の大橋は人々で埋め尽くされています。城門の周りに咲いたソメイヨシノが素晴らしくキレイですね。

南内門から弘前城二の丸になりました。篝火の無い南内門に縦格子窓が1階と2階にあります。こちらは出格子窓と言って敵の様子を伺う窓になります。築城当初は平和な時代だったので、櫓門にキズ一つありません。

弘前城二の丸南内門と篝火
弘前城二の丸南内門と篝火
弘前城中濠に咲くソメイヨシノ
弘前城中濠に咲くソメイヨシノ

弘前城中濠で咲くソメイヨシノ弘前城中濠と周辺の地図弘前城中濠は弘前城三の丸と二の丸を隔てる濠です。弘前城東内門近くからL字形に中濠が続いて観光用の渡し舟が行き交います。この中濠を見渡すように咲くソメイヨシノが綺麗です。

ソメイヨシノは中濠を囲む築堤の斜面に植えられています。三の丸と二の丸を隔てる役目の中濠なので、築堤の斜面は非常に急な崖です。

ちなみに杉の大橋は築城当初、本当に杉で造られていて有事の際には燃やして渡れないようにしたそうです。

敵に攻め立てられる危険の無くなった現在、杉の大橋は高桁の頑丈な橋になりました。

下の写真は地図の杉の大橋の左側から撮った二の丸未申櫓と中濠とソメイヨシノです。ソメイヨシノが未申櫓を隠すように咲き誇ります。

弘前城二の丸未申櫓とソメイヨシノ
弘前城二の丸未申櫓とソメイヨシノ
二の丸と三の丸を隔てる杉の大橋
二の丸と三の丸を隔てる杉の大橋

杉の大橋 手前のお嫁さんソメイヨシノに覆われた杉の大橋満開のソメイヨシノに風情ある杉の大橋は、ライトアップされると高めの橋桁と相まって非常に美しい姿を見せてくれます。そんな場所で夫婦が記念写真を撮っています。杉の大橋に花嫁姿のお嫁さんが絵になったので、撮らせていただきました。

お嫁さんが右前方を向いていて撮影中にタキシード姿の人影が映ってしまいました。多分この方が花嫁の旦那さんなのでしょう。割と細身でカッコイイです。

弘前公園は本当に絵となる風景が数多く存在するので、着飾った花嫁と旦那さんを撮影している光景に出くわすことがあります。杉の大橋もキレイですが、人間を撮るのも面白いですね。

杉の大橋とソメイヨシノ
杉の大橋とソメイヨシノ