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スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

天守閣と夕陽に映る岩木山と枝垂れ桜
天守閣と夕陽に映る岩木山と枝垂れ桜

弘前城天守閣と八重紅枝垂れ弘前城天守閣と岩木山陽が長くなったので日中のような景色で本丸の八重紅枝垂れが撮れました。特に冒頭の天守閣と夕陽に映る岩木山と枝垂れ桜は、歩道の砂利道の向きも相まって夕陽に向かって全てが辿り着くように見える実に神々しい光景です。

後の写真は弘前城天守閣と八重紅枝垂れを一緒に撮ったモノです。天守閣単体では味気ないのですが、八重紅枝垂れと一緒に撮ると味のある風景となりますね。

写真に詳しい方なら分かると思いますが、冒頭の写真は若干俯瞰して撮りました。砂利道の背後に天守閣を見下ろす物見櫓があって、こちらの3階にあたる高さから偶然撮れた写真です。

弘前城天守閣と八重紅枝垂れ
弘前城天守閣と八重紅枝垂れ
弘前城本丸と天守閣の桜
弘前城本丸と天守閣の桜

弘前城本丸 旧天守台と桜枝垂れ桜を下から見上げる弘前城本丸と天守閣弘前城二の丸は三分散りですが、本丸では散り始めです。歩道が砂利道で内濠があるため開花時期が遅くなります。最も石垣工事をしているので、内濠は半分以上埋め立てられています。

本丸は枝垂れ桜が多く植えられているので数少ないソメイヨシノの開花状況をご覧ください。現状満開で散り始め寸前ですね。

以降の記事は千田嘉博のお城探偵より引用。

2024(令和6)年4月現在、天守台と本丸東側石垣の解体修理は、今年度中に残り549個の石を積み直せば完成する。そして2026年に再び「曳屋」をして、天守は天守台に帰還する。そうなれば、もとのように天守を見学できると誰もがイメージする。しかし天守が天守台の上に戻っても、実は誰も見学できない。

天守が天守台の上に戻ったら、建物としての修理を行うために巨大な保護施設で覆い、屋根の修理や耐震補強工事を行う。この間、外からはあまり見えないし、内部の見学もできない。私たちが再び天守を見学できるようになるのは、2033(令和15)年頃になる見込みである。

弘前城の天守内部を見学できるのはあと2年ほどで、その後7年程度は見学できない。工事の進捗(しんちょく)状況によって時期の異同はあるだろうが、天守に入れなくなるのは避けられない。

弘前城本丸のソメイヨシノ
弘前城本丸のソメイヨシノ
弘前城本丸 逆光の下乗橋
弘前城本丸 逆光の下乗橋

弘前城本丸 下条橋表記の擬宝珠柱鶴の坂を登ると南口券売所が控えていました。まだ無料開放される午後5時前なので、一旦下乗橋に向かって往復します。

写真は下乗橋から本丸へ向かうように配置したのですが、実際の撮影は逆側の鶴の坂から撮ったので下から上で撮っています。夕日が差している順光から反対側を撮った逆光の順番です。

観光客や地元の方々も午後5時を過ぎれば本丸が無料で開放されることを知っているので、下乗橋やその周辺では無料で本丸を見物しようとする客が大勢待ち構えていました。

ソメイヨシノの開花が毎年早くなっているので、2023年4月18日時点でも準まつり体制となります。本まつりは4月25日からなので、それまではさくらまつり以外の開放時間となります。

こちらとしては無料で陽が差している間に本丸へ入場できるのは願ったり叶ったりですが、弘前市としては大損にならないか心配です。準まつり体制の期間が満開の確率が高いので、無料見物の観光客が集中してしまいます。

最も観光の柱となるホテルや旅館などは、準まつり体制でも満杯で宿に空きがありません。数か月前に予約しようとしても宿に空きがないそうです。こちらは弘前に正真正銘の実家があるので、宿の世話にならずに地元の観光が叶います。

弘前城本丸 順光の下乗橋
弘前城本丸 順光の下乗橋

弘前城本丸 有料区域告知看板
弘前城本丸 有料区域告知看板
蓮池から見上げる五層天守跡
蓮池から見上げる五層天守跡

現在の本丸と本丸未申櫓跡の位置図西の郭から本丸へ続く鶴の坂蓮池から鶴の坂に続く通り道以前、夜桜で撮影できなかった五層天守跡の天守台が残っているので撮影しました。

撮影場所は右上地図の本丸未申櫓跡と書かれた文字の未申と書かれた部分を通る点線で描かれた鶴の坂です。

ちょうど西日が差してきたので、五層天守跡の石垣を撮影しました。西日は本丸方向に向いて照らされます。

地図の真下が鶴の坂を撮った写真で本丸方向へ坂が急に曲がります。

五層天守跡の天守台は石垣が写真で見られる部分しかないのですが、藩政時代に建てられた五層天守の天守台となります。

しかし1627年(寛政4年)9月の落雷によって火薬庫に火が付いて爆発炎上。この五層天守が蓮池まで焼け落ちた史実が残っています。

五層天守焼失以降、幕府により天守の新造が認められなかったために櫓が建てられました。本丸の南西方向にあったので、本丸未申櫓と呼ばれました。

その際に本丸側の五層天守石垣は櫓が建つ大きさまで部分的に縮小されました。

五層天守時代は、本丸未申櫓跡の3倍近く石垣に広く覆われたものと思います。

蓮池と五層天守跡の築堤
蓮池と五層天守跡の築堤
弘前城 西の郭と蓮池の桜
弘前城 西の郭と蓮池の桜

弘前城 西の郭と蓮池の桜並木弘前城案内図 蓮池弘前城二の丸 南内門から坂を下って西の郭にある蓮池へ向かいました。さくらまつりの時期に西の郭と蓮池で撮影した記憶が無いので、真新しい景色で新鮮な撮影でした。

この辺に植えられているのはソメイヨシノが多く、八重紅枝垂れは少数派となっています。西日がソメイヨシノの上部を照らして雲がありながらも晴天域となっています。

蓮池があるのであまり気温も上がらず、本丸よりもソメイヨシノの生育状況は穏やかで池には花びら一つ落ちていません。撮影方向がちょうど太陽に向いている逆光となっています。ここでは順光の写真が一つもありませんが、それは次のブログで詳しく紹介致します。

弘前城 西の郭と蓮池築堤の桜
弘前城 西の郭と蓮池築堤の桜
弘前城南内門のハート空間
弘前城南内門のハート空間

弘前城二の丸 南内門弘前城二の丸 南内門 裏手夕方前に撮影した二の丸南内門と♥マークの空間を紹介します。夜桜の時はあれだけ人波が溢れていたのですが、夕方過ぎに撮影しても人影がまばらでした。

夜桜の時は♥マークの空間の周りが見えなかったのですが、夕方に撮影すると♥を構成する空間が良く分かりますね。

♥の窪んだ部分にソメイヨシノの枝が延びています。2018年には枝が延びていなかったので、単なる逆三角形でした。

♥マークに見えるようになったのはコロナ禍以降なので、それまでに枝を改良したと思われます。♥の右下に松が目立っていますね。

弘前城南内門のハート空間 拡大
弘前城南内門のハート空間 拡大
弘前城中濠を隔てる杉の大橋
弘前城中濠を隔てる杉の大橋

杉の大橋と南内門杉の大橋と五分散りの桜弘前城の三の丸と二の丸を隔てる中濠には杉の大橋と東門から東内門を隔てる中濠に石橋があります。夜桜の杉の大橋は紹介済みなので、夕方前の杉の大橋をごらんください。

杉の大橋は中濠が深く造られているので、橋を支える橋桁も長くなっています。さくらまつりの時期は橋の下を中濠観光舟が行き交います。

2022年も中濠観光舟を紹介したのですが、2024年現在は中学生以上が1,500円と一昨年より500円も値上げされました。

こうした観光客相手の商売はどの業種も値上げ幅が顕著になります。撮影するだけなら無料なので専ら撮影専門です。

杉の大橋 説明看板
杉の大橋 説明看板
晴天下の三の丸市民広場
晴天下の三の丸市民広場 八重紅枝垂れ

晴天下の三の丸市民広場 拡大弘前市立博物館前の枝垂れ桜また三の丸市民広場にやってきました。こないだは夜桜だったので、日中の八重紅枝垂れは新鮮に映ります。

最初は全体が三角形に見える八重紅枝垂れ。日立のCMに出てくる"この木なんの木気になる木"に外観がそっくりです。

右下の写真は八重紅枝垂れ桜の拡大です。満開ではなさそうですね。八分咲きと言ったところでしょうか?

あとは弘前市立博物館前の八重紅枝垂れが良く映えて見られるので撮りました。ちょうど博物館を覆い隠すようになりますが、背後のレンガ造りの建物が弘前市立博物館です。

弘前市立博物館前の枝垂れ桜
弘前市立博物館前の枝垂れ桜
弘前城追手門 外濠の花筏
弘前城追手門 外濠の花筏

弘前城 追手門と枝垂れ桜弘前城跡 追手門入口弘前城三の丸追手門前にある外濠にやってきました。最初は右下の写真のような雲に覆われた天気でしたが、徐々に雲が薄れて晴れました。

外濠の花筏は太陽の光に照らされると絶好のシャッターチャンスになります。築堤の八重紅枝垂れは満開なので、花筏は全てソメイヨシノの花びらです。

外濠潮流の流れでしょうか?花筏が外濠の縁に沿って張り付くようにまとまっています。花びらが集まってピンク色が濃く見られました。

下の写真でソメイヨシノが映っていますが、既に五分散りとなっています。こうなると葉桜が目立ってしまうので撮影対象にはなりません。

弘前城追手門 外濠花筏
弘前城追手門 外濠花筏
さくら茶(花びら茶)

関山桜茶関山桜茶弘前城 東門前の関山淡いピンク色がかわいらしい桜の花びらが開く「桜茶」。結納や慶事といったお祝いの席でもてなされるお茶ですが、桜茶の入れ方や出すタイミングなど、マナーを意識したいと考える方も多いのではないでしょうか。

今日では桜茶と呼ばれていますが、桜茶とは塩漬けの桜の花びらにお湯を注いだ飲み物です。時は遡り江戸時代、お見合いや結納、婚礼といった大切な祝いの席では「お茶を濁す」「茶々を入れる」という意味につながるので「お茶を飲むこと=縁起が悪い」とされていました。

そこで登場したのが桜茶(桜湯とも呼ばれます)。花が満開に開く桜に見立て、お湯を入れて花開く姿から江戸時代の縁起物として親しまれていたとされています。

桜茶は市販でも気軽に購入できます。多くの場合は塩漬けされた桜茶の花びらが瓶詰めや袋詰めにされており、お手頃なものなら40gで300〜500円くらい、国産でこだわりのあるものなら800円くらいで購入ができます。

桜茶に使われる多くの桜は、濃いピンク色が印象的な八重桜。ほんのり塩気がある味とやわらかな桜の香りが漂い春気分を満喫できます。

結納など桜茶を出す側である時は、結納品を飾り終える頃が桜茶を出すタイミング。タイミングが読めない場合は、相手側のご家族が来られた時に出す流れでもOKとされています。また、お祝いの席で桜茶が出てきた場合は、基本的には飲み切るのがマナー。

桜茶の作り方