墨絵スクールその2 無意識の美 | 食べたり歩いたり

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40代会社員⭐️夫と二人暮らし。平日は仕事がっつり。休みは好きなことを徒然なるままに楽しんでます。
今好きなこと…コーチング/かんたん料理.糖質制限/書道
one ok rock/

11月から通い始めたインテリア墨絵。


有名な作品を模写したり、写真見ながら描いてみるものの、同じ墨を使っても先生の引いた線と比べたら、

趣きも濃淡も奥行きもなくてのっぺりとした感じ。もう子供の落書きレベル…

墨絵は書きたいものをそのまま写生するのでなく、強調して書きたい所によりフォーカスしたり、濃淡で強調したり、省略したり、余白も含めて表現するアート。

先生と何が違うのか
観察して思った事は

①書くスピードが遅い。
先生は考えながら書くのでなく、ほぼ無意識に近い形で手が動いてる感じ。

実際墨が乾かないうちに書き足さないと、うまく濃淡がつけられないので、基本考えて描いてたら遅い。
アートって、偶然と瞬間の産物なんだと改めて認識。


②力が入りすぎ
書こうとすると手に力が入ってしまい、線が単調になって、筆やススキ、段ボールなどで書く良さが活かせてなかったみたい。

手の力を抜いて、偶然生まれる線を楽しむぐらいの心持ちで描いてみることに。

③集中できてない
ものすごい根本だけど、あまりの下手さ加減にこの後額装できる作品なんか描けんわー!っとヤケになってたり、書きたいものが幾つかあって、迷っていたせいか、前回まで書く事そのものに集中できてませんでした


今日は額装前最後のレッスン。
必ず作品を仕上げないといけない訳で

①②③を意識して、かつ電車の中で、書きたいイメトレも済ませて

いざ一枚。


敢えて描こうとせず、手の動くままに
筆やススキを動かす。
考えるスキが生まれないように一気に書き上げると

稚拙ながらも、これまでにない線や掠れ、濃淡が生まれて、一枚目にして作品候補ができた!

それからも何度も同じモチーフを書く事で集中力も増し、スピードもついてきたり、線が洗練されてきて。

こんなに純粋に集中できたのは、本当に久しぶりな体験でした。

「美」って生み出そうとして生まれるのでなく、無意識というか、雑念のない集中できてる状態で生まれるんだなと。

この体感はすごく良かった!

作品にサインし、額装デザインもリクエストして、出来上がるのは2週間後。

楽しみだー!!

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モチーフとして描いた木のモデル
(一番右の木)