マーカの跳ね上がり | ガンちゃんお手柔らかに。

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sesaaブログ 癌ちゃん一緒に生きていこうを引越しさせました。
肝臓ガンステージ4との共存を計り試行錯誤の日常と妻や社会への感謝を綴ったものです。

昨日の検査でマーカの結果から
AFPは減少。
PIVKAh6倍に跳ね上がりました。

単純CTをすぐに取りましたが肝臓の病変は変わりありません。
転移先も考えられますが、何せ数値が過去最高記録を樹立してますので、一気にそんな大きな体積のものができてるとは考えられない。放置している(ランマークで経過観察)腰椎もPETでは光ったが、CTでは未だ確認できない。

なので来週にもう一度マーカの再検査を行います。
合わせて、造影CTも。
CTは全肝塞栓の準備です。

GW中に睾丸が腫れてしまい抗生剤を服用(同じ病院の泌尿器科)してましたが、これがPIVKAに悪戯してる可能性があるそうです。(診察中に言ってましたが、論点は肝機能低下と全肝塞栓の話になってたので忘れてました)
一晩眠って、気持ちを新たに調べてみますとこの抗生剤は長期服用でビタミンKの欠乏症があるそうです。PIVKAってビタミンKの欠乏を示すので非常に関連が疑われます。
なので、マーカの事は一旦忘れて来週の再検査結果待ち。

問題は、肝機能の低下です。
元々主治医は全肝塞栓には否定的でした。
なぜなら、血管への負担が大きいから。
しかし、それは私の肝機能が度重なる動注にも関わらず、常に一週後には復活をしていたからです。
今回、GWの関係で2週開いたにも関わらず低下している事態に対して、全肝塞栓をやるなら今だとの判断です。
これ以上機能低下が起こるともう全肝塞栓はできない。

なので、全肝塞栓を実施する方向で話が進みました。
肝臓への肝動脈を3週間くらいゼラチンで詰めちゃうんですな。
ぞーっとしますよ。

主治医によると、10年くらい前までは、塞栓術というと全肝を対象としたそうです。
肝臓癌は肝内転移が多いので、部分で詰めても意味がないってのが通説だったんですよ。
勿論、技術的に細いカテーテルがなかった事もあります。
それが、部分的に塞栓しても治療効果はあるって事になり、カテーテルを細い物ができるようになったので最近では、局所的に詰めるんですがね。
だから、大丈夫ですよだって。
あんまり慰めになってないですけど。

塞栓の際に詰める抗がん剤もどうするかですが、主治医はシスプラチンかミリプラチン、を考えてるみたいです。

どうあっても全肝塞栓は避けられないようです。
はっきり言って、いやだなぁ。
手術に比べりゃ低侵襲なんだけどさ。
とにかく、肝機能の低下が復活してくれないと話になりませんが。