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多彩な女性というのは魅力的ですね。

今日はマルチアーティスト
ミランダ・ジュライを紹介します。


ミランダ・ジュライ
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パフォーマンスアーティスト、女優、作家、映画監督と様々な顔をもつ
パートナーは映像作家 マイク・ミルズ


パフォーマンスアーティストとして
2008年の横浜トリエンナーレに
出品しています。

映画監督としては
『君とボクの虹色の世界』
という長編映画でカンヌやサンダンスの
国際映画祭において数々の賞を
受賞している実力派。

こちらはまだ見れていないので、
またいづれ…


今回はこちら↓
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〈いままで〉と〈これから(future)
のわたし
ひとりの女性のこれから

同棲4年目を迎えた35歳の女性ソフィーと恋人のジェイソン。
ある日、2人は怪我をした小さな猫を
見つけ、パウパウと名づけて
最期を看取ると決める。
そのことをきっかけとして
2人の心境や生活は
ゆるやかに変化していく。
お互いやりたいことをやろうと、
仕事を辞め、インターネットを解約して、自分の内なる声に耳を傾けて
生きようと決意する。


予告編


喋る猫や月。
動くTシャツ、時間を止める能力など
ファンタジー要素が多いのに
すごくリアル。


思い描いていた大人の自分。
現実の自分。
本当に大人になってしまう前に
なんとかしなきゃという
焦りが苦しくて、愛おしくて
すごく染みました。


ソフィーは35歳だけど、
年齢とか関係なくて
わたしにもそんな時あったし
きっと誰にでもあったはず…
ふとした瞬間に

あれ?わたしこのままでいいのかな?

っていう思い。


そこで、でてくるのは
一般人ジョー・パターリック演じる
ジョーの一言


『それはまだ人生の途中ではなく、
「始まり」の終わりということ』


ジョーの台詞はほとんどアドリブ。
劇中に出てくる、奥さんへの
お手製カードも本物で
ジョー・パターリックという人物が
この作品の中で大きな役割を
担っていたため、
特別にジョーという役を
後から作ったそう。

そして、クランクアップ翌日に
ジョーが亡くなったというのだから
この作品とジョーとの
不思議な関係がまた感慨深い。


ちなみにミランダ・ジュライの
アートワークすべてに共通する、
モチーフが
“自信を持てずに苦しむアーティストの姿”なのだとか

「困難を乗り越えていくプロセスは
とても面白いものだし、
乗り越えた気がしたとしても
それは一瞬だけで、闘いは終わらない。
どの作品も、次のプロジェクトへ通じる
ドアのようなもの。
でも、それに苦しむのは
アーティストだからではなくて、
生きていくうえでごく当たり前の
ことだと思う」

という、ミランダの言葉通り
本作の中でも
ソフィーは困難を乗り越えて
その境地に達する。

決してあからさまなハッピーエンド
ではないけれど、
何かを見つけた主人公の表情から
その後の二人の人生に
希望がみえるラストはなんだか
ホッとして胸がジーンとなります。


人生に迷った時
そんなに考え過ぎなくていいんだよ
って包み込んでくれる
そんな素敵映画でした☀︎