大正常 | みさきのミニ盆栽遊び

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前回のセンシリンの鉢がらみで
もう一つ書くと
センシリンなどのシナ鉢と
時代的に比べられる
常滑の大正常ですが
 
大正常(たいしょうとこ)と
言うのは常滑で大正、
昭和初期頃作られた泥物で
すでに年数が経っていますので
時代が付きシナ鉢と見極めが
難しいと言われてきてますが
 
その見極め方にこれです
っという決定打はありません
落款があればそれがすべてですが
落款がない場合も多く
某鉢職人が言いますには
見る人が見ればわかる
としか言いようがないと・・
 
だってシナ鉢だって
大正常だって
色んな人が関わって作った訳で
土も作り方も形も色々
上手な人もいれば
下手な人がいたかもしれない
シナ鉢だから、大正常だからと
一律に素晴らしい鉢とはいえず
一鉢一鉢の評価になりますよね
 
例えば
これは某鉢職人が売っていた
大正常をどんなものかと
買ってみたという鉢ですが

 
正直この出来栄えには
少々がっかりしたらしいです
 

 
 
もう少し丁寧な仕上げがされていれば
今もっと良い時代がついていたのに
丁寧な仕上げというのは
鉢の表面をきれいにおさえたり
磨いたりすることで
この作業で将来の時代付きは
違ってきます

簡単に言えば
鉢の中側は仕上げが
されていませんので
鉢の表面のような土味は
ありませんよね

 

結局、

判断は土目が重要でしょうが

これは本物のシナ鉢と

大正常をたくさん見るしか

手はないかと思われます


大正常の方が仕上げが

丁寧であるとは言い難く

丁寧であれば逆に

ハケ目は残りません


興味のある方で質問があれば

某鉢職人に聞きますので

どうぞ


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