斜視の手術 in ドイツ パート1 | 今井美範のミュージカルと、4人男子育児と、ドイツ生活と。。

今井美範のミュージカルと、4人男子育児と、ドイツ生活と。。

2010年アメリカ人と結婚してドイツへ移住。ボーフム、ベルリン、ハンブルクと引越しをし、今はシュトゥットガルト在住。2014年に双子、2016年に三男、2019年には四男が産まれ、ほぼワンオペで4人の子供を異国の地で育ててます。子育てやドイツでの生活など発信します。

三男きあのが斜視の手術をしました。

 

その記録のために記事を書こうと思います。

 

まずは斜視の手術に至るまでの話を書こうと思います。

 

息子の斜視は生まれつきのものでした。

 

生まれた頃からもともと目が悪く、生後6ヶ月の検診の時には小児医師から「この子は目が見えていないと思う」と言われました。

 

実際目は見えてはいるのですが、かなり視力が悪く、ほとんどものがぼやけて見えている状態でした。

 

それは今も一緒で、分厚い眼鏡が必要です。

 

眼科できちんと検査をできたのは1歳半ぐらいの時だったと思います。

 

1歳の時に眼科にかかったのですが、機械で視力検査をする事も小さすぎてできず、(これはドイツでのことなので、日本ではもしかしたら他の方法で検査できるかもしれません、日本のことがわからないので、ここは参考にならないかも)他の街への引越しもあり、結局1歳半から2歳ごろちゃんと検査をすることができました。

 

検査の結果、小児遠視ということでした。

 

遠視は「遠くがよく見える目」と思われがちですが、実際は遠くも近くもよく見えていません。

 

きあの(三男)も正にそうで、例えばみんなで外を歩いていて飛行機を見つけて「ほら見て飛行機だ!!」とレノン(長男)が言って他の子供たちが本当だー!!となってても、きあのだけは「どこ?」となっています。

 

そして、近くは近くで見えにくそうで、スマホや手元を使う作業、何か物を書くということを長く続けることができません。

 

そこにきあのの場合は斜視が入って来ました。

 

斜視はピントを合わせようとする時に筋肉をさらに使うので起こってしまう現象です。

 

きあのの場合は内斜視、寄り目のようになってしまいます。

 

内斜視は眼鏡をかけて治る場合もあるんですが、きあのは目がすごく悪いので眼鏡をかけても内斜視が治ることはありませんでした。

 

片目だけ斜視になることが一般的なようですが、きあのは両眼ともに内斜視になってしまっていたので、しばらく補正のため眼帯を1時間ずつ両目につけたりする治療をしていましたが、その効果もほとんどなく、内斜視は治りませんでした。

 

眼鏡の度数は初めは右目+9.5、左目+9でしたが、しばらくして+11と+11にかわり、でもこれがやっぱり強すぎるということで元の+9に戻りました。

 

その後、日本に一時帰国することがありちょうど眼鏡が壊れてしまったので、日本の眼科にかかり眼鏡を作ったのですが(トマトというブランドの眼鏡でレンズも全てが均等に見えるものにしました)、これがよかったのか3歳半ぐらいの時に視力が上がっていて、眼鏡をかけた状態で0.4まで見えるようになっていました。

 

ちなみにドイツで眼鏡を作るときは保険で少しカバーされますが全額というわけではなく大体160ユーロ(18000円ぐらい)かかりますが、日本で作ったメガネは5万円ぐらいしましたが国民保険と子供の医療保証で全額国に払ってもらい無料でいただくことができました。

 

いい眼鏡を無料でいただけたので、日本の技術と保証に本当に感謝しかないです。

 

その後視力が回復したので(斜視はまだ残っています)眼鏡を変えることになり、日本のメガネを使うことができなくなり、今はドイツの眼鏡ですが、薄くあまりできないのとフレームもしっかりサポートされてなく、ずり落ちて来てしまう、そして子供なのでよく転んだりボールが眼鏡にあたったこともありで、フレームが歪んでしまったのですが、それも満足に直してもらえず、今も歪んだ眼鏡をかけていますが、レンズの真ん中に目が来ていないので見えにくそうにしていますし、これでは斜視や視力に問題が出てしまいますが、すぐに手術だったので眼鏡を買うことができず、今に至ります。

 

と、話がドイツの眼鏡の愚痴の方にいってしまいました。。あせる

 

眼鏡選びが本当に難しく、お店によっても違うので、今度違うお店に行ってもっとちゃんと相談にのってもらおうと思っています。

 

話を戻して、その後内斜視が全くよくならなかったので、今後内斜視によって視力の回復が遅くなるのを恐れ、手術ということになりました。

 

手術をしても小児の場合視力の回復と共にまた内斜視になったりしてしまう可能性もあるのですが、今回は手術をするという決断に至りました。

 

これが内斜視がまだある時のきあのです。



 

眼鏡をかけてても少し内側に入ってることがわかると思います。

 

そしてこれが歪んだ眼鏡。😅😅




 

次の記事では手術前日のことを書きたいと思います。

 

では、また!