脚本で観る「グッド・ナース」2022(17) | Mの映画カフェ♪

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映画の感想など



THE GOOD NURSE
2022年 アメリカ Netflix


監督 トビアス・リンホル厶

脚本 クリスティ・ウィルソン=ケアンズ

原作 チャールズ・グレイバー

主演  ジェシカ・チャステイン(エイミー)、エディ・レッドメイン(チャールズ)、キム・ディケンズ、ノア・エメリッヒ他


脚本が「1917」「ラストナイト・イン・ソーホー」のクリスティ・ウィルソン=ケアンズ!という事で、私的に必見の作品


期待を裏切ることなく、いや〜面白かった。ネトフリの配信作品で、一部劇場で公開のパターンでした。


最初から誰が悪いのかわかっているのに

ちゃんと怖い!恐ろしい!

ホラーではないけれどある意味ホラーより怖かった


病気を隠して働くエイミーの

弱いところに寄り添ってくるというかつけ込んでくる

地味で暗くしかし一見良い人そうなチャールズ


自分は被害者であるかのように語る、家族の話のところどころに

性格のほころびが見え隠れします。


次第にエイミーの家庭に入り込むチャールズ


あ〜ダメダメ!と心の中で叫びつつ


一秒も眠くならず(重要!)最後まで目が話せない、至福の鑑賞時間でした。


結局動機が明かされないことでつまらないという感想も読んだのですが


実際に理不尽な事件は世の中にたくさんあって

それが一番怖い。


チャールズの心が読めないことはむしろ効果的で、うまいエンディングと私は思いました。


クリスティ・ウィルソン=ケアンズ

次作に期待大です



2022年10月26日 キネカ大森