No.255 歩いていたら少女が寄ってきて…

先日、約2年間この国に住んでいて初めての経験をしました。

少し考えさせられる出来事でした。


夕方、活動が終わりいつもの道を歩いていました。
市役所や郊外に向かう道のため、割と人通りは多い道です。

ある角に差し掛かったところ、突然少女が寄ってきて、微笑みかけてきて、手を繋いできました。

なんだなんだ？母親か家族と勘違いしてないか？とびっくりしつつも、
まぁこの国の子供はみんな愛想がいいからなと思い、しばらく手を繋いで一緒に歩きました。

角に少女の家族がいて、私はそこを渡って先に行きたいのに、少女は手を離しません。

ん？どうしたどうした？？

と思った時、気付きました。


私はジュースを持って歩いていました。

正確には、ジュースが入っていたプラスチックの容器を。(白色で中身は見えない)

喉が渇いていたので帰り道に買って飲み、家に着いたら捨てようと持ち歩いていたのでした。


少女は、それが欲しかった。

私に微笑みかけていると思ったのは、ジュースを見ていたのでした。

「ごめんね、もう空だから」と言い、手をほどいて先に進みましたが、
なんだか考えさせられる出来事でした。


そういえば、旅行先の他の町でも、買い食いをしていたら子供が後をついてきたことがあったことを思い出し、

もう一度よくよく町を見てみると、食欲旺盛な人達なのに歩きながら飲み食いしている人はあまりいない。

買ってその店先で飲んで食べて道端にそのゴミを捨てるか、(←これね。)
家に着いてから食べる。


…そういうこと？！

そういうことなのでしょうか。

油断していたというか、まだまだこの国のことを知らなかったというか。

日本人の皆様、買い食いをする時は、歩きながらではなく、店内か家で食べることをお勧めします。

まぁ、マナー的にもよくないしね。

☺︎今日のスペイン語☺︎

Se acabó ya. もう空になったよ(もう終わったよ)