ミニマルデザインな空間 | MOMO

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MINIMAL × ORGANIC


授業が本格的に始まって1週間。

教室のデザインは、とてもシンプルだ。
机は、木の天板に真っすぐな鉄の足が4本。 天井も壁も真っ白で、大きな窓から光が入ってくる。




このミニマルな空間がとても気持ちいい。

不要なものが削ぎ落とされた空間にできた余白。
そこにまた遊びが生まれる。

ミニマルな空間とクリエイティビティ。きっと関係があるに違いない。
この場所で何かつくるだけで、いいものが生まれてくるような気がしてくる。







日本だったら、文房具を入れる引き出しを机につけてみたり、壁に黒板をつけてみたりたり、あれやこれや便利な機能で空間を埋めてしまいそうだけど、そういう類いのものは一切ない。小さな便利よりも、スッキリとした居心地の良さを潔く選んでいるような感じがする。



なんて頭では思うものの、シンプルに思考して削ぎ落とすことの難しさを同時に感じた一週間!



今週の課題は、アルファベットの本を作るというもの。「シンプルに、シンプルに」と唱えながらつくったはずの作品は、気がついたら、商店街のワゴンセールで売ってそうなチープな子供向け絵本みたいになっていた。 うーん、、色んな要素を欲張りすぎて、何だかゴチャゴチャだよ。





ミニマルな美しさには、不要なものを削ぎ落とす勇気ある決断がなければならない。 素敵なものは全部詰め込みたいという欲張りな気持ちを抑えて、切り捨てる。 どれも良さそうに見えるものの中から、何を残すのかを決めるのは本当に難しい。 何が一番自分にとって大事なのか、近づきすぎると見えなくなる。

明日からまた新しい1週間が始まる。
たくさん転んで、いっぱい感じて、本質に近づきたい。